須走口からの富士登山をお勧めする理由:
1)コースが変化に富んでいて山歩きの楽しさを満喫できる。
他のコース、富士吉田口は7合目まで団体用に人工的に作られた広い火山礫の砂利道をずるずる滑りながらずっとジグザグに登るだけで疲労感が強く退屈。富士宮口は、いきなり急勾配で段差の激しい岩場をずっと登って行くため結構負担です。
須走口は、2000mからスタートするので、森林地帯を緩やかに抜けていきます。花も様々に咲き乱れ、鳥の声をずっと聞いていられます。6合目までが長〜く感じますが、その後は目標もはっきりしてきます。砂地になったかと思うともう7合目です。その先も富士山頂の様子、富士吉田登山道の様子、須走り下山道の様子などが見られ、変化が多く退屈しません。道路も良く整備され、歩きにくい岩場や、砂礫の滑りやすい所もほんのわずかです。6合目から上は結構急ですが、焦らなければ大丈夫。(そのためにも7合目泊がお勧め)
2)下山道は時間が一番短い
下山は退屈で長く、予想外に大変なのですが、この須走の下山道は砂走りといって、ほとんど直線を一気に下ります。昔ほど砂が多くないので1歩で1mというわけには行きませんが、それでも3時間強で頂上から5合目まで降りることが出来ます。途中からは美しい樹林帯にはいるので気持ちも和らぎます(ただし、急勾配で段差が厳しい、時間を掛けて休み休み下りましょう)。
3)何故かマイナーなので、シーズン中でもすいている。
観光地化した他のルートと違い、静かな本当の富士山の自然を楽しみながら登れます。すいているから各施設のサービスがよい。落ち着いた中身の濃い富士登山が楽しめるでしょう。
4)7合目から上ではどこでもご来光が仰げます。
その他色々ありますが、このあとの詳細登山記録をご覧下さい。
静岡県側からの交通アクセスについては小山町、富士小山町観光協会のサイトが詳しいです。