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皆様より寄せらせた 栄光の 富士登山体験記
富士宮口から】編(1999年厳選版)
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No.1 苦しかった下山 サクさん 7/27 富士宮口

 私は先週土曜日7/24に初めて富士山の頂上まで登りました。夜中の12:00に寝てAM3:00に起き、富士山の5合目に到着したのが、朝の6:00でした。5号目の駐車場はいっぱいであきらめて、下まで行こうとした途中にラッキーにも1台だけスペースを見つけて、いざ出陣となりました。わたしは、日ごろ運動もしていないし、寝不足(その日は梅雨明けの日で蒸し暑く眠れませんでした)の為、途中で気分が悪くなるのではと大変心配でした。しかし、夫が東京にめでたく転勤となり(現在は小田原在住です)その転勤記念の登山なので、意地でも登らねば、と密かに自分に言い聞かせました。私の心配はよそに、あっという間に9合目に着き、「あーあと1つだ!」という感じで、「つらいけど、なーんだ、私のような運動不足の人間でも登れるんだ」と、最初、意気込んでいたので、ちょっと拍子抜けの気分でした。
 しかし・・・・悪夢はそれからでした。その日は晴天だったのですが、風が強く、目を開けて歩けない程だったのです。登るのにはさほど気にならなかったのですが、降りるときが大変でした。11:00に到着して、12:00に下山したのですが、もう、9合目の時に、足の爪先、かかと、すべていたくなって、ヒーヒーいいながら8,7....と登った時より休みながら降りました。途中、泣いている子供がたくさんいて、大人の私でもこんなに辛いのだから、子供はもっと辛いだろうと思いました。5合目に降りた時はもう1歩も歩けない状態でしたが、夫におんぶしてもらうわけにもいかず、亀のようにしてようやく、車にだどりつきました。その次の日です。私は足のふくらはぎ、ももの前がはり、歩ける状態ではありませんでした。温泉と湿布とインドメタシンで本日から、歩けるようになりましたが、ほんとに、ひどい目にあいました。富士山に登った人からアドバイスをいただくと登る時の注意はしてくださいますが、降りときの話をされる方はいなかったので、降りることがこんなに辛いとは思いもよりませんでした。そこで、降りる時のアドバイスをいただけると大変ありがたく存じます。でも、今は恐くてまた、富士山に登ろうという気持ちにはなれません。でも、またいつか挑戦したいと思っています。

No.2 役に立ったHP 柳川さん 7/31 富士宮口

  あなたのホームページを参考にさせていただきました。7月29日に家(徳島県鳴門市)を出発し、富士宮口に17時過ぎに着きました。少し仮眠をとって、11時30分ごろ登山を始めました。全く始めてで夜の登山は少し心細かったのですが、広島の方が声をかけてくれて、一緒に登りました。ご来光も頂上で見ることができとってもよかったです。台風の影響で天気が心配でしたが、最高の天気だったと思います。しかし、寒かったので、準備のページはとても役に立ちました。8合目までは、登りだしこんなに防寒対策は必要ないのではと思いましたが、だんだん高度が上がって来るにつれてわかってきました。呼吸が苦しくて体が温まるほど登れないし、風が強く体感気温がとても低いのき気が付きました。持っていった衣類は全部着ました。何といっても、上下のウインドブレーカーは絶対必需品ですね。雨は降ってなくても必要なことがよくわかりました。廻りに山がない富士の地形のせいか、強風の日が多いですね。だから、本当に助かりました。フードがあるものを持っていたので、なおよかったです。  頂上には、4時30分ごろ、ほとんど日の出の時間でした。約5時間の登り、出発の頃は前後がまばらでしたが、8合目ぐらいからどんどん増え始め、9合目ぐらいからは列になってしまいました。月曜日の朝で、この様子なので、土曜日はすごいんだろうと思いました。火口を1周と半分して、その間に食事をして、8時頃河口湖口(スバルライン方面)に向けて下山し始めました。登りの時は足にまめができたり、爪が痛くなったりしなかったのですが、靴の中で足が前に前に押され、小指が痛くなりました。帰ってみてみると、圧力のためか紫色になっていました。爪がはがれるかもしれないと思います。河口湖5合目に着いたのは12時を過ぎていました。4時間以上かかってしまいました。前日の11時30分〜12時過ぎまで12時間以上はきつかったです。体を休めて午後下山が良かったと思います。とっても役にたちました。本当にありがとうございました。陰富士があまりにきれいだったので送ります。ちょっと大きくなりますが見て下さい。

影富士


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No.3 還暦記念 Nakanishiさん 8/15  富士宮口

 60才の還暦を記念して富士山に登りました。
 中学生の頃に登ったことがあり、軽い気持ちで娘と妹夫婦の4人で富士宮口から挑戦しました。7月23日に三島からバスで5合目に行き少し休んで1時30分に5合目を出発、8合目までそんなに苦労なく登ることが出来ました。私はビデオに凝っているので一行の前に行ったり後ろになったりして撮影をしていました。天気も良く快適な登山でした。

 途中7合目を過ぎた頃、客引きのお兄さんにあい、8合目から右に行き、御殿場口登山道の8合目は山小屋が空いていて、ゆっくり眠れて、しかもカレーライスがお代わりOK、さらに登山道も空いていて、頂上付近の渋滞もないからお得ですよと云われ、御殿場登山道の赤岩八合小屋に泊まることにしました。
これが大正解だったような気がします。客引きのお兄さんの云うことは本当でした。私の隣には誰も寝ておらず大の字になって寝ることが出来ました。
カレーライスもまあまあです。同じ小屋に84才のおばあさんが娘さんと泊まってました。おばあさんは74才の時から毎年登っているとのこと。娘さん(孫か?)の方がへばってましたが、おばあさんは元気元気でした。
 2時半に起きて頂上を目指すことにしましたがここで妹がダウン、小屋に残り3人で登り始めました。私は調子よくかなり早いペースで登りはじめましたがこれが大失敗、すぐに気持ち悪くなり道ばたにダウン、娘と義弟の二人を先に行かせました。あたりは真っ暗、登山者もあまりいないので心細い気持ちで少し休んでいましたが、ここで諦めるのも悔しいので、頂上でご来迎が見られなくても良いやと思いゆっくり登りはじめました。それこそ10歩歩いて30秒休むと言うようなペースで、ゆっくりゆっくり登り始めました。なんとか頂上にたどり着き、ご来迎にも間に合いました。
 頂上は意外に寒く、肌着、シャツ、セーター、ウインドブレーカーでは寒くてガタガタ震えてました。お鉢周りをする元気もなく20分程で降りてきました。赤岩8合小屋には娘達は戻っておらずそれから30分位後に帰ってきました。彼女達は測候所へ行ったりして頂上で結構楽しんできたようです。帰りは砂走りを降りて御殿場口に出ました。砂走りを降りるのは善し悪しです。普通砂走りは早く降りられて楽だと云いますが(私も楽でしたが)人によりけりで、84才のおばあさんは昨年人から勧められて降りたが、二度と降りたくないと言ってました。私の娘ももうイヤだと云ってます。砂埃が酷く、膝を痛めるからではないこと思いますが。5合目からタクシー(4人だとバス代とあまり変わらない)で御殿場温泉会館に行きゆっくりお風呂に浸かって一休みして帰って来ました。此の温泉は風呂場から富士山が見え、500円で入れます。

以上が私の富士登山ですが、気が付いたことを幾つか書きます。
1)8合目からはゆっくり、ゆっくり自分のペースで登ること
 (84才のおばあさんはゆっくり登ってました)
2)防寒具はしっかり持っていくこと(頂上で寒くなかったらお鉢周りが出来たのに)
3)夜登る場合は出来たらヘッドランプを使う方が良い
4)登山用の杖を持っていった方がよい(疲れが違うみたい)
5)砂走りを降りるならスパッツが必要(靴の中砂利だらけ)
6)日焼け止めのクリームは是非
7)ビデオなんかは持っていかない(8合目から頂上まではとても撮影どころではない、又砂走りは細かい砂が舞い上がるのでビデオが壊れてしまう)

富士登山の一句
  1 還暦で富士登山など屁のカッパ(登山前の心境)
  2 8合目一句どころか四苦八苦
  3 頂上が見えるが故のもどかしさ
  4 来年も行こうと云われ生返事

お粗末さまでした。

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■No.4 超初心者・富士登山♪♪ ☆彡さん 8/29

 こんにちは! 横浜の☆彡28歳(女性)です。
 登山が初めてながら、このH.P.のおかげで無事に頂上まで行ってこれました! このH.P.を見なかったら、この成功はありえませんでした!感謝を込めて、御報告いたします。

 これまで全く登山なんて興味もなく、8月18日に御殿場へ遊びに行った時に、ついで(?)に富士宮口5合目まで行ったのがきっかけでした。 とても天気がよく、山頂までよく見えました。
 山頂は思いの他すぐそこに見え、気軽に「登ってみたいな〜」なんて思ってしまったのがきっかけです。(笑)

 それから母(57歳・登山経験なし)と一緒に挑戦すべく、情報収集を始めました。たまたま買ったガイドブックでこのH.P.を知りました!読めば読む程、私達に登れるだろうか・・・?という不安で一杯に。初めてなので夜間登山は避けたいと思い、日中に行って帰ってくる計画を立てました。何も知識がありませんでしたが、このH.P.のお陰で持ち物の準備は完璧! ホントに<備えあれば憂いなし>ですね!

  登山日は8月23日。思い立ってから5日後のチャレンジ。結構無謀ですよね・・・・。(笑)
 天気予報でとてもお天気がよさそうだったので、この日にしました。
 前日にはゆっくりお昼寝もして、夜も消化のよい物を食べ、早々に休みました。
 そしてA.M.3:30に横浜を出発! 途中の東名足柄SAからは、山頂へ続く山室の明かりが点々と見え、不安と期待で一杯になりました。(笑)

 A.M.5:30に富士宮口5合目に到着! H.P.に書いてあったように、空気の薄い状態に体を慣らすべく、そこで朝食・ストレッチ・トイレなどを済ませて一時間をゆっくりと過ごしました。
 そしてA.M.6:35いよいよ出発!! 
 あらかじめお伝えしておきますが、私と母は特別スポーツをしているわけでもなく、健康の為に毎日一時間家の周りをウォーキングしている位です。(これでも役にたったのかな?)
 どこでどんな風になるのだろうか??とドキドキしながらスタート。
 <15分歩いて5分立ったまま休み、一時間歩いたら小休止>という教えをちゃんと守りながら、ゆっくりと登り始めました。
 このペース、とてもよかったです!! このお陰で登頂できたのかも!でも9合目位までには、小休止が増えてしまいましたが。

  登り始めの7合目辺りまでの方が、心臓がドキドキしました。
 7合目から9合5勺までは不思議な位、順調に進みました。
 9合5勺の山室に着いた時、山頂から下りて来た人達に、「ここからが大変なんだよぉぉぉ!」と脅されました。標識には<ここから30分>なんて書いてあるけど、ホントに嘘ですね。倍近くかかると思ってよいようです!

  ここまで高山病にも縁がなく、母娘揃って大変元気でした・・・、
 が!! 9合5勺の山室を出発して数十メートル行った辺りから私が軽い高山病になってしまったのです。よく頭痛がするとか吐き気がするとかいいますが、私は貧血になったみたいな状態で血の気が引いて意識が遠くなる感じに。急いで携帯酸素を吸い、休み休みなんとか登頂! 着いたのはA.M.11:55。登りには5時間20分かかりました。7時間位は覚悟していたので、上々の結果です♪
 それにしても不思議だったのが57歳の母・・・。高山病にもならず、とても元気に登頂しました。 母はとても痩せているのですが、そういう人の方が心臓に負担がかからないのかしら??? 

 この日の富士山は山室の人が「今日は天気がよすぎるよ!」という程よく、素晴らしい眺めでした。さすがに少し寒かったですが、測候所の看板に<気温8.2℃>とありましたので、思ったよりは暖かかったです! お鉢を眺めながら持って来たお昼を食べ、感激に浸っておりました。(笑)お鉢巡りは下山途中に暗くなってしまったら大変!と思い、測候所(剣ヶ峰)まで行って断念。でもこの選択は正しかったようです。

 下山は思いの他時間がかかりました。というのも、登りにあんなに元気だった母が、足元の悪い岩山を下るのに慣れず、苦戦したのです。バランスをとるのが難しかったらしく、しりもちをついたりするので、9合5勺からは母のリュックを私が全部持って下山しました。
5合目に帰ってきたのはP.M.6:25。 下山所要時間は4時間10分でした。 辺りは薄暗くなってきて、5合目売店前で休んでいたら車が置いてある所まで行くのも真っ暗で、これより遅くなったら怖かったなぁ・・・!と思ってしまいました。(勿論懐中電灯は持って行きましたが)
 
 下山途中に重宝したのがマスクと湿布です! やはり砂埃が結構あるので、よかったです。それと下りは膝に負担がかかるので、途中で早めに膝に湿布を貼って降りてきました。お陰で快適でしたよ!
 こんなに順調に行ってこれるとは思いませんでしたが、やはりこの成功はこのH.P.のお陰です! 本当にありがとうございました!いつかは御来光を見て、お鉢巡りもしてきたいな〜♪なんて欲が出てしまいますが、翌日からの筋肉痛は尋常ではありませんね!(笑) やっぱり富士山は日本一でした!!

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