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皆様より寄せらせた 栄光の体験記。役にたつお話・・・
 2007年版(1)

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■1 2度目の富士山

2007・7・20〜21日に日帰りで?いきました。64歳女一人です。(何時も同じ頃にいきます)
富士山スト?リの周遊切符で東京?河口湖駅-河口湖登山口-お鉢-富士宮口下山-富士宮登山口-
-富士宮-東京のコースです。(ネットでは富士山の天気は晴れでしたが、前後2〜3日晴れの日に行ったほうがいいです)
河口湖登山口を10時出発8合目までゆっくり行きました。途中からツア-の方々が一緒になり大渋滞でした。
8合目あたりから雨が降り出し頂上で大濡れでした。雨のため寒さも身にしみました。途中とても眠くなりました。

前回寒かったので長いダウン、カッパ登山用の下着を着まして、ホカロンの2ケ持って行きましたが、雨で全身ぬれて寒さと重さでかなり体力が消耗しました。
ご来光はガスで見れませんでした。小屋で休んでウィンナ-、アンパン、大福もちを食べました。
登山では大福、ウインナーはお勧めです。途中は飴もいいです。チョコレートはのどが渇きます。
大嵐の中お鉢の道を探すのも大変です。道標はありません。
どうにか富士宮の鳥居に着き、少し離れた綺麗なトイレ(200円)を使い、ストーブのそばには男性4人が離れませんでしたので私は温まれませんでした。
6時半に出て下山はバスに9時に乗りましたが出発は9時半です。

下山道は一番短いそうですがかなり急で石場ですので気が抜けません。
下山で足を挫いては大変です十分に気を付けて下さい。とても長く感じました。
ゆっくり行きましたが周りの方々の気力に押された降りられました。
お天気が良ければ何処のコースでも楽しいのでしょうが雨と寒さと塗れた重さと靴がびしょ濡れでした。
富士登山では濡れないカッパ、濡れない靴が是非必要です。
お水は500lが2〜3本有れば、でも300円で売っています。 

きっと周遊切符を持っていなかったら登山の9合目辺りで苦しかったので下山したと思います。(心臓がパクパクしてました)
最初の登山は晴れていましたがお鉢は大荒れで行けませんでしたが河口湖の下山は日当ごっこをしてゆっくり降りてこれました。道が河口湖の下山道の方が楽でしたが。忘れた頃に天気の良い日に行けたら良いのですが。

■2 21、22に須走口から

7月21、22日に、須走口から登ってきました。

私が50代、夫が40代で同行は20代の夫婦の計4名。
全員初めての富士登山です。

夫が若い頃少し登山(と言うほどでもない)の経験があるだけで、ほとんど知識が無いので、こちらのサイトを参考にさせて頂いて、準備からプラン、登り方まで本当に助かりました。
私たちのケースが、初めての方の参考になればと、メールさせて頂きました。

私自身は山小屋で睡眠が全くとれなかったので、翌日下山までの体力を考えて山頂までは諦めて7合目までにしましたが、他の3人は山頂まで登り、お鉢廻りもして最高峰にも行ってきました。

山頂では快晴に恵まれて、とても良い経験が出来たようです。

私も自分の限界分までは頑張ったので、7合目まで登れた事に満足しています。

天候は初日の登り始めは曇りでしたが途中から晴れて暑いくらいでした。
夕方から曇り始めましたが、夜中は7合目できれいな星が見えました。
翌朝のご来光は残念ながら見えませんでしたが、その後山頂での天気にも恵まれました。

11時過ぎから雲が多くなって小雨にも降られましたが、それほどの悪天候にもならず、むしろ湿度があって砂埃に悩まされることも無く無事予定通りに下山することが出来ました。

簡単ながら別紙報告させて頂きます。

また、ブログでもう少し詳しく写真入りで紹介していますのでよかったら覗いてみて下さい。

http://50daiguutarashufu.blog59.fc2.com/

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■3  超弾丸日帰り登山(※お勧めしません) 31歳男、単独、初登山初登頂(河口湖口)

7/23、独りで富士登山に初挑戦、なんとか登頂に成功しました。その行程を記そうと思いますが、正直、個人的にこの方法はあまりお勧めしません。数ある体験記の中のひとつとしてみていただければ、と思います。また、同じことを考えている方、特に初登山で「ぷらっと富士山頂」と思っておられる方への参考(かなりの牽制の意を込め)となればと考えました。

今回最大の特徴は以下の点です。・「完全日帰り」…すなわち自宅で起床、その日のうちに富士山へ移動し登下山を行い、その日のうちに自宅へ戻る、というものです。・「公共機関のみで移動」…電車、公共バスのみでの移動を行いました。自動車はおろか、直通バスも使用せずに往復することとしました。これはスケジュールなどから、どうしてもこのようにせざるを得ない制限としてのものでした。この条件で行けるところまで行ってみようと思いました。

神奈川県川崎市の自宅(かなり大田区に近い)から出来るだけ朝早く河口湖口五合目に付く方法を色々検索した結果、5:21 川崎駅→JR・富士急行を乗り継ぎ河口湖駅→登山バスで9:21河口湖口5合目着のルートとしました。また、その日のうちに川崎駅へ戻る(行きと同じ手段で)には、終電から逆算した結果、どうしても19:25の登山バスで下山しなければならず、ガイドブックや貴ページでの所要時間と自分の体力から概算した結果、

10:00登山開始→15:30まで登れるところまで行き、その時間で強制的に折り返し→19:25までに五合目へ戻る

を大原則としました。「八合目までいければ御の字かなあ」ぐらいの気持ちで向かいました。装備に関しては一通りの推奨されるものを持ちました。

前日はなぜか気持ちが昂ぶり熟睡できず。少し眠いながらも4:30起床、自宅出発。電車、バスはトラブルなく乗り継ぐことが出来、予定通り9:21に五合目着。金剛杖を買い、持参のおにぎりを食べて10:00ジャストにいざスタート。おおまかに、〜7合目60分、〜8合目90分、〜9合目90分、〜山頂90分でいければなあと思いつつゆっくり歩き始めたつもりですが、やはり時間制限が頭を離れず、いつしか早歩きとなってしまいます。7合目手前でごく軽い不快感を感じるも、運よく(?)高山病様症状は現れず、8合目に予定より40分も早くついてしまい、「もしかしたらいけるかも」という気持ちが出てきて、頂上を目指すこととしました。しかし予想していたよりかなりのきつさであり、「これを夜登るなんて…」「こりゃあぷらっとくるとこじゃ絶対ないぞ…」と思いながら登りました。間に適宜休憩を入れながら、なんとか、これまた運よく(?)、特にトラブルなく(といっても半ばよろよろですが)、14:20に山頂到着。この達成感と山頂からの景色(曇りでしたが)は素晴らしいものがありました。また欲が出てしまい、お鉢めぐりも敢行。しかし思いのほか上り下りがあり、予想より結構大変でした。登山証明を出したりしていると、いつの間にか15:40!トラブルも考え下りを4時間に設定していたのにこれはちょっとイカン、と思い焦りつつ吉田口・河口湖口下山道へ。本来なら景色を見ながらのんびり下山、なのでしょうが下りに入ったとたん濃霧。視界ゼロの中、延々つづらおり。その時間に下山するものはほとんどおらず、いつ終わるとも知れない孤独な下りは正直、登りよりきつかったです。目標を失うと人はこんなに弱くなるのか、と人生を感じていました。とにかく捻挫だけは気をつけました。なんとか、トラブルなく18:20に下山。へとへとのまま、ちょうどタイミングよくきた下山バスにその足で乗り込みました。おそらくライトを使う直前の時間だったと思います。以降は電車→22:45川崎駅着。電車もトラブルなしでした。

以上が超弾丸登山の概要ですが、初登山にしてこのスケジュールで敢行できたのは奇跡に近いと思います。交通、天候、身体、混雑具合の全てに大きなトラブルがなかったためできたことであり、どのひとつがつまずいても登頂は無理、あるいは山中泊を余儀なくされたと思います。やはり富士山を楽しむ、登山を楽しむという観点からはゆっくり時間をかけて登る山のような印象を受けました。登山前にいろんな体験記を参考にさせて頂きましたが、日帰りといえば大体、深夜に入山するか自動車で早朝から登り始める、というものであり、日中に登山し帰宅は無理だろう、という憶測の記載はありました。実際にやってどうだった、というものが探せなかったので、まあやってみようか、と思い、結果として「出来ないことはないがかなり条件が厳しく、お勧めできるものではない」と感じ、今後同じようなプランを考えている人へ参考になれば、と思い書いてみました。

登山そのものに関しては、道は決してやさしくありませんが、ゆっくり時間をかけて登れば登頂はできると感じました(私自身ここ10年間は運動らしい運動はしていません)。今回の登山は下見の意味もあり、次回は妻と一緒に楽しみながら登りたいと思います。

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■4 三年連続お鉢めぐりと富士登山の楽しみ

今年は突風でお鉢めぐりは出来ませんでしたが、富士山に三年連続登れた楽しみで一杯です。
一年目は 不安だらけの富士登山
二年目は 二年連続の富士登山と万歩計
今年は三年連続お鉢めぐりと富士登山の楽しみ
で投稿してきました。また来年が楽しみです。

7月31日早朝富士登山に出かける。天候は台風五号が北緯二十度東経140度付近にあり九州方面に向かっていることが確認できた。スピードはあまり速くはない。この先天候がどのように変化していくか感心を持ちながら広島飛行場に向かいツアーの仲間と顔合わせし添乗員の説明を受けANA672便 7時35分に乗り込み羽田に予定通り8時50分に到着した。途中飛行機から見えた富士山の写真が撮れた。
        
心はわくわくしたが台風の影響がどのように出るかが心配だ。台風が発生すると高い山ほどその影響が早く現れることがあると聞いたことがある。自分なりに予測した。多分に五号目付近は霧が発生し日差しが出たり引っ込んだり繰り返しているが晴れ目の天候に間違いはないだろう。そして今晩宿泊する鎌岩館までは暑くもなく寒くもなく程よい登山になるであろう また夜空は見事な夜空になり雲のないご来光も見ることが出来るであろう。そして二日目八月二日の天候は日本晴れ多分風 風速は上に昇るにつけて厳しくなるのかも知れない。このツァーの魅力お鉢めぐりは、風速が強く実現性が低いことを心に感じ私なりに予測した。楽しみにしている人たちにはこんなことは言えない。私は連続三回目の富士登山 今年は富士山の魅力を一眼レフに納めたい。少し重いが持参した。その代わり二回の経験で 学んだ持参品を徹底チェツクをした。まず食料品ゴミになるものは運ばないアルミ箔、で包みかえる 医薬品は最小限 雨具 寒さ対策ジャンパー 下着シャツ予備一枚 手袋 電池 携帯電話 水二本 着たきり雀スタイルで重量は大幅低減が出来た。重量は全然負担にならなかった。過去二回の登山は負担になりその反省をも生かした。不要なものはもって行かないことに徹した。ただし帰途の着替えは別につつみ五合目に預ける。また自分なりに旅行会社のスケジュール表を分解し自分なりに自分のスケジュール表を作成した。ノートにまとめ過去の経験を活かしてマニュアル化もした。
富士山に安全で安心して登れる体調作りにここ三ヶ月専念した。その為に過去の経験を活かし、しなければならないことを整理しまずしなければならないことは
1.富士登山の予定を作り上げること。
2.自分の体力増強トレーニング予定表と実現度のチェツクを日々管理の徹底
3.荷物の点検と持ち込み荷物の重量確認
4.高山病対策水補給と休憩の仕方を身体で学ぶ
5.富士山の天気予想と天気の確認登山一週間前から管理した。
6.歩き方と休憩の仕方とマイペースを貫く方法を日常の登山で学んだ
7.呼吸法 普段の山登り時に訓練練習を重ねた
8.失敗 油断禁物を肝に銘じた
9.富士山の歴史と富士山に関することや富士山咲く花 富士山に発生する雲なども学んだ
10.登山の為の技術を覚え身につけることにした
11.行動食・自分に合うものを見つけ出し持参する 新陳代謝を活発にするもの
12.富士山の登山道のポイント山小屋などのその間の距離時間を頭にいれ行動する
などなどを自分なりにまとめ勉強することも登山を楽にするコツと感じます。行き当たりばったりの人も居ますが最低限行動書を作ることも楽しいものです。私はこのようにして三回目の富士登山も成功させ楽しい富士登山になりました。
しかしこれほど準備し五合目に7月31日13時時55分に到着14時30分出発の連絡あり荷物を預け五合目の気候条件にあわせ準備体操をし、ツアーガイドさんの話を聞き14時45分に登山開始となった。兎に角身体を慣らしでゆっくりゆっくりの登山となった。六合目安全指導センターで注意事項書を頂き内容を一読し頭に入れる。特段気をつけることはなかったが、未だに空き缶ゴミの持ち帰りの注意事項が書かれている。この項目かなくなる日は何時の日かと素朴な疑問を感じた。途中捨てられているもの菓子類の包み紙、時にはタバコのポイ捨て 鼻紙 拾って行きたいのだがそれを持ち帰ることが大変何とか仕組みを考えゴミのない登山道の実現が果たしてできるのかしばし考えた。世界遺産になるためにも一人ひとりの注意とやる気が必要だ。我々の広島県に世界遺産が二つあるポイ捨ては見あたらない。三回目の登山偶然にも昨年同行して頂いた女性のガイドさんが今回もお世話いただくことになった。少しは心強い。途中でまず登り方注意すべき点を詳細に説明して頂き軽い体操をし、スタートした。歩く速度は一分の狂いもなく安定した歩き体力のない方の行動を常に観察しガイドとしての使命を果たしていることは素晴らしいものであった。また登山道に咲く花の説明 またその都度富士山の歴史の話 山小屋の話し休憩を取りながら今晩の山小屋 鎌岩館へ到着17時31分 鎌岩館到着前に鎌岩館の従業員の方が屋根に登り我々のツアーを見つけ大声で元気な挨拶をしてくれたことは迎える側のおもてなしとしては自然中であのキツイ坂道の途上で元気をつけられた。部屋への案内も手際
        
よく案内され寝床が決まり食事も済ませ気持ちの良いひと夜を暮らすことが出来た。寝るまでの間外に出て空を観察すると影富士が現れた。影は薄かったが写真に収めた。
同じ宿に連続三年泊まるが環境もサービスも気持ちも素晴らしい向上であったことはよく理解できた。翌朝4時10分に起床し洗面を済まし4時15分から4時52分まで一眼レフでご来光を撮れるだけとった。
    
そしてこのあと暖かいご飯と味噌汁と納豆が朝食おいしく戴いた。お茶がなんともいえない癒しとなった。従業員の方々に御礼を申し述べ5時30出発した。大きな深呼吸を、繰り返し酸素を取り入れ高山病対策を常にした。5時44分富士一館通過 6時5分鳥居荘 6時20分東洋館 そしてここは海抜3000メートル地点6時33分に到達
 
7時4分太子館に到着ここに今晩泊まるので不必要な荷物を置いていく 私は兎に角この地点で荷物を最小限にするために持参した小さなリュックに変更雨具寒さ防止のシャツ 手袋 少量の食料品と昼飯おにぎり二つ 水500cc一本 一眼レフをつめた。その重みは肩にも腰にも全然重さは感じなかった。7時50分出発野原をハイキングしている感じとなった。大成功であった。しかし登るにつれ天気は最高 ただし風は高度が上がるにつれ体が吹き飛びそうになってきた。8時3分蓬莱館 八合目は白雲荘 元祖室8時59分 本八合目を通過し 富士山ホテルに9時31分 本八合トモエ館9時41分 ご来光館10時8分 狛犬11時39分 鳥居11時42分 富士山頂11時43分 浅間大社奥宮の碑 浅間大社参拝 兎に角天気がよく申し分のない天気であるが風が強くお鉢めぐりは出来るはずがない。風は荒れ狂い砂埃と砂塵は容赦なくぶつかってくる。噴火口口の通りぬけ通路は風速40メートルは、あろう。体が前に、進まない、戻される、台風でも経験しない風が吹いていた。非常に恐怖感があった。風速計はどこにもない一体どのくらいの風が吹いたのか!
          
ガイドさんたちが協議しお鉢めぐりは中止となった。残念な気持ちがあったが 山は逃げないまた来年登ることを心に決め昼食をとり下山準備をする。風・・風速はどんどん強まる外へ一歩出ると砂埃と砂塵は肌を突いて痛いこのままでは大変ウインドーブレーカーを着込み頭、顔を保護する首にはタオルを掛けサングラスはしっかり目に付けたが外に出て驚いたのは、それでも身体に当たり痛い。我慢してこの姿で下山することにした。まだ休憩時間があるのでお鉢の見えるところまで足を運び動き出したが一歩も前に進まない。逆に戻ってしまう。何とか写真に剣が峰山頂お鉢を写真に収めようと、はいづばり石壁にたどりつきカメラを構えるが風でカメラを停止固定することが出来ない。しかし一瞬風が弱まってカメラを固定することが出来撮影する事が出来た。空は青空一面そこに旧測候所、剣が峰、馬の背等が万全の姿で構えていた。撮影し家に帰ってみる楽しみが増えた。
        
そしてさあ全員で13.00分下山が始まった。しかし風はやまない砂埃砂塵は容赦なく身体をたたきつける。時には大豆台の小石が首筋に当たる首筋に当たった石が一番痛かった。これを繰り返し須走口河口湖口分岐道に14時.01分についた幾分の休憩を取り今晩の宿泊先 山小屋太子館に到着することが出来た。皆元気で怪我もなし安全安心がみなぎりホットした一瞬であった。大使館のお兄さんが心配りの貴重な水を一人一リットル程度を配って汗と埃を落としてくださいを言われ差し出された時に本当の人間としての幸せを感じました。心から厚く御礼申し上げます。埃を落としブラシまで差し出された有り難味は忘れることは出来ません。気遣い有難う御座います。大使館の方々の優しいいたわりの気持ちが忘れません。そして自分の寝床に戻り荷物の整理をし、明朝の出発準備を終え、まだ食事まで時間があるので小屋の周りに咲いている オンダテ イワメツメクサ ミヤマオトコヨモギなどの写真を撮り食事をすませ寝床に入った。今夜夜出発する女子高校生が入ってきた。しかしこの女子高校生たちは礼儀正しく音も出さず静かに寝床に着いたのには驚いた。指導者がしっかりしているのかそれとも一人ひとりの自覚なのかマナーと知性を持った立派な高校生を見ることが出来た。しかし昨夜来から風は治まらずますますきつく厳しく山小屋をゆする。夜中出発時間がせまりガイドさんの説明が耳に入る。風が強いので後二時間様子を見るそれでダメなら登山中止なる指示であった。我々が出発下山する時刻に登山中止が決定一人ひとりの顔が残念そうに見えた。思い出中途半端になったのは見ててもその残念な表情は見れたものではない。また機会があれば来年登ってほしい気持ちで分かれた。我々は二度目のご来光を仰いだ。
      
空が色つく4.時10分から5.時00分まで観察し雲の変化を見ながら下山した。雨がぽつ
       
ぽつ降って来た。雨具を着て下山を開始した。六合目に6時40分に着いた。ふと空を見上げると、素晴らしい綺麗な虹が山裾に掛かった。富士山で虹は始めてである。
虹の光景を写真に撮った。富士山の虹も初めて見た。少し休憩しガイドさんから今日は昔の登山道をおりて見ましょうと言う話がありこの道を降りた。草花は沢山咲いている本当の富士山の原点の登山道の歩き登山道の原点を感じた。その途中壊れた家等もあったがその下に下りると立派な山小屋があった。そこで休憩し咲いている草花を撮影した。

     
休憩しホタルブクロ ユリが沢山咲き誇っていた。心が和んだそして立正安国の碑に立ち寄り富士山の山小屋へ荷物を運びだす基地を見て五合目案内板のところに着いた。
     
時刻は
7時57分これから荷物を整理し9時10分ガイドさんの挨拶をうけ富士山五合目を後にし河口湖方面の紅富士の湯で温泉に入り食事をし羽田飛行場へ、当初は浅草見物を予定していた。しかし台風五号は容赦なく九州四国中国へ押し寄せてくる。当初の飛行機便をすべてキャンセルし羽田発17時30分に替え広島着19時55分で無事到着しホットした。
今回の富士登山お鉢めぐりは出来なかったが、山は逃げずにまってくれるし 富士山を案内してくれた女性のガイドさん また我々をもてなしてくれた 鎌岩館 大使館の方々に厚く御礼申し上げます。益々のご発展をお祈り申しあげます。最後に天気が最高に良くても風の動向を知ることもひとつ勉強とさせられました。来年四回目に挑戦したい。
    
小御岳神社に参拝し来年に期待し富士山を後にした。富士登山はあせらずあわてずゆっくり大きな深呼吸 あせりは禁物 マイベースで貫く 決してあせらず一歩一歩登ること
新陳代謝を活発にし 水分補給はこまめに取ることを三回登ってようやく身についた。
皆さんのご健康とご発展をお祈り致します。
  飛行機で行くお鉢めぐり三日間の旅であった

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■5 富士登山の参考になりました
8月3日〜4日の富士登山ツアーに参加してきました。5合目に着くまで自分がどのルートで登るのかさえも知らずにのんきな登山初心者でした。結果、吉田口からの登山でしたので参考になりました。

 私の場合台風5号の影響で、霧、雨、風に悩まされながらの登山で、8合目の富士ホテルでの宿泊でしたが、あまりの強風と雨のため山頂アタックはできませんでした。
8合目の下山ルート分岐点のことは登山ガイドの人も「東京(山頂の山小屋)過ぎたら江戸(山小屋)左」と覚えて下さい。と言ってましたので、正しいルートの覚え方です^^。

 当方運動不足と寝不足、準備不足で運にも見放され(?)登頂もできず8合目で下山となりましたが、時折霧が晴れた時に見えた下界の山中湖、河口湖、周囲の景色は一生忘れられない光景でした。5合目に向かうバスの窓から日本カモシカの親子と思われる獣もみれましたし、山中湖西部の空中に湧き上がる竜神のような形の雲も見れたりして、怪我も無く無事に生還いたしましたので本人的には楽しい登山だったと思っています。今現在ふくらはぎ、ふとももの上部と脇と筋肉痛でぎこちない歩行状態ですが、参考になりましたので御礼かたがたメールいたしました。

 はじめたばかりのブログですが、登山の模様をブログに書きまして、参考になったホームページとして紹介させていただきましたのでご報告いたします。よかったら、見てみてください。

http://41650281.at.webry.info/

 ブログ内では「セレロンD」をハンドルネームとして使っております。

 来年可能かわかりませんが、ご来光と登頂を一度経験してみたいと思っております。ありがとうございました。

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■6 家族4人での初富士登山(須走口、一泊コース)!

日頃からそこそこ運動はしている家族4人で富士登山をしてきました。台風が来ている中で雨には降られませんでしたが、強風が大敵となりました。父親は今回が3度目(1度目は高校生の時に友人と日帰り登山で、2度目は10年前に会社の同僚と夜行泊なし=山頂は大雨、低温で眉毛が凍った)していますが、母親と子供2人は初めての富士登山です。

【行程】7/31(火)〜8/1(水)、須走口ルート、7合目の山小屋(大陽館)で一泊【メンバー】・父親(41歳・普段も運動⇒短距離型)・母親(39歳・日頃はテニス⇒長距離型)・長女(中2・ソフトボール部)・長男(小5・サッカークラブ)【装備】・リュック(父:大、母:中、子供:小*2)・トレッキングシューズ(父、長女)、テニスシューズ(母)、サッカーのトレーニングシューズ(長男)・半袖下着、長袖、ズボン(ジャージ)、防寒着(フリースなど)、雨具(上下別の)、タオル・食料(お菓子、ゼリータイプの食料、飴、キャラメル類)・ライト(ヘッドライト*2、マグライト)・スパッツ*2・トレッキングストック、スキーのストック*2組、金剛杖(5合目で購入)・救急用品、耳栓・飲み物(500mlペットボトルで水2本、アミノバリュー4本、1Lペットボトルで水2本=計5L)・サングラス、マスク

【7/31(火)】8:00台風が来ていて天候は不順だったが、日程をずらしてもよくなるかどうかわからないので予定通り川崎を出発。須走口5合目には昼前に到着。高度適応するために昼食(カセットコンロでお湯を沸かしてカップうどんやスープ、パンなど)を摂る。1時間半ほど滞在。

12:50須走口5合目を出発。長男は金剛杖(中)を900円で購入。これに山小屋で焼印を押してもらうのが、後々大きなモチベーションになることに。樹林帯の緑がきれい。6合目の先で登山道にブルが横転していた。ブル道から転がり落ちてきた模様。時間がずれていたら一大事だった。後で聞いたが荷揚げの業者さんのブルで、運転されていた方は大腿骨骨折だとのこと。この事故を撮影するためか上空をヘリが何機も飛んでいた。

16:35今日の宿泊先である7合目大陽館着。みんな元気。初日は薄曇りでたまに日差しがでる感じで山登りには最適。途中からは雲海の上にいるようでとてもきれいだった。夕食後、日没までに地球影や影富士も見られてた(大陽館のお兄さんに教えてもらった)。感動!。大陽館の食事が好評なのは既報の通り。ご飯、豚汁はお替り自由でハンバーグ定食。山小屋とは思えないほどで、特に豚汁が温かく美味しい!。到着している他のお父さん達で軽い高山病だと思われる症状が出ている人がいたが、宿のお姉さんが対策をレクしていた。寝たらダメで、とにかく深く呼吸をするようにとのこと。特に息をしっかり吐きなさいといわれていた。

19:45寝床は1人1つの寝袋。もう寝入っている人、やっと到着した人など、行程が人それぞれなので結構やかましい。耳栓をして就寝。長女と母親は爆睡(耳栓せずに)。長男と父親はあまりよく寝られなかった(これが翌日の体調に大きく影響)。夜中に目覚めたので長男と外に出てみると風が強くなっているが満月と街の夜景がきれいだ。外に出てきた山小屋のお兄さんに色々お話し。子供が高山病でヘロヘロなのに山小屋に残して親だけ登頂しようとする親がいるらしく、憂いていた。

【8/1(水)】4:00起床。頂上でご来光組はすでに0時前後に大陽館を出発。こちらはご来光を見て朝食を摂ってから出発することにしていた。心配していた天候は素晴らしいが、とにかく風が強い。そのおかげでとてもきれいなご来光が見られた!(4:50)。朝食もご飯と味噌汁はお替り自由。ただ、お茶は2杯目から有料だけどね。


5:45大陽館出発。ハイペースにならないように気をつけてはいたが、後で聞くと子供は2日目のスタート時が少し辛かったそうだ。天気はピーカンだがとにかく風が強く砂塵も飛んできてしんどい。徐々に空気が薄くなっていることを感じる(父親だけ?)。

6:30に本7合目見晴館、7:13に8合目江戸屋、7:45に本8合目の胸突江戸屋、8:35に8合5勺の御来光館着。父親が少しヘタリ気味だが、他の3人はまだまだ元気(逆に長女に心配される(あれあれ)。その後、9合目?の鳥居。9合目には山小屋がなく看板もないので、この鳥居が9合目なのかわからず。長男が空気が薄いために少し苦しそう。時間をかけて登るが強風で神経も体力も奪われる。8合目以降は登山客が増えるのと、がれき道になりかなり辛くなってきた。

10:15気が付くと山頂の鳥居に到着!。記念撮影をする。景色は最高にきれいだが、砂塵がすごくてハードコンタクトレンズ+サングラスの父親は目が開けられないほど痛い(完全に失敗)。母親と長女はこの環境でもすこぶる元気(おそるべし)。父親と長男はヘタリ気味。頂上では油断すると吹っ飛ばされそうなくらい風が強く、お鉢巡りは断念(事前に山小屋で書いた絵葉書を山頂の郵便局で出したかったがそれも断念)。火口部を見にいこうとしても子供だと飛ばされそうなくらい。山小屋で(即席)ラーメン800円也を食べて休憩。長男少し回復。山頂の神社で金剛杖にご朱印を押してもらう。

11:50下山開始。相変わらず風が強い。なだらかな下山道(ブル道)を下れるのを知らずに登ってきた登山道を下ったため、かなり体力的にロスした(父親の調査不足)。長男は頭が痛くなってしまい元気がなかったが8合目から下に下りてくると見違えるように元気になった。7合目の大陽館を過ぎると砂走り。もっと砂の目が細かく幅が広いのをイメージしていたが、岩も転がっており幅が狭い。でも、父親以外はスキーのような下りを楽しんでいた。砂走りを下るならスパッツは必携。なかった父親と長男の靴には砂が入り、結構痛い思いをすることに。父親は完全にお疲れモード突入。長男は完全復活し、父親の心配をしてくれた(汗)。あと、スキーのストックを2組持っていったが、登りでも降りでも結構重宝した。何か杖があったほうが楽なような気がする(大陽館のおやじさんは杖が高山病の原因になるともいっていたが)。あと、砂塵対策でマスクが役に立った。紙製の使い捨てのものだが、あるのとないのじゃ大違い。

15:20樹林帯の入口、最後の山小屋砂払い5合目吉野屋で須走口全制覇の焼印を押してもらい、長男はご満悦。その後、樹林帯を通り、15時半前に5合目着。なんとか無事元気に降りてこられたことに感謝しつつ、ソフトクリームで乾杯。荷物をまとめて河口湖の近くの宿に移動。富士山の姿を下界から見て、“あんなに高いところに登って降りてきたんだなぁ…”とちょっと感動。

【振り返って】子供達もクラブなどでなかなか都合が合わないため、こうして家族で富士山に登れる機会はそうはないと思うので、無事に全員登頂できたのはとてもラッキーだった。計画的にも富士登山に詳しい会社の上司に教えてもらい、登山ルートや行程、装備など確認し、初心者でも一番登頂しやすいものを選んだつもりだったが、最終的に一番疲れていたのは父親だった。他の登山客もお父さんが具合が悪くなっている人が多いように感じられたのでご注意ください。

以前に登った時に雨でしんどい思いをしたので、雨具には気を使ったが、ピーカンで強風というのはあまり想定していなかった。砂塵対策は重要です。使い捨てのソフトコンタクトを持っていけばよかった(日差しも強くてサングラスも必要だった)。

持っていった水の量は4人で5Lでほぼ適当だったと思う。2日目はかなり暑かったが、疲れてくると飲むのもおっくうになってくる。口をゆすいだりするのに真水も必要だと感じた。みなさんの投稿もとても参考になりました。ありがとうございました。この富士登山で子供達が自信をつけてくれたらと思います。

■7 日帰り登頂出来ました

 二年越しの富士登山が遂に達成できました。今年は当初7月末の予定でしたが、なかなか梅雨が明けず8月始めは台風4号が不安で延期。

* 登頂日    2007/8/6 天候 晴れ
* 登山ルート 河口湖〜スバルライン
* 登山者   54歳同年の夫婦 (年に1〜2回山登りをしています。北アルプスが多い)
 富士山は初めてなので不安もありネットで下調べを十分しました。体験談も参考になりました。

 自宅は新潟県で5日の夕方出発して河口湖側へ向かったのは良かったが、なんと想定外にこの日は「湖上祭」とかで、しかも丁度午後9:00になった為「河口湖大橋」の手前で大渋滞に巻き込まれてしまった。抜けるのに2時間かかり5合目に0:05到着。車の中で仮眠(缶ビール1本と睡眠導入剤を服用、耳栓を使用)

 AM  5:00 出発  2305m
 5:50 6合目 2390m 5合目〜6合目 標準時間:約45
 7:06 7合目 2700m 6合目〜7合目  ”: 60分  花小屋前で朝食のおにぎり
 7:54    2800m  富士一館
 8:14    2900m  鳥居荘  トイレ
 8:30発
 9:18 8合目 3020m 7合目〜8合目    :100分  太子館
 10:11    3200m   白雲荘
 11:26 本8合目3360m 8合目〜本8合目  ”: 80分 富士山ホテル
 11:45     3450m  御来光館
 12:53 頂上  3776m  本8合目〜頂上   ”:80分

 安全指導センターの案内パンフにある標高と山荘に書いてある標高に違いがあります。

 登山者は少なくてスムーズに登れました。高山病が一番心配でしたが、腹式呼吸で深く息を吸う事を心がけて自分のペースで登るのが基本です。時間に余裕を持つ事。天候は晴でしたが雲が多く直射日光があまり当たらず暑くなかったのも幸でした。7合目までは半そで8合目辺りから空気がひんやりしたのでその上に長袖のシャツを着た。頂上で少し休みトイレに入る(200円)お鉢巡りに出発。郵便局で事前に書いてきた「暑中見舞い」の葉書にスタンプを押して投函。剣が峰に上がり測候所の見晴台に行くとモコモコとした雲海がはるか下界にあって素晴らしい眺望でした。全体的に雲海の為地上の景色はあまり見えなく山並みもダメでした。大気も安定していて雷雨も無く良かったです。お釜を覗くと焼けた赤岩などもありスケールの大きさにその壮大さに圧倒された。
 当初は頂上小屋に泊まって御来光を見るつもりでしたが、妻の心臓が少しバクバクしたり呼吸も休むと軽く苦しいと言うので下山する事に決定。ただ時間が遅いので夜になる事を覚悟しました。

 16:45  下山開始 私達がほぼ最後かと思うほど下山道はがらがら。
 17:35  江戸屋の分岐点 (須走り側との分岐) ジグザグの下りに飽きもきます。かなり前に家族連れが下っている程度なのでリュックカバーやマスクも必要なしでした。スパッツは着用しステッキは2本使用。所々斜面が急な場所は「石車」に乗ってザーと足が流れた。足のショックを軽くする為に発見したのは砂利の足跡がスプーンカットになっているので窪みに足を入れないで山の所を歩き歩きするとショックもなく山が崩れてくれるので2足分先に進むのです。ラッキーでしょ?7合目辺りから暗くなりヘッドライトを着用。
 20:30 5合目到着 やったぞー日本一の高い所へ登った! 妻と。

 登り7合目辺りで群馬の広瀬さんという人に会った。67歳(?)とかで40数回登っているという。信仰の山から観光の山になりマナーの悪い人が多いという。実際妻は登山しながらゴミを拾いました。キャンディーの袋等が多くて道脇の石の間にわざわざ突っ込んであったりとひどいものです。外国人も多く登るのに自国の自然や当然のマナーを守らないのは恥ずかしいと思う。8合目辺りでは女子高生の夏季訓練の団体に会いその掛け声に妻は励まされ一緒に登った。それは「ファイト」・「ガンバロー」・「ボイス」 学校名は聞かなかったけど君たちに「ありがとう」。

■8 小学1年女児登頂!

2007年7月29日(日)〜30日(月) 須走口

 小学1年生の女児を登頂させましたので,準備や工夫について紹介します。メンバーは,私(39才・父),和子(39才・妻),ゆうり(小4・女),ひろの(小1・女)の一家4人でした。
 富士登山のきっかけは,今年初頭にゆうりが学校で富士山の歌を習って,行ってみたいなと言ったことです。せっかくですので,一家で登ろうということになり,被害者である小学1年生のひろのが今回の登頂の鍵を握っていました。早速情報を集めてみたところ,須走口からの1泊2日がよさそうということ,ゆっくり登れば子供の体力は問題ないが,モチベーションの維持が問題で,高山病でダウンする子供が多いことが分かりました。
 我が家は登山やトレッキングとは無縁でしたので4月に入って4人分の登山靴と大人用のトレッキングポールを購入し,大山へ訓練に行きました。子供たちにはモチベーション維持のため本番で金剛杖を買うのでトレッキングポールは無しです。ゴールデンウィークにはザックとレインウェアを購入し,丹沢・塔之岳へ山小屋泊の1泊2日訓練へ行きました。あいにくの雨でしたが,新調したレインウェアのおかげで子供たちは雨の中でも気分を害することはありませんでした。6月は千葉県内の伊予ヶ岳と富山へ短時間訓練に行きました。
 これらの訓練を通じて,ゆうりは体力,気力とも問題がないことが分かりましたが,ひろのは登り始めとお腹が空いたときにぐずることが分かりました。また,喉が渇きやすいことも分かりました。訓練では,喉が渇いた,おやつないの?,お昼まだ?,もう動けないというひろのに振り回され,私がイライラし,私の忍耐力不足も露呈しました。
 そこで,これらのことを踏まえて
本番ではここのサイトの情報に加えて次のような対策を取りました。
 1.
金剛杖
 金剛杖は,5合目の菊屋では大中小の三種類の長さのものが売られており,ひろの用に小(約105cm)を購入。他の方もおっしゃるように子供にとって焼印はとっても有効でした。ひろのが給水したり,行動食を取るときに倒して他人に迷惑をかけたり,「持ってて」と言わせないように家から準備してきたストラップを付けました。
 2.
ペットボトル
 ひろのは幼児用の遠足リュックを使っているのでペットボトルポケットがなかったので,訓練の時はひろの用のペットボトルは私が持っていました。これを肩掛けのペットボトルホルダーに入れ,ひろの自身に持たせ,適宜,勝手に飲ませるようにしました。ひろのの要求の度に私が煩わされることがなくなり,私が楽になりました。
 3.
高山病対策
 私以外は腹式呼吸が上手にできなかったので,ダイエットホイッスルを事前練習および当日休憩ごとに使用させました。
 4.
号令係
 ひろのを号令係を任命し,休憩の開始や終了時の号令,食事の時のあいさつをさせました。それから,小学校の運動会での応援合戦を参考に富士登山の応援歌を作らせ,ことあるごとに歌わせました。「(ひろの)富士山登れば」「(全員)富士山登れば」「(ひ)いいことあるさ」「(全)いいことあるさ」「(ひ)みんなで登るぞ日本一」「「(全)みんなで登るぞ日本一 オー」という具合で振り付きでした。結構はずかしかったですが,思惑通り注目を集め,いろいろな人が声をかけてくださり,ひろののモチベーション維持に多大な貢献となりました。
 5.
合目の呼び方
 例えば,7合目と本7合目のように7合目が二つあることが子供たちには納得できないようでしたので,7合目の次は8合目だと思い込んでいて,実は本7合目だと知った時のショックがないように「合目」は使わず,山小屋の名前を覚えさせました。

 次に実際の所要工程と天気を記します。
 7月29日(小雨時々曇り)五合目登山口(菊屋前)10:40→12:40長田山荘13:40→14:15瀬戸館14:40→15:55大陽館16:10→17:25見晴館
 7月30日(雨,頂上付近,雷,ヒョウ)見晴館6:00→6:40江戸屋(下)7:10→7:40江戸屋(上)7:50→8:20御来光館8:40→10:40山頂11:30→16:20五合目登山口(菊屋前)

 最後にちょっとした情報です。☆7月29日(日)の須走口駐車場は,10:00までは空きがあるにもかかわらず,入場させてもらえませんでした。9:00に到着した我々は駐車場手前でUターンさせられ,路肩駐車となりました。☆登頂時は雷とヒョウでしたので,すぐさま山口屋(別館)に入りました。落雷の恐れがあるので小屋は電気の使用を控えていました。同様の理由で神社の焼印もやっていませんでした。その代わり,普段はやっていない山口屋さんが有料で焼印を押してくださいました。☆ほとんど雨でしたので写真がありません。この時期コンビニなどで売っている水中用のレンズ付フィルムがあればなぁと思いました。☆雨の砂走りは砂ほこりが立たず,快適です。

■9 須走口より二度目の登山

 2年前に須走口から登った時の感動が忘れられず、職場の友人達(総勢7名)との登山を計画しました。今回も須走口から登り、山小屋(8合目の江戸屋)で1泊しました。

【事前準備】
 ・山小屋は1ヶ月前に予約の電話を入れたのですが既に一杯のところが多かったです。大人数で行く際は、とにかく早めに宿を押さえたほうがいいと思います。
 ・今回は自分が企画者だったこともあり、高山病の人が出ることが心配で、出来る限りの高山病対策(薬、風船治療用の風船、携帯酸素を持つなど)を考えて行きました。途中で自分も含め何人かが高山病の兆しが出ましたが、色々な対策を考えていったことで精神的に安心できました。全員登頂できて本当に良かったです。(一番効果があったのは、やはり高度を少しずつ上げる−ゆっくり歩く−こと、腹式呼吸を心がけることのように思いました。)
 ・スポーツ店が無料で開いてくれる富士登山無料講習会に行きましたが、装備について丁寧に教えてもらえなかなか良かったです。初めての方は、行ってみると富士登山の具体的イメージが描けると思います。

【登山記】
 8月4日土曜日の8:30に渋谷駅モアイ像前に集合。15分前に到着したが、既に女性陣は全員揃っていた。素晴らしい!男性陣は直前まで仕事が本当に忙しかったみたいで、来られるか(起きられるか)心配だったけれど、ほぼ時間通りに集合できたのでほっとした。ドライバーを買って出てくれたリーダーの車が来るまで、コンビニでお買い物。睡眠不足でほとんど目が開いていない友人が、みんなの分まであんぱんやカロリーメイト、ツナ缶を買ってくれた。(ツナ缶は重いのに何でわざわざ?と首をかしげていたが、夕飯時にその意味を思い知った。)
 車に乗り込み、いざ出発!だが、道がものすごく混んでいて本当に行けるか不安になった。週末の渋滞を甘くみてはいけなかったよう・・・
 予定より2時間以上遅れ、13時少し前に駐車場に到着。駐車場から出てくる車がいるのに、満車の札が立っていた。
なぜかユーターンを促す係員とリーダーが交渉し、無事に駐車できた。ユーターンして路駐することになったら、ますますスタートが遅れてしまうので本当に助かった。
 山小屋の人に遅くとも12時には登り始めるように言われていたため、遅れる旨を電話したらまだ登り始めていないことにびっくりされた。とりあえず宿泊を断られなくてほっとしたが、一体何時に辿り着けるんだろう。

 車でお昼を食べた後、14時頃に登山開始。長い午後が始まった。
 私は5合目の登り始めから軽い頭痛を感じた。前日は睡眠不足だったし(子供の遠足のように興奮して眠れなかった)こんな初めから頭痛がすることに嫌な予感がした。前回も既に5合目から空気の薄さを感じたが、今回の方が高山病の出方がはっきりしている。前のように腹式呼吸などで高山病を克服することができるのか不安になった。一人だけ登頂できなかったらどうしようという気持ちで心が一杯になった。でも、もう一人も頭痛がするというので、弱気モードが半減された。一人で下るのはさみしいけど、二人だったらいいかも、と少し気が楽になった。
 救心を飲み(高山病に効くという話を聞いたので。効果はハッキリしないが、精神的にものすごく楽になった)、腹式呼吸を心がけてゆっくり登っていった。風船治療を真似て風船を膨らませたり、カエルの歌のりん唱をしたり、みんなでわいわい登っているうちに高度に慣れたのか、6.5合目ぐらいから楽になったし楽しくなってきた。メンバーのおかげだ。
 7合目あたりから女の子の一人の足取りが重くなり、彼女の荷物を男性陣が交代で持つことになった。途中霧がかかって先が見えず、果てしなく続く砂と岩の道に精神的にも疲れた時、前々週に富士登山をした人から教えてもらった通称
'ワンコ'作戦なる戦法(次のコーナーまでは止まらず歩き、コーナーに着いたら‘ワンコ’!と一声。ちょっと立ち止まり呼吸を整え、さらに次のコーナーを目指す)を真似してみると、だいぶ気持ちが紛れた。「あと4ワンコかな」、「ラストワンコ!」など口々に叫ぶと励みになったし、純粋に楽しかった。
 徐々に日が暮れ、ずっと先に見える夕焼け雲を頼りに見晴館へ登っていった。8合目まであともうちょっとだ。疲労困憊の中、19時15分、とうとう山小屋に着いた!やったぁ。みんなで手を取り合って喜んだ。
 前回も思ったのだけれど、頂上に辿り着く喜びよりも、日が落ちて段々暗く寒くなる中ヘッドランプの光を頼りに一歩一歩登り、明るく暖かい山小屋にやっと辿り着く喜び、私にとっては断然こっちの方が感動が大きい。

 夕飯はお決まりのカレーライス。ビールとお水で乾杯。(飲んだのは私ともう一人だけ・・・高山病は完治したんかい?!と自分にツッコミを入れつつ)気圧が高いためか、お酒の回りが速かった。
 ここで重い思いをして運んでもらったツナ缶が登場し、カレーが豪華なツナカレーに変身した。山で食べる物は何でも美味しいけれど、このツナカレーはどんなレストランにも負けない味だった。
 夕食の時点で一人、高山病の症状が出てきてしまったようで吐き気がするとのこと。カレーライスは一口しか食べられなかった。心配だ。食後、風船療法をしがてら、みんなで夜空を見に行った。雲が晴れて、満天の星空!流れ星も見えた。北斗七星がこんなに大きく、近くに見られるなんて、と本当に感動した。そんな星空の下での歯磨きは(注:歯磨き粉は使わず、水だけでしました)、贅沢としか言いようがない。宿の前で並んで歯磨きをする様は、傍から見たらおかしかったに違いないケド。しばらく夜空を眺めた後、寝るために山小屋に戻った。
 今年から
富士山の宿は宿泊制限をしている話を聞いていたが、本当だった。2年前よりも寝床はかなり広く(通常10人スペースを7人で使わせてもらえた)、かつ、隣のスペースに人が来なかったため、結局1人につきほぼ1つのお布団で寝ることができた。富士山の山小屋ではスイートルームと言って良いと思う。本当にラッキーだった。しかし、寝床は広かったものの、私の寝たスペースが階下の音が筒抜けするところで、耳栓をしていたのに、頂上でのご来光を目指す人達の準備の音がうるさくて何度も目が覚めた。やっぱり100円ショップの安い耳栓はダメだ。ケチった自分が腹立だしかった。近くに寝ている他の家族の男の子のうめき声も気になる。小さいのに高山病らしく辛そうで可哀想だった。みんなが早く起きるのをずっと待っていた。私にとっては長い長い夜だった。他の人はは相当ぐっすり寝られたそう(普通の日より眠れたという人もいた・・)。うらやましい。

 3時半に宿を出発。外は頂上を目指す人たちで大渋滞。みんな蛍のようにヘッドランプを付けてゾロゾロ歩き、何ともいえない風景。満天の星空はまだ頭上にあるけれど、東の空ではうっすら夜が明け始めた。半月もぽっかり浮かんでいる。白み始めた空を見ていると、ライオンキングのオープニング、夜明けのシーンをふと思い出しました。
 日の出は4:40頃と聞いたので、4:15から座ってご来光を待つ。幸運にも晴れているので、素晴らしいご来光が期待できそう。今回は天候にはとても恵まれた。じっとしていると寒くてしょうがないので、押しくらまんじゅうをしながら待った。青春っぽいなぁとひとりごちた。
 じりじりしながら待っていると、ご来光の瞬間が!あっという間に太陽が姿を現し、世界が明るくなった。一日が始まったんだという実感が湧き、無性に嬉しい。5時から大渋滞の中、頂上を目指して歩き始める。本当に動かなくてイライラしてしまった。みんな無口になっていく。7時半にやっと頂上に到着。頂上で、牛丼と温かい味噌汁を食べた。あぁ〜美味美味。

 砂走り用のスパッツを装着し、いざ下山を開始。まだ8時半である。寝不足で疲れが取れていない私は、下りの方がキツかった。悪夢のように延々と続く砂走りの坂。スピードは出るけれど、その分足に負担がかかり、最後の方は右膝が泣いた。
 リーダー曰く、「上りは根性で、下りは忍耐」だそう。確かにそうだ。ざっと計算しても、登りは8時間半かかったところを、3時間弱で下った。すごい違い・・・上りの苦労と比べてしまうとやや空しい気持ちになる。
 昨日から、メンバー7人の中で登る順序が何となく決まっていた。リーダーを先頭とする前半4人組と、少し遅れて後半3人。後半のうちの一人は前々日に高熱が出たらしく顔色が悪く、常に一番後ろを歩いていた。彼は自分のペースでゆっくり歩いているんだと私は勘違いしていた。が、自分が下りで調子が出ず後半組になってみると、彼はあえて一番後ろを歩き、ペースの遅い人が大丈夫か見守ったりみんなに配慮していることが今更分かり感動。全体の様子を見つつしっかりしたペース配分をしてくれたリーダー、そしてお互いの体調を気にかけ励ましながら楽しそうに一歩一歩進むメンバーのみんな、最高のメンバーだと思った。
 そして、11:30には登山口へ到着!!ばんざーい。ちょっと照れながらも、登山口で「せーの」と全員一緒に最後の一歩を踏んだ。みんな、本当にお疲れさま!

【持っていってよかったもの】
 ・アミノバイタル。だいぶ筋肉痛が緩和されたように思います。(山小屋で使うようにエアーサロンパスを持って行けばよかったかも。)
 ・フルーツ。特にオレンジはみずみずしく、山では地上の何倍も美味しく感じられ大好評でした。
 ・足のサポーター(これがなければ下りはきついでしょう)

■10 体験記(お勧め須走コース)

8/3〜4に初めて富士山に登ってきました。
今回の山行は、息子(小6)と母(40代後半)の二人ででした。

主人が同行できない事は事前にわかっていたので、子どもと二人きり心細いし、体力にも自信がないし、と不安だらけの準備段階でしたが、このHPを熟読し、コースを考え、道具を揃え、早朝ウォーキングで体力作りをして臨みました。

コースは、HPおすすめの『須走り口』コース、七合目の大陽館泊の一泊二日。前日は台風で大荒れの空模様でしたが、当日はなんとか雨もやみ登山決行。

御殿場で待っていた主人によると、下界はどんよりと時々小雨が降り、富士山はまったく見えなかったそうですが、なんと五合目より上にいた私たちは、時々ガスに包まれながらも青空の下、快適な登山ができました。

 今回一番大変だったのは、『高山病』でした。
大陽館に着いてホッとしたのもつかの間、頭はガンガンし吐き気がしてきてしまい、布団に倒れこんでいたところ、小屋の方から、「身体は起こして、しっかり息を吐ききる事をしばらく続けなさい」とアドバイスをいただき、その通りにしていると、本当に15分程で治ってしまいました! 

翌日は、小屋から御来光を見て出発。
歩き方は小屋の方のアドバイス通り、スーーッと口から息を吐く事に心がけ、杖は持たず(登山用杖だったので畳んで)腕は前で組んで、ゆっくり登り、なんとか久須志神社にたどり着けました。
しかし、そこで二人とも猛烈な吐き気でダウン。お鉢巡りは諦め、下山してきました。
一応携帯酸素ボンベも持っていたのですが、不良品で噴出せず、まったく役に立ちませんでした。

下りは、膝に故障がある為不安でしたが、登山専門店で購入した
膝用のテーピングのおかげで快適に下山でき、高山病の方も砂走りの頃にはすっかり元気になり、親子ともども達成感に満たされて帰路に着きました。

このHPの皆さんの投稿がとても参考になりましたので、私達親子の体験記も寄せさせていただきました。