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皆様より寄せらせた 栄光の体験記。役にたつお話・・・
 2004年版(1)

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■1 やはり日本一 最高

仕事の都合で 7月 8月は予定が取れず 台風一過の 22日〜23日に須走り口より登ってきました。6月の登山にはあまり記録が少なく心配しながらの登山でしたが7合目の太陽館さんが営業しているとのことで、電話でお願いし 始めての富士登山を私中年真っ盛りの57歳と 婿様31歳(共に初心者)の二人で
長野県飯田市の自宅を朝の6時頃出発 途中高速より素晴らしい富士山に見とれながら9時半ころ須走り口に到着し 小一時間ストレッチまがいなどで過ごし、 快晴の下ゆっくり〜ゆうーっくりと 汗をいーぱいかき 頭へタオルを昔のおばさん結びにして一歩30cm位の歩幅で登って 2時半くらいに到着しました。
 どこかのページで携帯の GPSが良かったとのことで、思い切ってそれだけは奮発したおかげで今どこにいるのか、標高はと ごく正確に表示されたので、暑くて大変だったけれど楽しみに登ることが出来ました。
太陽館の宿の応対の良かったこと、頂上が一歩一歩近づき感動したこと、ご来光 雲海の素晴らしかったこと、お鉢廻りのスリル満点さ、感動 感動の連続。休み明けの今日は足が筋肉痛で・・仕事が忙しいので 詳細についてはまたの機会に

でもこれだけはどうしてもお伝えしたい 私たちみたいな日頃運動不足でも何の知識が無くてもあの素晴らしい感動が体験できたんです
中年のみなさん 運動不足のみなさん 是非トライしてみましょう

■2 人生のラストチャンス  YASAN

バスツアーで参加した71才老男性。11日夕から河口湖口から、短い間かなり強い雨、雷の中ガイドさん先頭で開始、天候も良くなり21時8合目小屋にて仮眠(眠れない事は覚悟)12時再開、前日雪で2センチぐらいの積雪の中4時半素晴らしいご来光を迎えて人生のラストチャンスを満喫、本当にラッキー。初めての快晴の中での登山体験で感じた事。靴は絶対。7,8千円程度のくるぶしまでの物、下りの長いジャリ道にも十分、スッパツも使わなかった、少々のスニーカー程度の物は自分が辛いだけで滑ったりで危険。登り初めから常に大きい腹式呼吸の繰り返し、ガイドさん指示通り1歩ずつのゆっくりで高山病にも罹ら無かったしボンベも不要だったが念のためには1本、水分は多く。気候の変化が大きい、今回フード付き上、下普通のウィンドブレーカー、ゴルフで使っている上、下の雨カッパ、カイロ、タオル、着替え(汗はたっぷりかいた)、夜間登山だったので安全上ランプを首にかけた(LEDランプは明るさが違う)等持参でした、山頂で零度前後、幸い雨に降られなっかせいでしょうが寒さはさほど感じなっかた。途中はかなり岩場の登りは多いし自分のミスがとんでもない事故に、全てに言えますがあくまでも慎重に無理を絶対しない事が自分は樂だしグループにも迷惑を掛けない、という事でしょうか。

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■3 ふじさんとの出会い  Y .Y

 私が富士山に登りはじめたのは今から8年前の1996年からです。
 肺癌にかかり11時間にも及ぶ大手術の結果、右の肺を全部削除しました。そのとき医者に言われたのは『手術は成功しました。』『あなたの肺は健康です。これからはあなたの肺をいじめ抜いてください・・・・。』
『それが健常者と同じ生活ができるようになる道です。』
 退院した頃は100m歩いても息ができなくなるくらい辛かったのですが、1年目には普通に歩く程度の運動ならばできるようになりました。
 この頃から『死ぬまでに一度は富士山に登ってみたいなあ。』
そんな思いから五合目まで車で行き,宝永山の火口までの約1kmに挑戦したところ、気圧は低いし、酸素が薄いことから半分も歩かない所でばててしまい動けなったのです。
 もともと好奇心の強い『私はどうしても火口をこの目で見たい』ということから再度挑戦。普通の人なら40分でいけるところを2時間もかかってしまいました。そうなると今度は7合目、8合目、頂上が目標になり、暇があるたびに富士山に行きました。
 それから2年後やっとの思いで頂上に立つことができたのです。このときは五合目から頂上まで確か9時間くらいかかったと思います。頂上に立ったときには『やったんだ!!』という感動で涙が溢れ出し止まりませんでした。周りに人から見るとたかが富士山くらいで何を感動してるのかと滑稽に見えたかもしれませんね。
 そのときの感動を忘れないために今でも1年に一回だけ頂上を目指します。以来、富士山大好き人間になったのです。
 富士山は第二の恋人です。(もちろん第一は家内です。)
 http://yukioyamamoto.web.infoseek.co.jp/fujisan0.htm

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■4 ★体験記のお蔭で、初登頂できました★
      (吉田・河口湖より)7月10日(土)11日(日)

私;40歳(主婦)  夫(45歳)  千葉県市川市より

とにかく、「富士山に登りたい!!」・・・でも不安いっぱい。この体験記を見つけて、1つ1つ読んで、チェックして実行しました。
私にとって、富士山は見るもので、登るものとは考えられなかったのですが、本当にこの体験記のお蔭で登頂できました。
ありがとうございます。
 登頂できた感動は、何物にもかえがたいものになり、自分のこれからの人生の自信になると思います。

◎特に実践してよかったこと◎
 1)呼吸・・・深くゆっくり呼吸する。腹式呼吸。
 A一歩ずつ・・・ゆっくりゆっくり、マイペースで、歩幅も狭く。岩の高さがある時は、登って、止まって休んで・・。
 2)2本のステッキ・・・私の手となり、足となってくれた。
 3)前日からの十分な水分補給。
 4)前日はよく寝る事!
 5)カッパ・・・雨+風+寒さ対策に大いに役立った。(ノース・フェイスの20000円くらいの)
 6)トレッキングシューズ・・・はりこんで18000円。事前に慣らしておく。疲れ方が全然違う。
 G速乾Tシャツ
 7)リュクカバー・・・雨がふっても中までぬれずよかった!
 8)少し余裕のお金・・・持っていってた手袋も雨で冷たくなったけど、軍手を買ったりできた。あと、あったかい物食べたり。

◎持ち物◎
 トレッキングシューズ・リュック+リュックカバー・ステッキ2本・カッパ・帽子・手袋{リュックに入れる衣類などは、ビニール袋に入れておくほうがいい。雨がすごいと中までぬれる}速乾 Tシャツ・タイツ・フリース・長袖シャツ・替ズボン・下着・靴下・タオル2本・デジカメ・携帯電話・夜用のヘッドライト・ウェットティッシュ少しでOK!ティシュも少しでOK(トイレはついてた)とりあえず、酸素ボンベ(おまじない?)ペットボトル500ml×3本、スポーツゼリー飲料2個、ビスコ、チョコ、ねり梅(無印)、小さいパウンドケーキ(無印)、キシリトールガム、黒飴・・・・・・頭痛薬、携帯用ふき取りだけのクレンジング、化粧水、ファンデーション(年齢的にとりあえず顔の日焼けが怖いので・・笑)

☆登る前
 まず、どこから登るか検討し、東京からだと河口湖の吉田口。新宿西口〜富士五合目の高速バスが便利で安い。
 (予約はしている方がいい) 約2時間半。片道1人2600円。

☆7月10日
 7時45分新宿発、10時10分富士五合目着。 1時間くらいおにぎり食べたり、準備したり。トイレは大きくてきれい。
 11時すぎ、いざ出発!  歩き始めるとTシャツで十分。暑い。七合目まで、休憩しながら、ゆっくりゆっくり、マイペースで歩く。
 急に雨が降り始めカッパを着る。八合目の予約していた「元祖室」まで、雨、風が激しくなり、もうダメ!かと思いつつ、知らない他の登山者に励まされ頑張る。やっとの思いで着いた元祖室(4時ごろ)。ほっとしたと同時に手がしびれてる!ことに気づく。まさか、高山病??それとも寒さのせい?・・・・カッパを脱ぎ、服を着替えあったかくして横になる。
 (次の日の服に着替えておく)・・ベットになっていて、下に敷いてある毛布があったか〜い。
 5時に夕食カレー。スタッフの冗談や、他の登山者の明るさと、体が暖かくなったのとで、しびれはおさまってきた。
 早いが、6時半に寝る。・・・が、寝れないので横になっているだけ。実際は1時間しか寝れなかった。

☆7月11日
 夜、トイレに何回も行った。(1回100円)外に出ると、雨があがり、下界の山中湖、河口湖、街のあかりがホントに美しく、感動!
 夜1時前、山小屋のスタッフが「風がきついため登頂、ご来光は無理です。」とのこと。・・・あきらめる人がほとんどだったが、
 夜2時ごろ「少し風がおさまってます。ご来光は望めませんが・・・」登ろうかどうか迷いながら、結局、私達は4時に小屋をスタート。
 本8合目に奇跡的にご来光ができました。 山の天気はわからないもので、本当に、もう感謝、感謝です。
 あんなに雄大な神秘的なものとは・・・目に焼き付いて忘れられません。
 さて、それから、頂上めざして、ますますゆっくりゆっくり。6時半に登頂! 頂上でおうどんを食べ、あったかくて美味しかった。
 予定外でしたが、お鉢めぐりもできて、最高峰の剣が峰3776Mも行けました。
 9時すぎ、さぁ、あとは下山のみ。須走口。・・・・あまかった。・・・これは本当にきつかった。安心したのと、寝不足がたたったのか、まさか、高山病?頭は痛いし、気持ち悪い、足は膝が笑う状態になるし、どこまで続くのか、終わりなき道・・最悪。
 登る時は、やっと○合目。と喜びもあるけど、下山は○合目とも書いてなく、今どのくらいの所まで降りたのかもわからないので、あれは、標識つけてほしいです!!午後1時、無事下山。

 筋肉痛は4日間続き、5日目の今日ようやくなおりました。・・少しさみしい気もしますが・・。

 富士山登山は、人生そのもの。苦しい、つらい時もあれば、あんなに素晴らしい自然、雄大な景色を見せてくれる。
 また、人と人のふれあい。「ガンバレ〜!」の声に励まされ、勇気をもらう。登山の時は、知らない人もひとつの目標をめざし、がんばる。一体感を感じました。とても、いい経験が出来ました。ありがとう。

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■5 今回富士山初チャレンジの上、登山初挑戦 (26歳女性 吉田口 ツアー)

7/17.18と1泊で吉田口から挑戦。大阪からバスツアーにて参加。大阪22:00発→吉田口5合目著7:30→体調を整え11:00出発→8合目「白雲荘」16:30着→18:00〜12:30迄仮眠→01:00頂上へ向け出発

が・・・残念な事に、8合目到着した時は何ともなかったのに、仮眠をとる為寝ると、数時間後に気分が悪くなり目が覚め、頭痛もする・・・高山病だ
(*編者注)。酸素も吸い、外で風にもあたったりしていると体調は戻りましたが、また上に上がり発病すると怖いし、ツアーなので他の方にも迷惑がかかるので、8合目で断念。

旦那と2人で参加しており、彼と2人白雲荘でご来光を見て、下山する旨を添乗員さんに告げ、同じツアー客見送り、再度仮眠。少し寝過ごし4:30頃起床するとツアーのガイドさんがいる。かなりの強風と雨の為本8合目から引き返したとの事。

本8合目まで行った人の話に寄ると、強風・豪雨の中細い登山道は大混雑。風が吹くたび岩にしがみつくも、身体が流れていくらしい。本8合目でガイドさんの判断に寄り断念。(素人さんが多いツアーなので)

5:00から8合目より下山。下山中もしばらくは、まるで台風中継の様な状態。

ご来光は見えなかったけど、下山中から見た遠くの雲海や後光はとても綺麗だった。

普段全く運動をしないので、8合目まで行けただけでも満足。次回は頂上目指しもう少し体力づくりをしよう。

初めて登ってみて思った事は(
天候不良の場合
1)サングラスよりスキー、スノボ用のゴーグルの方が便利(砂ぼこりや、横なぐりの雨等)
2)思っていたより山小屋の方も厳しく無く、トレイも予想外に綺麗だった。
3)
ヘッドランプも夜間登山の人には必須(8合目で断念したので同じツアーの人に貸したが、今回の状態では無ければ危険だったらしい)
4)
雨具は少しくらい高くても上下分かれているゴアテックスの物。
5)靴も
登山靴を!!
 4).5)は意外と普通の靴だったり、ビニールのカッパだったりした人が多くビックリ
6)多分「2度と登りたくない!!」と思うかと思っていたが「再度チャレンジ!!」と思った自分にびっくり(笑)
7)呼吸はゆっくり、深くを意識していたがそれでも高山病にはなるものらしい・・・お守りの酸素が役にたった

以上、何をどう書いていいか分からないので、上手くまとめられませんでしたが、初めて登山自体にチャレンジした者からの感想です。

(*編集者より:この程度の軽い高山病?は多くの人がかかります。寝たりすると心臓が休んでしまいゆっくり普段の調子で動くと酸素が足りなくなる理屈。運動すると心臓も活発になるので自然に酸素を供給してくれます。だから、8合目であきらめないで歩き出せば高山病?は治ります。小屋の前で体操しながら深呼吸して治れば、山頂を目指す、全然回復しないようなら止めておく、と言うのが良いのでは?)

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■6 来年も挑戦 7/18 須走口 より  C.N

登山者:
(C)30代後半女性  富士登山2度目。(1度目は10数年前。富士宮口) 定期的にエアロビクスを楽しんでいます。
(H)40代前半男性  初登山。 日頃からジョギング他スポーツに親しんでいます。
           
登山口:須走口 日帰り

登山日:18日

登山計画上のプラス要素とマイナス要素

<プラス>
・両者とも体力と脚力はある程度持ち合わせている
・装備に関してはほぼ万全

<マイナス>
・日程上、寝不足のまま登山開始

上記、プラスマイナスを検討し、須走口の駐車場問題もあって、AM 3時出発をAM 1時出発に早め、夜間登山に挑戦しました。少しでも早く出発し、余裕を持ってゆっくり登ろうと考えました。路駐場所から5合目登山口まで約2K.。25分のウォーミングアップ。

1) 5合目〜6合目    
1:30出発。(C)ヘッドライト(H)携帯ライトで登山開始。森の中は足元に気をつけながら進む。
やがて山中湖の夜景が眼下に広がり、(C)登り易さも手伝って快調。
(H)は初登山の為、山道・ザック・呼吸などに気を使い、慣れるまで少し戸惑う。
2) 6合目〜新7合目   
にわかに雲行きが怪しくなり、雨。小屋の前で雨具を整え登り始めるも風雨が強まり、
(C)は急になってきた登山道で疲労が出始める。

3) 新7合目〜本7合目  
4:00着。太陽館前で激しくなった風雨の為、30分あまり待機。ご来光は見られず。
4:40出発。風雨が弱まり、夜が明けてきたので登山再開。
(※ここで疲労を感じたので高山病対策のつもりでコーラを飲んでみました。)
               
(C)ここがとてもきつかった。口から吐いて鼻から吸う呼吸を同じリズムで刻めな
くなり、心拍数が上がってくる。(H)がゆっくりとペースを刻んで登る後を、呼吸が乱れたら足を止め呼吸を整え、また同じペースで呼吸をしながら登るを繰り返す。
               
4) 本7合目〜8合目   
(C)エネルギー補給が必要だが、疲労もあり固形物が入らない。ゼリー状のスポーツ食に救われる。(H)はこまめにエネルギー補給。おにぎりやスナック状の栄養バランス食など。ドリンクは乳酸を溜めにくくするタイプのもの。(C)少し楽になる。(H)を先導に、歩調と呼吸のペースを保ちつつ、確実に登る。

5) 8合目〜本8合目   
 小屋でホットココアをいただき、しばし休憩。元気を取り戻す。いよいよ、山頂だ!
            
6) 本8合目〜山頂    
 6:00出発。吉田口組や下山者と合流し、登山道が混み合う。お陰でゆっくりとペースが刻めた。さすがに空気は薄く、小休憩の回数も増えるが、1歩、1歩確実に山頂に向かっている気持ちで登る。
7:30、ついに山頂。残念ながら山頂は真っ白なガスの中。早々にお鉢めぐり
は断念。
山頂の小屋で豚汁を頂き、休憩。(H)気が緩んだのか、さすがに疲労を感じる。
(C)かなりばてていた。
小屋の方の「明るくなってきたから、今のうちに下山した方がよい」との言葉に従い、

8:30下山開始。

7) 下山道
8合目付近で天候が回復し、眼下に山中湖の素晴らしい展望!あんなに苦労した登山も、下山となればあっという間。晴れてきたが、雨具は着たまま下山道を滑るように下る。富士の稜線がとても美しい。
7合目で雨具もとり、快調に砂走りを滑り降りる。ここまでは下山の疲労は感じなかった。

最後の樹林帯
(C)は森の中を歩くのは好きなので、実は楽しみにしており、歩いてみてとても気に入りました。しかしながら、
この樹林帯の道だけを楽しむのであれば問題はないけれど、6時間の登山と砂走りを飛ばしてきた足には少々負担がかかる。道は狭く、木の根などの段差があり、しかも、結構長いです。
ブル道の方は工事中のロープが張られていました。
11:30、無事5合目着。

感想:
(H)天候には恵まれなかったが、富士の厳しさ、自然の雄大さに触れることが出来た。計画よりも登りの時間がかかったこともあり、余裕をもって行動することと、しっかりとした装備が大切と痛感。

(C)またしても、お鉢巡りを逃してしまったが、夜景を楽しむことが出来た。天候と寝不足の為、登りでは登ることに専念してしまい、登山を楽しむ余裕があまり無かったかもしれない。寝不足は反省しております。

<今回の反省を踏まえ、来年もお鉢巡りを達成すべく、登山する予定です。>

富士山の危険度:
今回、小さな石でしたが、
落石に遭遇しました。上の登山道の方が気づいて声を上げられたので、一段下の私達も、眼下の須走口下山道の方に向かって大声で知らせました。石は登山道を横ぎり、さしかかった下山者の側を転げ落ちて行きました。また、大事には至りませんが、足を踏み外して登山道から滑り落ちた方、装備が手薄な為、山小屋で震えている方・・・・。富士山はがんばれば誰でも登れると思いますが、危険は十分にあります。
きちんとした装備で、余裕をもった計画で、時間があれば少々体力づくりなど、ご準備は万端に!

PS:コーラの効能は・・・よくわかりませんでした。7合目で風雨を避けてじっと座っている間に少し頭が痛くなったので飲んで登ってみましたが、高山病にはかかりませんでした。かかった人が飲まないと
効能は判らない?

■7 登山記 富士宮口から 20代女性

今月の3連休に富士山へ登頂しました。

私(女)は初体験、友人(男)は一度8合目(河口湖口)でリタイヤして、今回が2回目になります。(ちなみに2人そろって20代半ばです)

私達の家(特に友人の場合は八王子なので)からは河口湖口のほうが近いのですが、5合目の標高が一番近いし、友人が河口湖口は一度行ったのでもういいというので、富士宮口から登っていきました。

ちなみに、富士急のパンフレットには富士宮口・三島口となっているのですが、どちらからバスに乗っても同じところから登ることになります。

3連休だったため、昼過ぎには新5合目の駐車場は満杯で、路肩にはたくさん駐車されていて、私達は三島からバスだったのですが、なかなか5合目のバス停にはつかず、私達はバス停から500mぐらい離れたところから歩くはめになり、私達の前に走っていた富士方面から来ていたバスも動けず、そこに乗っていた人達も途中から歩いていくはめになったようで、乗客は誰もいないようでした。
本来は1時ぐらいから登るつもりでしたが、渋滞のせいで到着が1時すぎになってしまい、2時から登ることになってしまいました。

今回私達は8合目の池田館で宿泊しましたが、団体もいたため、私達は一つのふとんで2人寝ることになったのですが、私のとなりは一つの布団で3人寝ていたためちょっと狭かったです。

私はもともと小食なので、朝コンビニで買ったパンを食べていましたが、友人は山小屋で出されたやはり定番のカレーを食べていました。

私がぱっと見た感じでは夕食なしの人がけっこう多く、食堂で持参のものを食べている人が多かったようです。

私は布団に入ってしばらく体が震え始めてなかなか眠れなかったのですが、市販の睡眠薬(ドリエル)を持参して飲んだせいか、なんだかんだ言って4時間ぐらい熟睡してしまいました。宿の方は夜の2時半には起こしてくれると言っていたのですが、私達は1時半に起きて2時ちょっと前から再び登ることにしました。

友人のほうはなんともなかったのですが、私はどうも軽い高山病になったらしく、少し進むと息苦しく、かなり休み(とは言っても立ったままで1〜2分休むほうが多く、腰を下ろして長い時間休んだのは9合目だけですが)ながら頂上へ向かいました。

富士宮口の頂上についたのが4時10分ぐらいだったのですが、ガスが多かったため、ご来光は望めませんでした。(T_T)

富士宮口頂上にある唯一の山小屋で休憩をし、浅間神社と郵便局に行って6時ぐらいから、最高峰でもある剣ヶ峰へ行きました。

風はなかなか強く、あまり視界もよくはありませんでしたが、頂上についてから1時間以上も経っていたせいか、思っていたよりは馬の背の登りはつらくはありませんでした。

私達は帰りは河口湖口だったため、半周だけして下山することになりました。

感想は帰りは思っていたよりもつらかったです。なにより日差しが強く、しかも石がゴロゴロで富士宮口よりも足場はしっかりしていないし、小屋もない。

特に須走口との分岐点から6合目までがかなりつらかった。なにしろ、分岐点から2km先の7合目まではトイレもなく、建物は途中にある非難小屋1つしかないのだから・・・。

そんな疲れた脚に泉が滝からの登り坂。何回か下山客の馬がすれ違っているのを見るとやはり・・・。もちろん、帰りの高速バスは渋滞していたのに関わらず、降りる停留所のぎりぎりまで寝ちゃっていました。

下山後の翌日、私は太ももの筋肉痛、友人はひざの関節と親指に水がたまってちょっと痛いと言っていました。でも、なぜか友人は体重が逆に増えてしまったっていうのは一体・・・。

ちなみに持ち物は水は私はお茶の500mリットルペットボトル、スポーツドリンク500mリットル、エビアン360mリットルと水500mリットルで、友人は2リットルの水でしたが、ちょっと余ってしまいました。でも、1.5リットル以上は飲んでしまったんですけれどね・・・・。

食べ物は友人はヴィダーインゼリーとかのゼリー飲料を5個持っていたのですが、4個あけてしまい、夕食はカレー、朝は残り1個をあけ、それだけでは足りず、頂上ではなんと牛丼食べてました!(ちなみに登山前は5合目でカレーとなぜか大きいサイズのチップスター食べてました)

他の持ち物は睡眠薬と耳栓、タイツ以外はほかの人と同様、レインウェアーとかカメラとか金剛杖とか速乾性のTシャツ(私はユニクロのドライフィットTシャツです)とかフリースです。

友人のタイツは普通のタイツですが、私のはワコールが作っている1万2千円のエキスパートモデルのCW−Xというもので、これをはくと膝関節の痛みは防げるもので、実際、私は膝には痛みは出ませんでした。

下山時は河口湖口は砂走りは当然ないのですが、サングラスはあったほうがいいですね。私はスキーのサングラスでしたが、コンタクトなどをしている人だと大変みたいですよ。

それと私はズボンはかなり裾が長かったのでいいのですが、ぴったしの丈だと下山時に砂利が入ってしまうので、スパッツはあったほうがいいと思います。実際、友人はズボンの裾がぴったりの丈だったため、靴に小石が入ってつらそうでしたので・・・。

酸素ボンベは大きいのを2人で1本使いましたが、吸ったから高山病がすぐ改善されるわけでもないので、気休め程度だと思っていたほうがいいようです。

詳しいことは忘れましたが先週の読売新聞の夕刊(?)を読んでいたら、高山病対策の薬があるようです。(もちろん処方箋必要です)かなり、大きく限られた病院でしか処方されないそうです。

■8 今年こそはと個人登山挑戦 (河口湖口より 60代夫婦)

後悔しない富士登山のお陰で初登頂できました
 H16.7.15(木)晴れ〜H16.7.16(金)晴れ
富士スバルライン登山口 私(60歳)妻(58歳) 宮城県仙台市より
昨年バスツアーによる登山計画するも悪天候による催行中止(無念)今年こそはとマイカーによる個人登山挑戦

出発前日愛犬(18歳)をクリニックに預け荷物を車に積み込み早々に就寝
翌朝4時40分出発(途中朝食休憩45分)川口JC8時50分 首都高大渋滞中央道。高井戸IC10時30分 河口湖町コンビニで夜食のおにぎりとおいなり調達

富士スバルライン5合目駐車場12時30分到着
 アドバイス通り高所順応の為昼食やストレッチ等で70分過ごす 13時40分小御嶽神社に参拝し登山開始
 高山植物を見ながらつとめてゆっくり歩き6合目14時35分到着 ここで富士山安全指導センターに立ち寄り指導を仰ぐ 水の補給と深い呼吸に注意しながら1歩1歩踏みしめ登り

 19時元祖室到着(3250m)夕闇も迫ってきたのでここで宿泊をお願いすることにした 素泊まりで持参の夕食を中で食べていいか尋ねたら快諾してくれた(感謝)(注文したうどんとココアがとてもおいしかった)
 20時就寝 熟睡は出来なかったが目が覚めたときは努めて深呼吸し明日に備える 深夜2回外へ出てみたが夜景と星がきれいでした(急いで歩くと息が切れる)
 0時起床出かける用意を始めたら頂上は寒いしまだ早いと言うことでもう一度寝直す
 大きなザックを預かってもらいサブザックに荷物を詰め替え食べる酸素を飲んで

 1時25分元祖室出発 9合目付近で強風と若干の高山病兆候があり時々酸素を吸引休息を取りながらゆっくりと山頂を目指し念願だった山頂でのご来光を仰ぐことが出来ました(感動)
久須志神社に参拝後休憩所でうどんを食べ体を温めた
ガスと強風の為お鉢めぐりは断念
はがきを出したり登頂記念の小物など購入

 6時20分下山開始 7時40分元祖室到着 預かってもらったザックを受け取り朝食(パン おいなり モロキュウリ等)をすませ8時20分出発 。
 下山道は砂礫で非常に歩きにくく思うように足運びが出来ず殊のほか時間がかかり小御岳神社11時30分到着

 下山時足の親指と膝をいためる恐れがあるのでテーピング サポーターは必需品です
 河口湖畔散策近くの温泉寺で入浴休憩(一人2時間1250円)15時40分出発一路帰路につく 途中事故情報ありSAで時間調整したりすごい雷雨でPA避難 断続的に休憩を取ったりしながら中央道 外環道 東北道 乗り継いで翌2時30分無事帰宅(全工程走行距離1007km)

 富士登山の準備として毎日近所を散歩したり近くの山(蔵王山 栗駒山なで)へ出かけ基礎体力をつけるよう心がけた。また出発前に後悔しない富士登山HPで情報収集 準備万端整えて出発したのが成功の秘訣と思っております。
 有難うございました

■9 富士山初登頂  (須走口より 女性2人)

はじめまして、もうすぐ40に手の届く元同僚同士の女二人組み....です。富士山には、いつか登ってみたいと思っていた まさにそのとき、元同僚の彼女が「今年の夏、富士山に登ってみない...?」と言われ2つ返事でokしたことが、私達の富士山登頂への第一歩でした。何をどうしたらいいのかわからず 色々なHPを参照しました結果、こちらのHPに書いてある一つ一つが、解りやすく丁寧だったので参考にさせていただきました。各コースの特徴や持ち物等どれもとても参考になりました。そして、コースを検討した結果、私達は須走口から登ることに決めました。

2004.07.23のお昼に須走口新五合目を出発(12:00ごろスタート)ゆっくり、無理の無いよう登り、大陽館に到着したのは7.23 pm4:30頃でした。天気は少し曇っていたようですが、時々 顔を出す太陽を横目に見て、汗をいっぱかきながら、また、足元の高山植物にも目をとられながら登山を楽しんでいました。
大陽館に到着したとき、山小屋のお兄さんとお姉さん達が、明るい声で「お疲れ様!」とにこやかに出迎えてくれたときは、ほっとしました。てきぱきと気持ち良く対応していただいたので不快な気持ちはなかったです。

翌日は、am4:00に小屋を出て途中で、ご来光を見て感激し、うっすらと青く広がる雲海を下に見ながら頂上を目指しました。私達は、本当にお天気に恵まれたらしく、早朝でもフリースを一枚はおっただけで防寒用の雨具は使用せずに済みました。
なんとか、かんとか他の登山者の方たちの声援を受け山頂に到着したのは、7.24 am10:50でした。頂上目前で、気分が悪くなった私とゴールしてから気分が悪くなった元同僚は、お鉢回りをする予定でしたが残念ながら断念しました。
2時間ほどを頂上で過ごし、pm1:00下山開始 あっという間に大陽館に到着、5分ほど休んで再び出発、須走口新五合目に到着したのはpm4:00丁度でした。

夜、7合目から見た下界(私達が登ってきた道)を見て、よく登ってきたなぁ~、そして なんて綺麗なんだろう 雲の切れ間からうっすらと見える下の明かり この風景は、なんとも言えず魅了されてしまいました。

山頂まで行くのは、本当に大変ですが、これに耐え登りきれたらどんな辛い事も耐えられるかもしれませんよ(ちょっと、オーバーかな?)
登ろうかどうしようか迷っている方、是非、登ってきて下さい。

今回、山頂で ブロッケン現象が見られたそうです。何か、大自然が起こすめずらしい現象を体験できるかもしれません。

初登山で失敗したなぁと思ったのは、私の場合は飲料水でした。 スポーツ飲料を1L持って登ったのですが、疲れきった体と空からに乾く口と喉には、甘すぎて味もとても濃く感じられました。これで、具合が悪くなるかもしれません。もし、スポーツ飲料をお持ちになるなら お水で3倍ぐらいに薄めてお持ちになるといいかもしれません。やっぱり、お水が一番いいように思いました。

最後に、色々な情報を解りやすく提供くださってるこのHPの管理人様 無事、初登頂に成功いたしました。ありがとうございました。

■10 恥ずかしながらの失敗談 (須走口 小屋泊)

家族4人で。私(41歳) 夫(41歳) 娘(13歳) 息子(11歳)

今回私は4回目の富士登山で、登頂成功したのは2年前の3回目 河口湖よりの1度だけでした。
全てで高山病になりましたが2年前の成功で自信が出来たので、今回も楽に成功するハズ!でした。

最初の計画では7合目の大陽館(高山病に対して親切なイメージ)か、体調が良ければもう1つ上の美晴館に泊まる予定でした。
しかし、余裕持って5合目を12:30に出発した(そもそもこれがいけなかった)ので、ものすごく早く山小屋に着いてしまいました(美晴館にも4時前頃) 
ここからの判断が失敗
初日にたくさん登っていれば翌日が楽になると・・・。これは元気な主人の言い分。
時間の許す限り登ろうと、強行され(泣) とうとう本8合目の江戸屋まで行ってしまいました。
夕食のカレーライスは普通に食べられましたが、やはりなってしまいました!高山病に!
2年前、小4で元気に登頂した息子までも!
寝ると呼吸が浅くなり、とたんに頭痛が襲ってきます。今回はいろいろ試みましたが回復しませんでした。

結局、主人と娘は希望通り山頂で御来光、火口も覗いてきたそうです。
私と息子は、江戸屋前で御来光を拝み 下山しました。

今回の経験では、山小屋でちょうど「電通富士登山」と一緒でその人々の親切な対応にものすごく感謝しました。見知らぬ「高山病親子」にこんなにも救いの手を差し伸べてくれて、息子にはこの出会いが将来プラスになればと思っております。

高山病対策で低い山小屋にするか、翌日に山頂までの距離が短くて楽な高い山小屋にするか・・・この判断は難しいですが自分の体調で決めるしかなさそうです。
こんな失敗もあるという事を皆さんにお伝えしたくて・・・これから登る方々、私の分まで頑張ってください!

 ☆ きっと来年 再挑戦します! ☆