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午前4時起床 身支度をして 4時45分御来光を仰ぐ

御来光

雲1つない快晴。風もなく、静かに小屋の上で御来光を仰ぐ
防寒着も特にいらないくらいだった。

御来光     思わず手を合わせる

同じ御来光といっても雲の加減、もやのかかり方で見え方も色も違う。
時には新宿のビルまで見えるらしい。

7合目から8合目へ


5:30AM着

5:50出発
いよいよ山頂目指して出発。ここからは緑はなく砂地。全コースが手に取るように見えている。ほとんど岩ばかりで距離もあり写真で見るより結構きつい。ロープの張ってあるのが登山道。夜は間違えないように。このロープに沿って登ろう。

(1.2MegaQT)

 本7合目「見晴館」(0550-84-3519)に到着。吉田口登山道、須走口下山道、など一望できる。ここに宿泊するのも良さそうだ。特に小屋の前で御来光を仰ぐには、良さそうだ。小屋も立て替えたばかりできれい。
(夕食はカレーライスに自家製トマト、キュウリが付いている。)
ここで持ってきたおにぎりやバナナを食べる。眺めが良い。:
須走り8合目
6:15AM着
本8合目
7:00AM 本8合目着
トモエ館まえ出発
7:20AM頃 出発
8合目:須走口江戸屋前
下ってくると、ここで須走り下山道と富士吉田下山道とに分かれる。

ここからは時々下山道のブル道と交差しながらタイガーロープの張られた登山道をゆっくりと登る。

 上に旗の立っている本8合目と書かれた小屋が富士山ホテル。

 これから先、いよいよ急勾配を登っていく。歩くのに時間がかかるので、気分が萎えやすいが、これは勾配が急で足下が悪いのだから当たり前だ。体力がないのでもだらしがないのでもない。富士登山では、「自分は駄目だ」と落ち込みやすいが、そうではない、誰だって同じ。他人のことなど関係ない、駄目でも何でもいいから登るんだと心に固く決意しよう。

 8合目には、3つの山小屋が軒を接している。隊員の1人がリタイヤ。帰りに合流しやすい富士山ホテル別館で休憩させてもらう。「見晴館」をあとに最後の山小屋「御来光館」を目指す。山頂までは約1時間半。

8合目から山頂へ
 あとわずか、いよいよ山頂を目指す。一番上の石垣が頂上である。左上に9合目の鳥居がはっきり見える。(9合目の小屋はないので念のため)何回も登っているので、このあとの様子は分かっている。焦らずゆっくり行くだけ。そうすれば必ず登れる。ちょっと負担を感じたら、歩幅を小さく、道も狭くてもS字型に勾配を少しでも緩くして、休まずに歩き続けるのが結局は楽。  左の黒い筋が下山道のブルドーザー道。カンカン照りだが、午前の早い時間なのでまだ気温は気持ちがよい。
 このあたりから、登山道で苦しそうに座り込んでいる人たちがいる。ゆっくり休まずに登るのがベテラン?の味だ。鼻と口で深呼吸しながら登るとのどが渇く。そうしたら水でのどを潤す。休憩はこの程度で十分。休みすぎると辛い。休みたければ、休んでいるのと同じくらいものすごくゆっくり歩こう

8:10AM 9合目着
九合目から上ではゆっくりとしか進めないが焦らず休まず、呼吸を整えて。日頃、地道な生活とはほど遠い人も、このときばかりは地道に努力しよう。富士山がそう言っているのだ。  あの鳥居が山頂である。よく来たよく来たと言っているようだ。

8:45AM 山頂着
 
8合目からは約1時間半、7合目の山小屋で御来光を仰いでから約4時間。標準的なタイム。

 しかし7合目の山小屋大陽館でゆっくり休んだせいで、かつてなく楽で、高山病にもならず、息も切れなかった。3年前何も知らずに初めて登ったときが嘘のよう。この後には何回か違う条件で登ったが、今回のこのスケジュールがお勧めである。富士山は誰でも登れるが、楽しく登るにはそれなりの知識とコツが必要だ。無理をすれば、夜でももっと早くでも登れるが、それは一種の賭けで、余裕がなければ楽しくもない。
 結論は、山頂でご来光を見ると言う固定観念を捨て,夜はゆっくりと休んで、爽やかにご来光を見て、明るく少し暖かくなってからゆっくりと山頂を目指そう。心のゆとりが楽しさを増やすこつ。

山頂の全景

右上の小さな白い鳥居が登山口山頂、右下の鳥居から下山道が始まる。
左が火口。白とオレンジ色に見えるのは布団を干しているところ(^^)

 

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