公開したい富士登山
お勧め:須走口
(2003年7月追補改訂 QT動画も追加しました)


■ 目次 

駐車場から7合目の山小屋まで

さて出発    7合目に向かう

付録:高山病の予防と治し方

7合目から山頂まで 山頂から下山まで

9合目から山頂へ    砂走り下山

上の画像をクリックするとMPEG動画(120k)が見られます。


 これまで、富士吉田口(河口湖口)富士宮口、から徹夜登山をし、今回は須走口から山小屋泊の登山をしてみました。その中で、今回の須走口からがもっとも良いと思いました。その詳細をご報告します。

 下のルートマップをご確認下さい。もっとも人気のあるスバルライン5合目駐車場からの河口湖、吉田口登山道コースは、スタート地点は標高2306m、南側、表富士・富士宮口5合目は2400m、それに比べ、須走口は約2000mからのスタートとなります。これがお手軽に山頂に行きたい多くの人にとって、須走口を敬遠する理由でしょう。確かに他の5合目より400m下から登りますので、登りに1時間強余計に時間がかかります。しかし、下りは比較的楽で、3時間強で下山出来るでしょう。トータルの時間は変わらないものと思います。日帰りではきついかも知れませんが、7合目の山小屋泊の日程なら間違いなく最善だと思います。(この辺は主観の問題ですが)



須走口からの富士登山をお勧めする理由:

 1)コースが変化に富んでいて山歩きの楽しさを満喫できる。
 他のコース、富士吉田口は7合目まで団体用に人工的に作られた広い火山礫の砂利道をずるずる滑りながらずっとジグザグに登るだけで疲労感が強く退屈。富士宮口は、いきなり急勾配で段差の激しい岩場をずっと登って行くため結構負担です。
 須走口は、2000mからスタートするので、森林地帯を緩やかに抜けていきます。花も様々に咲き乱れ、鳥の声をずっと聞いていられます。6合目までが長〜く感じますが、その後は目標もはっきりしてきます。砂地になったかと思うともう7合目です。その先も富士山頂の様子、富士吉田登山道の様子、須走り下山道の様子などが見られ、変化が多く退屈しません。道路も良く整備され、歩きにくい岩場や、砂礫の滑りやすい所もほんのわずかです。6合目から上は結構急ですが、焦らなければ大丈夫。(そのためにも7合目泊がお勧め)

 2)下山道は時間が一番短い
 
下山は退屈で長く、予想外に大変なのですが、この須走の下山道は砂走りといって、ほとんど直線を一気に下ります。昔ほど砂が多くないので1歩で1mというわけには行きませんが、それでも3時間強で頂上から5合目まで降りることが出来ます。途中からは美しい樹林帯にはいるので気持ちも和らぎます(ただし、急勾配で段差が厳しい、時間を掛けて休み休み下りましょう)。

 3)何故かマイナーなので、シーズン中でもすいている。
 観光地化した他のルートと違い、静かな本当の富士山の自然を楽しみながら登れます。すいているから各施設のサービスがよい。落ち着いた中身の濃い富士登山が楽しめるでしょう。

 4)7合目から上ではどこでもご来光が仰げます。

 その他色々ありますが、このあとの詳細登山記録をご覧下さい。

静岡県側からの交通アクセスについては小山町富士小山町観光協会のサイトが詳しいです。

▲▲トップへ