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皆様より寄せらせた 栄光の体験記。役にたつお話・・・
 2006年版(1)

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■1 初登山なのに無謀にも富士山を登りました

本格的な登山経験は全く無く、いろんなお店の人やHPをみて予習し7月16日8時集合の新宿出発のバスツアーに参加してみました。

8:00 新宿を出発 大渋滞で車に酔いました。12:00 5合目到着。各自で昼食後 
13:00 5合目を目指して出発、登りのはずがなぜか下り、、、天候曇りのち晴れ、暑くって短パンで登りました。
17:00 8合目山小屋(白雲荘)に到着。ポカリスエットを1リットル飲んでました。荷物を整理しポカリの500mlを山小屋で買い水筒へ補給。(山小屋のカレーライスかなりおいしかった)
18:00 寝床へ、、、やはり交互に寝ました。暑いのと、寝ているときに高山病にかかり何度も起きました。(耳栓は大正解です。寝るときは薄暗かったのでパンツとTシャツで寝てました)
0:00 辺りが騒がしくなり目がさめると外は強風と雨。雨具を用意して 0:40出発(ここでリタイヤしている人もおられたようです)
2:40 たぶん9合目くらい(意識は朦朧としてきました)
3:40 人がいっぱいで進めずペースダウン。(めまい、眠気、頭痛、寒気、空腹と極限状態でした) 下を見ると登ってきている人のライトの明かりがきらきらと見えとても幻想的でした。
3:55 最後の階段(意外と高い階段でした。1歩一歩上がるのが精一杯)
4:00 山頂の山小屋へ到着。雨は止まず、あたたかいトン汁(金額覚えていません、、、)を頂きました。(寒くてカイロを出しましたが酸素が薄いせいかあまり温まりませんでした)
4:30 ご来光は諦め下山道へ 永遠と続く下りの道、今まで登ってきた登山道を横目にゆっくりと富士山を楽しみながら降りてきました
7:45 なぜか登り道、、、そういえば登山道の最初は下りだったことを思い出す。(案内人に「もう一度登ってみたいと思いましたか?」と聞かれ、答えに戸惑いました)
8:30 5合目にやっとの思いで到着。

私なりに持っていったものを整理してみました。本当に初心者の方にご参考になれば良いですが
1. 登山靴(モンベルショップで定員さんに選んでもらいましたので足の指がさほど痛くなりませんでした。下山時スパッツがかなり汚れていました。砂、砂利防止に必需品と思いました)
2. 雨具(高価なゴアテックス製の物をネットオークションで安く手に入れました。) 3.体にあった軽いリュック(持っていた物に腰ヒモを付けてみました。荷物の重さを肩だけに負担させない為と下山時の縦揺れを防止する為腰ひも付きが良いと思います)及び防水用リュックカバー (ショップに売ってあったのは外側だけのカバーでしたが、背中までかぶせる事の出来る物をネットオークションで買いました)
4. 水(スポーツ飲料水を1リッターを持っていき、山小屋で500cc(500円)を買いました)
5. 杖 (2本持って行きバランスも取りやすく、膝への負担も少なかったように思えました)
6. 日よけのつば付き帽子 (麦わら帽子)
7. フリース、セーターなど軽い防寒着 (フリースを持っていきました)
8. 懐中電灯(※パナソニックのオキシライド乾電池は豆球には使ってはいけないと書いてあるのに使ってしまい。あっという間に球が切れて真っ暗のなか山頂を目指しました)
9. 運動しやすいパンツ (切り離して短パンにもなるパンツで登りました)
10. 薄い長袖シャツ(汗を吸い取りやすいスノボーで使っているものをきてました)
11. つるつると滑りの良い薄手の化繊の靴下(百均で5本指のを買いました。指と指の間の汗を吸収してくれて快適でした)
12. 厚手の靴下 (ショップで買いました)
13. できれば汗を発散しやすい、ダクロン製の下着
14. 手袋(岩場を登るときの軍手と、防寒用にスノボーのグローブ)
15. タオル(一枚)
16. ビニール袋(百均の圧縮袋用意。濡れた衣類を入れました)
17. ポケットティッシュ(2パック)
18. 防寒用の毛糸の帽子(夜は冷え込みますので必要と思いました)
19. 日焼け止めクリーム(汗を拭きながら登った為、日焼け止めがとれ、逆パンダになってます)
20. サングラス(視界が広く砂塵が入り込まないタイプを持っていきました)
21. ゴーグル(スノボー用を持っていきましたが使いませんでした。視界が狭くなってしまいます。ホームセンターなどに売っているもので良いと思いました)
22. ホカロン (山頂で使おうと思いましたが空気が薄いせいかあまり温まりませんでした)
23. 耳栓(山小屋で仮眠取る時必要です。人の出入りやいびきがうるさいです)
24. マスクやバンダナ(砂塵よけの為ですが息苦しくなるので使いませんでした。下山後鼻の中は真っ黒でした)
25. 消炎スプレー(スプレーは匂いがきついので山小屋では匂いの無いシップを貼りました)
26. ウエットティッシュ
27. 食料品 (山小屋の夕食やお弁当は男性には少なすぎるかも、食欲が無かったので液体の栄養補助食品を飲んでました)
28. チョコレート、バナナ、飴などのお菓子、ゼリー状のスポーツ飲料
29. ゴミを持ち帰る袋 (リュックにぶら下げてました。結構ごみが落ちているので拾ってました)
30. 軽いカメラ(携帯電話がありましたがリュックから取り出す気力すらありませんでした)
31. 携帯電話(au使えそうでしたが気力が無く通話はしませんでした)
32. 酸素ボンベ(持っていきましたが、頼らず腹式呼吸を一生懸命していたら楽になりました)
33. 傷絆創膏(使いませんでしたが、靴擦れ防止などのタイプも持っていきました)
34. お金(2万円と500円硬貨二枚持っていきました)

 (HPのチェックリストにあるものを殆ど持って行ったわけですね(^^))〜〜編集者]

■2 13〜14日で登って来ました。 Oさん

富士登山の準備をする際に、ココのサイトは非常に役にたちました。
登山方法は人それぞれですので、自分が登ってきた一例をご報告します。

今年で3回目の富士登山となります。
(2005年の4の体験記の者です)
今回も以前と全く変わらず、夜行日帰りで計画しました。
今回の最大のネックは天候が良くないということです。
去年は快晴で全く問題ありませんでした。
本当は金土(14〜15)で計画していましたが、急遽前倒しして木金(13〜14)で登りました。

20:40 スバルラインの駐車場を出発
21:20 安全指導センター
22:20 花小屋
22:40 7合目トモエ館
22:58 鎌岩館
24:05 8合目太子館
24:16 蓬莱館
24:40 白雲荘
25:35 本8合目富士山ホテル
27:30 頂上に到着
本8合目まではとても快調です。
その後がペースダウンしてしまいました。
今回は去年の失敗(強風のため凍えていました?!)を考慮して、防寒着を1枚余分に持っていきましたが使わずじまいでした。
念には念をの対策です!!

頂上は雲が多く、なかばあきらめていました。
千載一遇のチャンスを生かし、なんとか御来光も撮れました。

トータル登りは約7時間、下りは約3時間でした。
皆様も是非トライしてください!!

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■3  「3度目の登頂」 30歳・女

7月8〜9日にかけて登ってきました。3度目の富士登山です。

 13:00 五合目到着 
 15:00 登山開始

 6合目あたりでもう、息苦しくなっていたのですが不思議とそれ以降、高山病もなく万全の体制で望めました。
 これは半年間、スポーツジムに通い続けたことと、前日ぐっすり眠れたこと。
 それと、あくまで小股のペースを貫いたオカゲだと思われます。常に「小股で、小股で」と意識しました。

 また、天気は霧。涼しいくらいの気候でした。

 19:00山小屋に到着

 今年は八合目後半の「元祖室」でお世話になりました。
 素泊まりにし、その時食べたかったカップラーメン(600円)を食べました。
 
 布団は一人一枚。ゆっくり休めました。

 01:00 起床
 02:00 出発

 ツアー団体も多く、登山道は大渋滞。何度か止まる事もあり、かなりのゆったりペースでした。

 04:00 登頂

 登山道渋滞のおかげで、9合目手前より空が白んできましたが、なんとか到着しました。

 しかし、楽しみにしていた頂上での御来光は、雲とガスで見えず。
 御来光が拝めなかったのは、初めてでした。
 しかし、時折切れる雲の間から覗く光りはオーロラのように揺れ、幻想的でまた一見の価値がありました。


 05:00 下山開始

 しばらくして雨になり今回の目的の一つであったお鉢巡りも、体調的には万全だったのですが、断念しました。
 雨は下山7合目あたりまで降り続けました。
 下山は一気に下りずにゆっくりペース。雨のため砂が濡れ、膝が余計に痛みました。膝のサポーターがあればよかったと思いました。
 下山道の広いところでゴミ袋を敷き、足を伸ばして休みました。大分ラクになりました。
 
 09:30 五合目到着。
 帰りのバスの予約が混み、14時になってしまったのでその間の過ごし方に困りましたが、安全センターでお世話になりました。

 今回はあまり天候には恵まれませんでしたが、また違う富士山の表情を見せてもらった気がします。とても楽しかったです。
 また、準備・装備は万全にしてやはり正解でした。一度購入すれば、毎年買う必要もないので、気楽です。またすぐにでも登りたい気分です。 

 そして次回はぜひ、お鉢巡りで360℃の眺望をまた、楽しみたいと考えています。

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■4 家族の富士登山記(下りでバテた五十路の夫婦)

 私にとっては中学生の時以来、2度目の富士山ですが、来春、家族でネパールトレッキングを計画していることもあり、五十路を過ぎた夫婦と、小学3年の息子、中学1年の娘、それぞれの体力と高所適応力を計るべく、富士登山に挑戦しました。梅雨明けが遅れて、雨模様の天気が続いた7月21日、埼玉の家をクルマで出発。午前10時前には須走り口五合目に到着しました。須走り口に決めたのは、このサイトでの紹介によるものですが、ゆっくり登れる、低い五合目から徐々に体を慣らせるということからです。降りしきる雨の中、「この様子では明日も到底頂上は望めまい。それでも皆で計画して準備してきたことだから、無理なく行けるところまで行って、明日も雨なら迷わず下山しよう。それでもトレッキングの入門体験としては貴重なことだから・・・。」と、沈む気持ちを奮い立たせました。

 雨具を整えて、10時半過ぎに五合目を出発。新六合目の長田山荘で遅めの昼食をとりました。休憩中に一時雨もあがり、皆の疲れもさほではなかったので、宿泊を予定していた本七合目、見晴館を目指すことにしました。雨があがったのも束の間、再び降り出した雨の中をノロノロと登ります。風がないのがせめてもの幸いでしたが、靴の中、背中、パンツの中まで、汗としみ入る雨でぐちょぐちょになりながら、言葉少なに歩み続けたのです。それでも暑さでバテることがなかったせいか、休憩を最小限にしてゆっくりと歩み続けたせいか、午後4時には見晴館に到着しました。私の不覚で、予備の下着や靴下は持って来ていたのですが、ズボンやシャツは替えが無く、せっかく雨具を脱げても、びっしょり濡れたズボンやシャツを着替えることが出来ません。それを見た見晴館の方が、子供用にスエットの服を貸してくれて、ホッと人心地つくことが出来ました。本当に有り難く、感謝に堪えない親切でした。この服が借りられなかったら、子供が体調を崩していたかもしれませんし、結果、翌日の登頂もなかったかも知れません。今回の登山の、最大の反省点はこの着替えで、雨に降られなければ下着だけでも良かったかも知れませんが、雨で内外から濡れたら、疲れた体にはこたえます。雨の可能性があるときは、是非、下着だけではなく、ズボンやシャツの着替えも持参することをお勧めします。
 金曜日だったせいか、山小屋の混雑はさほどでもなく、小屋の人の親切と相まって、快適に過ごすことができました。夕方の天気予報では、翌22日だけ、梅雨の合間で晴れ間もあるだろうとのこと。子供たちも富士山頂に立つことに、現実味が湧いてきたようで、登り始めた頃よりも、明日の登頂に意欲を湧かせているようです。私は、明日の天候に恵まれますようにと祈りつつ、さらに欲深くも、叶うなら御来光も拝めますようにと念じて、早めの床に就いたのでした。

 翌朝は遅めの出発を決めていたので、御来光の時間に合わせて起床。あいにく御来光は拝めませんでしたが、雲海と頭上の雲の隙間を、横に細く伸びる太陽の光は、それはそれで美しく、今日の天候に期待を持たせてくれるものでした。朝食は弁当でもらって早めに出発する人が多い中、私たちは見晴館で朝食を摂りました。ふんだんな佃煮類のおかずと、温かいご飯、みそ汁が本当に美味しく、元気になったような気がします。

  山小屋を5時半頃に出発。前日と同じように、ゆっくりゆっくりと、それでもなるべく休憩を少な目にして登ります。全員、高山病の気配は無いものの、徐々に私たち夫婦のペースが上がらなくなります。中学生の娘だけが、息も乱さず登っていきますが、逆に私たちのペースに合わせるのが辛そうです。次の小屋に着くたびに10〜15分の大休止。それでも9時過ぎには山頂直下の鳥居をくぐることが出来ました。鳥居からは、先に登り切った子供たちのカウントダウン。石段をひとつ登るたびに声がかかります。そして嬉しい登頂。雨に祟られて、すっかり諦めていた山頂に、今日の晴れ間に恵まれて、ようやく立つことができました。中学生の時に登って以来、もう富士山には二度と登らないと思っていたので、二度目の山頂が、こんなに感動に満ちたものになるとは考えてもいませんでした。あ〜っ、来て良かった!みんなで登れて良かった!。昨日の山小屋での親切と今日の天候に、幾重にも感謝したのです。
 皆、山頂に立ったことで感激もひとしお。疲れも忘れ、さっそく記念撮影。体調も良く、時間も順調だったので、どうしようかと考えていたお鉢巡りもすることにしました。途中、剣が峰や郵便局では、ゆっくりと時間をかけ、2時間近くかけてお鉢巡りを楽しみました。私は、中学時代に登ったとき、砂走りを気持ちよく下山した覚えがあり、今でこそ足や膝に衰えはあるものの、コースタイム+αくらいで降りられるものとタカをくくっていました。そんな訳で、この下山が今回の最大の難所になるとは考えてもみませんでした。

 10時半頃に下山を開始。下り始めて30分もしない内に、脚に力が入らなくなるのが分かりました。それでもゆっくり騙し騙し下り続けますが、妻も同じような状態のようで、息子も何度か転んだりして、少々愚図り気味です。昼食を取れる小屋を探しながら、下り続け、ようやく七合目の太陽館で遅い昼食をとりました。

 しかし、脚がすでに限界だったようです。昼の休憩で体力を回復する、という目論見はもろくも外れ、7合目から下り始めてすぐに、私も妻も極端にペースが落ちてしまいました。息子は元気を取り戻したようで、もともと元気な娘ともども、どんどん先に行ってしまいます。脚はまさに棒のようになり、膝や足首の関節は、バネの入っていない蝶番のようで、一歩一歩の下りがギクシャクしています。軽快なハズだった砂走りは、蟻地獄の様相で、横向きに歩いたり、後ろ向きに歩いたり、なんとか気分を変えようとするのですが、力の萎えた脚は如何ともし難く、立ち止まることが多くなりました。脚を引きずるようにすると、チョットした石くれにもつまずいて転び、踵を立てては滑って転び、なんとも情けなく、日頃の運動不足を嘆くばかりでした。砂払5合目に到着する頃には、精も魂も尽き果て、もうろうとした意識の中で、ただ歩くためにだけ全神経を使うといった有様です。
 ようやく五合目に辿り着いたのは午後4時頃。下り始めて5時間半が経過していました。ここでも先に下りきっていた子供たちが、最後の石段をカウントダウンで迎えてくれ、辛いなかにも感動のフィニッシュとなったのです。

 雨に祟られながらも、一転天候に救われ、感動の登頂と精根尽きた下山。本当に様々な感動体験が詰まった一泊二日の富士登山でした。山と天候と、小屋の人達の親切と、豊富な知識を与えてくれたWebサイトの皆様に感謝、感謝、そして家族で乾杯!

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■5 52歳男の2回目の富士登山 7/15-7/16
昨年に引き続き登ってきました。昨年の経験を元に少し工夫したつもりでしたが苦しい登山でした。装備は昨年のをそのまま使用しました。水は3L持参。(昨年は2L)昨年と同じく須走り口より山小屋泊りで2日間の計画しました。山小屋予約は電話をかけても出てもらえず(まだ山小屋が開店して居なかったんやろか?)受けてくれた頂上冨士館さんに予約したのが7月2日。ほんまは7〜8合めあたりでよかったんですが・・・。
7月15日朝 4:45家を出てJRで御殿場駅へ、そして登山バスで須走り5合目着が8:00. しばし高所順応。昨年大看板(地図)に「頂上まで3時間」と書いてあったのが6時間と訂正されておりホットした。昨年係りの人(売店の人ではない)が「頂上まで3時間だが2時間で登る人も居るよ」などと無責任な説明しているのを漏れ聞き後からものすごく腹が立ったのを思い出しました。信じて登って遭難したら責任とるんかい。ひどい目にあった人いたんじゃないないやろか?多分抗議があって6時間に訂正したんだろうけど・・・。
売店で金剛杖を購入、売店の人と雑談。飲料水は下界より持ってきていて、それ以外は雨水利用とのこと。電力は自家発電。経費は相当かかるんですとのこと。そうだろうなあ。昨年より1時間早い8:35出発。すぐの神社で無事をお祈り。天候は曇り上空は雲が迫っておりまったく見えない が、下界は比較的視界あり。やや体が重い感じ。気合を入れながら登る。最初は森林で子供のころの山歩きと変わりなし。自分が今高校生ぐらいだったら駆け上がってもそれ程でもないだろうなど思ったりする。9:45長田山荘着2400m、昨年のワンちゃん健在。でも1匹しか見えなかったなあ。地面は地道だったり岩だったり。そこを抜けると低木と草が生えてる。10:35瀬戸館着2700m。太陽館着3090m着時間忘れ。しんどー1年でこんなに体力が落ちたなんて・・・。認めめたくないもんだから頑張ったけど辛い。くっそー。気持ちの悪い汗もでてきた。長袖を脱いでTシャツなった。休憩を長めにとることに・・。食事後出発。しかしがっかり。20mも歩かないうちにあまり疲れが取れていない事が判明。血糖値があがらんのかなー、と多めにチョコをたべる。13:20見晴館着(3250m)。だんだん風が強くなってきた。14:50 8合目江戸屋着(3350m)。昨年泊った所,だ。昨年より2時間の遅れ。休みもそこそこに出発。このあたりから体力だけでなく気持ちに余裕が無くなった。途中から雲中となり上方の視界は無くなった。寒くなり長袖を着てさらに雨具の上着を着込む。10mおき位に休みたくなり休むと動きたくなくなる。やばい。ほんまにあがれんかもしれん。登山道は急で岩場が多い。足はへろへろだ。ながいながい登りの末、頂上前の狛犬くんが見えた。ほうほうの体で頂上到着。17:30。8時間55分かかった。(昨年6時間) 
そこでびっくり仰天。 誰もいない。昨年は人がいっぱいだったのに-。店は閉まっておりトイレも人影なし。わたしと前後していた人と記念写真を撮りっこしたが、その人は宿の予約していなくて不安そうだった。とりあえず近くの店に寄ると中には人がおり食事中だった。広く薄暗くかったがやれやれ。しばし休憩後彼と別れ宿屋に急ぐ。風がもうれつー。歯をくいしばってがんばる。耳当て付き帽子を奮発していてよかったー。右回りで1/3周くらいか、途中で見たのは外国人2組のみ。お互いにようやるとの体で笑顔ですれ違う。風と霧中やっとこさ頂上冨士館に着く。18:00位だったと思う。見た目ここも営業中とは思えない。中に入り宿帳記入し8000円払った。「明朝は4:00に食堂に移動願います」とのこと。寝床の確認後夕食のカレーをたべた。相変わらず少量だが少しは元気になり誰もいない外を撮りにいった。思ったより客は多く1組の布団で2人の割合。19:00疲労回復を願って寝た。時々目が覚めたが4:00に全員起こされて食堂に移動させられた。判っていてもこれにはまいった。そこで大事な金剛杖を失くしていたの気が付いた。どうも昨夜、宿に着いた時どこかに置き忘れたようだ。食堂は人でごった返しておりすぐに探すのはあきらめた。外より帰ってきた人がご来光は雨と霧でわずかに赤くなった位だったと言っていた。見に行く元気はゼロ。9時間の宿寝時間だったのに頭痛がひどい。高山病?食堂の机で臥せる。寝床に戻ろうとしたら扉が閉めてある。この体調で果たして下山の体力があるやろか?と思うほど。朝食は味噌汁だけ飲んだ。食欲なし。ご飯は一口だけ。無理に熱めのコーヒー(500円)を飲みTシャツを換えセーターを着込むと多少元気が出てきた。頭痛も心もちマシになった。。雨具上下を着て5:40出発(いやいやながら)。あいかわらずの強風+少雨+霧中の右回りお鉢めぐり。すぐに最高峰の剣ヶ峰の急なのぼりだ。視界50m位、前ばかり見て登るがふと振り返ると霧が晴れお鉢の反対はおろかすばらしい景色になっている。カメラを取り出し撮ろうとしたら元の霧中になっている。間 15〜20秒位か。あれれ??目ぱちくり。強風で霧がもうれつな速さで移動したからだと、このあとわかった。5:50剣ヶ峰頂上に到着。写真を撮っていただいた(かわいくて、かんじのいい女性でした)急ぐわけでもないのにすぐ出発(強風で妙におちつかない)。途中道幅が狭い所で右が火口、左が外輪の外という場所があり柵も無く強風をもろ受けでびびりました。この時間(6:00頃)ではあまりお鉢めぐりする人もいなかったが逢えば写真を撮りっこしたりして心が安らいだ。頂上は外国人がやたら多いと今年も思った.。いつの間にか霧は晴れて雨もほとんどあがった。風もやや、ましになった。下界がばっちり見える。やっとこさ、まともな写真が撮れた。頭痛もほとんど感じなくなった。6:50一周完了。
もう少し居ようかなー、と思ったが天候悪化が心配で惜しみながらの下山開始。最初は、疲れてるからと自分に言い聞かせて慎重に足を運んだのだが須走りに入ると小走りになった。途中で雨が本降りとなったが、ほこりがたたないので須走り下りを楽しめた。後で見たら右足中指の爪が黒く皮下出血しており指にとってはけっこうハードだった様だ。9:00ジャスト5合目着。2時間10分の下山。昨日のお宮さんに無事の報告。頂上方向を見たが雲で見えない。やっぱり今降りてよかったのかも。バスは9:30発だったので お店で休ませていただき服装等整えた。お土産を買いお疲れ様というお店の方の声に送られバスへと足を運んだ。JRを乗り継ぎ13:30無事帰宅。

○雑感
肌の露出部分はかなり日焼けした。紫外線が強い。あんまり天気はよくなかったんだけどね。顔の皮が一皮むけました。気になる人は要対策
寝不足は疲労を促す。今回の疲労と頭痛は数ヶ月前からの睡眠不足によるものと思う。一時高山病かと思った。
強風と気温低下は、著しく体力を消耗させる。どこかで読んだ話であったが身を持って実感。早めに防風と保温を実行すべきだった。今回は疲れきった時に遭遇し対応が遅れた。
山の天候・気象の激変にはびっくり、特に霧
疲れきったときの暖かい食べ物・飲み物は元気がでるよー。

○持っていってよかった物
帽子(耳当てあご紐付き)防風防寒によかった。セーター・替えTシャツ・替えソックス・タオル

●不要だったもの
水3L(2Lで十分だった)ただ今回の天候だと仕方がないか。

○次回持って行きたいもの
ソロキャンプ用ガスコンロ一式・カップめん(上ではお湯付きだが800円)・即席コーヒー等  なお私はケチンボです。念のため

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■6 二度目の挑戦!

7月1.2日吉田口から登頂。
午後6時ころ5合目に到着。仮眠をと思ったけど全然眠れなかった。
10時頃登山開始。心配していた雨も降っていない。
山小屋が多くて去年の富士宮口より賑やか
9合目あたりから雨が降り出し、道も渋滞。
自分のペースで歩けず進んでは止まり・・・
そのうち手が凍えそうなのと睡魔に襲われ、高山病初体験。
すごく寒いのに油汗が出て貧血,めまい、どうき・・・
足だけはさっさと動きなんとか頂上!!
ご来光も拝めず小屋で体調整えたらすぐ下山
混雑する小屋で呼吸法教えてくれた小屋のお兄さん
すごく頼もしくかっこよかった。感謝してます

年のわりにちょっと無謀な計画
やっぱり睡眠はきちんと取らねば!!
来年こそはご来光拝むぞ!(タフだなあ)

■7 「後悔しない富士登山」へのお礼と体験フォトのご連絡

先日母親と初の富士登山にチャレンジしてきました!

母はペースメーカーつけてるし、私は普段から大の歩き嫌いで、
まわりからは「無謀だ」の声しかかけてもらえなかったのですが(笑)・・・
いや〜楽しかったです!

いろいろ書くと終わらなくなりそうなので、
とりあえず私の富士登山記録をご連絡しておきます。

私はフリーのブライダルカメラマンをやっているのですが、
自分のサイト内で紹介しました。
関連ブログは
http://kyue-photo.net/2006/07/post_63.html
http://kyue-photo.net/2006/07/cd.html

フォトアルバムは
http://homepage.mac.com/kyukyu1/travel-japan/PhotoAlbum51.html
http://homepage.mac.com/kyukyu1/travel-japan/PhotoAlbum52.html

以上です。
あくまで主観の気ままな記録ですので、
マニュアルとして考えると不足している情報も多々ありますが、
時間の記録は、こまめに書いてありますので
「ゆっくりペース」での参考にもなるかと思います。

もし、そちらのサイト内でみなさんに教えられる情報などありましたら
ご一報いただければご自由にリンクを貼っていただいても構いません。

ブログでも書きましたが
今回、こちらのサイトにはほんとうにお世話になりました。

須走ルートを選んだことも、大正解でした。
景色のよさは、このとき出会った富士登山フリークの方々にも「他では見られない楽
しいルートですよ」って、ひいひい言いながら登っている私たちを横目に勇気をつけ
てくれました。
半ば富士登山をあきらめていた65歳の母親も、
登頂・お鉢めぐりまでできて、ほんとうに感激しております。
親に心配ばかりかけている私ですが、
少しは親孝行になったかな?って思ってます。

いつになるか分かりませんが、
サイトのトップにあるようなご来光を見るために
またいつか登りたい衝動にかられてしまうかもしれませんね(笑)

■8 富士登山失敗記録

富士山アタックは4回目になるのですが、今回、小学校低学年の子供を連れて
登りました。
残念ながら、私が高山病になってしまったため、山頂へは行けませんでした。
子供連れで登った失敗の記録を写真付きで紹介しています。

http://www.geocities.jp/ojisan_heart/fuji06/index.htm

高山病はとてもつらかったです。
八合五勺で諦めたのは正解だと思っています。
でも、正直にいうと、かなり悔しいです。
今はまだ「二度と行きたくない」という気持ちの方が強いのですが、数年後に
は気持ちが変わっているのではないかという予感もあります。
その時にはいろいろ調べて万全の体制で臨もうと思っております。

こちらのサイトは登山前ではなく登山後に知りました。
事前に知っていたらよかっだろうにと思われる内容が多くありました。

■9 大変ショックです

7月29日の昼に富士スバルラインの5合目に到着し、登りはじめました。
高山病に注意つつゆっくり登り、7合目の鳥居荘で休憩して夜10時から改めて頂上へむけて登り始めました。
満天の星空を眺めながらの深夜登山は大変貴重な経験と思えるものでした。
初めての登山だったのですが、どうにかご来光前に頂上についてお土産屋が並ぶ店の前の敷地の一番太陽に近い側に腰を下ろしご来光を待っていました。
そしていよいよご来光がという時に、お店のスピーカーから大きい音量でアントニオ猪木の「炎のファイター」が流れて来たのです・・・神秘的なものとして眺めていたご来光が瞬く間に崩れていく感じがしました。
一緒に登った知り合いや、富士登山経験者の知り合いも「それは興ざめだ」といいます。たまたま何らかの理由により流されたのでしょうか?
そして店の店員が声を張り上げて「万歳三唱を行います!」といいます。頂上で店を経営していたら富士山は自分のもののように思うこともあるでしょう。しかし一登山客の私からみると、富士山ってそんなミーハーな場所だったのか?と幻滅してしまいます。

頂上は広いんだから離れた場所でご来光をみればいいという話なのかもしれませんが、富士山全体の格を下げる下賎な行いに思えて、しばらく登る気にはなれそうにありません。
僕のような感想を持つ人って一体どれくらいいるのでしょうか?

 (編集者より・・前に、山頂の山小屋ではご来光と同時に「君が代」を流しているときもあったようですが、それもよけいなお世話ですが、「炎の・・」はさらにひどいですね。何でも自分勝手に演出して悪のりするのは今の若い人の特徴みたいです(^_^) 自分がそうしたいだけで、時と場所も相手のことも考えない。でも、前からですので、アルバイトの悪のりではなくその小屋の方針なのかも知れません。でも、5合目のあるレストランでも外に向かって音楽をがんがん鳴らしたりしていますし、日本のあちこちの観光地、スキー場、いろんなところで音楽を流して客寄せしたり、アルバイトの趣味を垂れ流ししています。東京の鉄道の駅、列車の中でも絶えず放送をしています。ま、これが富士山の現状(これでは世界遺産にはなれませんね)、日本の現状・・・富士山で起きていることは日本の縮図、このレベルが残念ながら日本のレベルです。
 ですが、これは個人の趣味や営業の自由のレベルではなく、厳密には、富士山でこのような放送をすることは国立公園法違反の疑いがあります。
 問題があると思われたときは、環境省南関東地区自然保護事務所 (代) 0460-4-8727
 富士山頂の山小屋に限らず、国立公園内の山小屋を管理監督する立場にあるのは、環境省です。
 その他、ゴミの投棄や野焼きなど不法行為がある場合は営業許可が取り消されることもあるでしょう。多くの山小屋は日本の財産である富士山のあるがままの自然を守っていこうとしていると思いますが、ごく一部で心ない行為があれば、すべての人の努力を無にしてしまいます)

■10 7/30日帰り登山に行った体験

族4人(私=夫35、妻32、長女8、次女5)で日帰り富士登山を敢行
私と長女は3回目、妻2回目、次女初挑戦です。

3年前、夏休みの記念にと私と長女の初挑戦以来、夏の家族行事になりました。
長女が小学1年で初登頂、次女は年長で挑戦させてみました。

移動、荷物(帰りの着替え等)、登山開始時間を考えると車しかないので
登山口は須走に決定しました。

7/29 21:30 自宅発
7/30  1:30 須走口着、路駐で登山口より300m下でした。
 (警備員の話:土日は20頃満車になるらしい、ちょっと仮眠のつもりが、眠れない・・・・)
      5:00 登山開始
      6:30 新6合目到着
      7:20 本6合目到着
      8:30 新7合目到着
      9:30 本7合目到着
     10:15 8合目到着(妻の体調に変化が・・・・)
     11:00 本8合目到着(妻はここでダウン、下山時に落ち合う)
     11:20 8.5合目到着
     12:20 山頂到達!!(所要6h20mでした)
     下山は3.0H(途中、次女が寝てしまい大変でした)

水  :7L(500mL余り)
持ち物:かっぱ、酸素ボンベ、デジカメ、携帯、トイレットペーパー(未使用、利用したトイレに有り)靴紐代え、タオル、ゴミ袋、食べ物、(風が強かったので防寒着があればよかった)
服 装:帽子、半袖Tシャツ、長袖Yシャツ、ジーンズ、靴下2枚重ね、トレッキングシューズ