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皆様より寄せらせた 栄光の 富士登山体験記
富士宮口から】編(1998年厳選版)
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■1 9月の富士登山 柴田さんから 98/9/6

 9/4(金)に今年2回目の登頂をしました。今回は、会社の仲間2人(富士山初心者)と休暇を取り前日終業後我が家に集合して2〜3時間の仮眠で出発し、富士宮口新五合目を朝7時すぎに登りはじめまずまずの天候の中八合目まで到達したところで、1人が寝不足・運動不足および高山病にてダウン!そこで、脱落者を見捨てて残り2人で11時少し前に出発するもこの頃から天候が悪くなり、雨・風に1時間近く(仲間を見捨てたせいか)たたられるも13時すぎ頃登頂!
 しばらくの休憩後、さらに、剣が峰(3,776m)を極め火口もすっきり目にできましたよ!ややへたっていたことと、見殺しにした仲間が少々気になったのでお鉢巡りはあきらめて15時前に下山開始すると九合目の山小屋のところにその彼がいたではありませんか?!聞いたところによれば、八合目で2時間くらい仮死状態の後、寒かったことと会社の仲間への意地から息も絶え絶えながらここまで来たが、さすがにこれ以上は不可能とのことからここで待っていたとのこと。(けなげ!)・・・とにかく、標高3,460mまで獲得!このあと、初心者2人(紹介遅れましたが、1人はがっちりした体型のお兄さん、もう1人はやせっぽちで虚弱そうなお嬢さんです。・・・今回はこのお嬢さんのたっての希望で来たのです。ちなみにダウンしたのはお兄さんで、お嬢さんは非常に元気でおじさんの私はいつも遅れてました。)はシャカシャカと下山してゆき、新六合目の山小屋で休憩していました。おいてゆかれた私は、途中々々で無謀な若者たち1組は装備はまあまあながら灯りを持っていないのにのんびりと下山していたので暗くなると大ケガするぞ!と脅しをかけ、別の1組は4時頃なのに八合目で上を目指そうとしていたので頂上では真っ暗になるかも!とこれまた脅し、さらに驚いたことは、八合目をしばらく下ったところで何の装備もなく(半袖・スニーカ姿:食料も一切なし)上を目指す様子の2人組にあきれつつこれまた大ケガですめばいいが!と脅迫をしておいたところ、超無謀な2人組は六合目を下ったところで元気に追い抜いてゆき、他の若者たちも新六合で休憩している内にとりあえず道が見える状態の中を下山できたようで祝着至極!ちなみに、18時半すぎに山小屋を出ると真っ暗で、その上濃いめのガスがでており、灯りなし・未経験では道を間違うことが十分想定できる状態でした。・・・少なくとも装備は最低限の用意を!!! 今回は、夏休みも終わった後で山小屋も新六合の2軒以外頂上まですべて閉鎖していたため、よけいに富士宮口のルートが吉田口のルートと比べて整備状態が劣っているとの感でした。というのは、何合目・標高何mという表示が八合目の山小屋以外まったくなかったこととか、八合目から上に表示されている頂上まであと90分、頂上まであと60分、頂上まであと30分は、途中で下山してくる人たちも殆どがあれを信じちゃいけないよ!と言うように、普通の人なら1.2〜1.5倍くらいの所要時間でした。吉田口では(ここ2年ご無沙汰ですが)途中々々に2,X00m、3,X00mの表示もあり、また、山小屋にも何合目・標高何mが表記されていたようであり、なお、営業面でも9月に入って開いているところもあるので、何かと目安となり気持ち・安全に非常にプラスになっていたと思います。静岡側の善処を希望します。(特に、富士山を甘く見ている登山者へのガイドにもなるのでは)とはいえ、夏休み明けの平日富士登山は駐車場もガラガラで、登山者も少なく、晴れてくれれば最高の環境でしょうが、まあまあの天気であった私達は恵まれていたほうでしょう



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■2 無事、登頂!  さくらっちさんから 98/8/30

 富士山に登りたいなどと、思ったのはいったい何時の頃か、今考えても、思い出せないけれど日本人なら誰でも、富士山を見れば胸熱くさせる何かがあるよね・・本や雑誌などで読むと、ちょっと頑張れば、誰でも登れる山だとか・・それならとばかりに、計画を立てたのはいいけど私の体力の無さは、半端じゃないし・・なにやら、高山病なんてモノの心配もあるらしい・・というわけで、付近の低い山から登る練習をしたのが今年の7月!とうとうその日がやってきました!8月21日(金)am6時・・岐阜出発!同行者は夫・・彼の本当の趣味は、登山じゃなくマラソン・・そうです!彼は体力だけは、かなりのものなのです・・この事をよーく覚えておいてください。私達が選んだ登山口は「富士宮口登山道」初心者コースと呼ばれているコースです。ここの5合目に至るスバルライン(編者注:スカイライン?)は有料道路じゃありません!なんと良心的なんでしょう・・おまけに駐車場も無料!今日は平日と言う事もあって、車も比較的近くに止めることが出来ました。なんやかんやで、5合目に着いたのがam11時頃だったでしょうか?途中、あまりの絶景に富士山の全体写真を取りまくっていたから、本当はもっと早く到着していたはず・・5合目で持ってきたおにぎりで昼食タイム・・さっそく重い荷物を少しでも軽くしようとぱくつき始めました・・持ってきた食料は、ウーロン茶の入った水筒2つ、パックのスポーツドリンク4つ、ゼリー飲料2つ、ソーセージ、チーズかまぼこ、チョコレート、クッキー、小梅、おにぎり10個。6合目まで、ゆっくりゆっくり登り始めました、高山病にならない予防を早くも実行。主人は、早く行っては、要所要所で私を待つという形。それでも、あっ!という間に6合目まで到着・・なるぼど、インターネットで紹介されてた通り!と改めて実感・・しかし、この先からが勝負なんだと心に言い聞かせる。元祖7合目までは、なんなく到着・・いっぱい人に追い越されたけど、気にしないこれは、競技じゃない・・ここで、またまた軽いおやつタイム・もうすでに、ヒイヒイの状態で、8合目にやっと到着・・薄い酸素・強い風による寒さ・・足をすくう砂利・・ぶきみな鈴・・ここからが勝負なんだと、3歩歩いては立ち止まり、かなりきつい。下山してくる人の「こんにちわ」だとか「頑張ってください」の言葉に、涙ぐむ・・感動!人は一人では生きていけないんだなと改めて思う。富士山に登るとみんな、いい人になってしまうのだろうか?しかし・・このHPで紹介されてた問題の8合目の山小屋の人の愛想の悪さがどれくらいのものか探りを入れるが・・う〜ん!焼印押してもらうだけじゃ判断はつかない・・(^^; あんなにいい天気だったのに何時の間にやら、空は曇り空・・あたりは薄暗い、それもそのはず、pm5時30分山頂まで行くつもりをあきらめて、9合目の山小屋で宿泊することにする・・一足先に到着してた主人が、すでにチェックインを済ませてて、私が到着するとすぐに綺麗なベットルームへ・・・(^^; 山小屋の宿泊環境については、シティホテルの様にはいかないのは当たり前・・と思ってはいたけれど、やっぱりここは地上とは違うんだと言う認識が不足していたようです狭い、空気が薄い、寒い・・布団の上が砂だらけ・・など女性にとってはかなり覚悟が必要な環境でした(^^; が・・ここで思いもかけないハプニング発生!!体力絶倫のはずの主人が、な・な・なんと!高山病に・・・頭痛、吐き気・・などで、ダウン・・夜通し眠れず・・日の出前に山頂を目指すのをあきらめ早朝、山頂を目指し、出発の準備をする人々を羨ましく見つめていました。そのまましばらく眠ったらしく・・山小屋の人の「ご来光ですよーっ!」って叫びで、飛び起きて・・・「そうか!ここでもご来光は見れるんだ!」っとばかりに外へ飛び出ました・・ここ富士宮では山の斜面から太陽がのぼる・・初めて見た富士山のご来光は・・・説明できるほどの言葉を私は知らない・・思わず手を合わせてしまう・・主人もこのご来光で高山病も少し和らいだのか、それともすこし眠ったせいか・・山小屋で寝てるより、登ってる方が高山病の兆候がないらしく・・朝食の後、山頂目指して出発!影富士が見れるらしいのに、何処にもそれらしいものが見えず・・残念!それでも、今日も大変ないい天気・・山頂目指す人たちが見える山頂でご来光を見た人達が下山してくる・・「がんばってください!」あいかわらず、この言葉をかけてくれる人がいてまたまた胸が熱くなる・・・富士山に登ると皆いい人になるのか・・?と再び思う今日はなんだか、ここの標高にも慣れたのか?体が楽に感じる。無事山頂に登頂!ドームの最高峰にて写真撮影!5合目で買った「金剛杖」に山頂の焼印を押せるなんて・・・昨日、主人の高山病で、下山になるかと思っていただけに、よくここまで来れたなと感激!途中辛かったけど、がんばれたのは、皆の励ましのおかげ・・やっぱ、人間は一人では生きていけないのだ!富士山を登って得たものは、すばらしい眺望と人々のやさしさ!ありがとう!富士山。長々と書いてしまいましたが・・このHPのおかげで楽しい富士山登山ができました。ありがとうございました・・



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■3 登って来ました!!! オオタミサオさんから 98/8/25

 こんにちは、東京の若大将44歳です。
 8月20日から21日にかけて無酸素登頂に挑みました。初挑戦で無事頂上に立てました。

 思い立ってからは、ガイドブック買うのがもったいないので、ひたすら本屋で立ち読み、そのうちインターネットの今日のお勧めでこのページを発見!何か運命的なものを感じました。おもえばもう25年以上前、高校時代は山岳部でした。その当時から富士山へは一度は登ってみたいと思いつつ、今まで果たせぬ夢でした。
 今回は富士宮から登りました。新幹線朝一番のこだまで新富士に到着、駅前交番でコンビニの場所を聞き、食料調達、この時の天気はくもりから晴れ。8時35分の新5合目行きのバスに乗り10時35分新5合目到着、到着したときは低い雲の上だったので、太陽が輝いていました。いざ出発しようと思った11時になるとガスが出てきました。本当に歩き出したとたんに雨がパラパラ降ってきました。何度か行きつ戻りつしましたが意を決して出発。30分で5分休憩のペースで何も見えない登りを行くと1時に元祖7合目小屋に到着。その頃には、雨はもうかなりの降りかたでした。ところが小屋の前には”雨宿りお断り”と書いてあるではないですか。すこし、むっとしましたが、こちらはもうびしょぬれです。しょうがないので¥700のカップラーメンを食べました。くやしいけど本当にうまかった!濡れた服を乾かそうとストーブを探したけれどありません。小屋の人たちはいろりの周りでパンを食べてます。この小屋は子供がいっぱいいていろりの側なんか行けません。ふと壁のメニューを見ると”ストーブ1時間¥1,200”と書いてあります。ショックでした。この夏で一生懸命稼ごうと言う気持ちも分かりますけど濡れた登山者を外に平気でおいとく気持ちは私には理解できませんでした。この時着替えようとも思いましたが、どうせまた濡れるのだから、着替えずに意を決して出発しました。

 雨は相変わらず降っています。息も苦しくなってきました。今までの30分1ピッチから50歩、歩いたら息を整える作戦に変更しました。1時間ほどで8合目小屋に到着。ここでも軒先で小休止。何か小屋のおばさんすごく愛想が無かった。本当はもうここで今日は泊まろうと思ったのですが、いやな思いするなら雨の中もうすこし上に行こうとゆう結論に達し、でもこれは賭けでしたが(きっとこの次の小屋はもう少し親切だろうとゆう思い)とりあえず出発しました。結果的にはこの作戦が大成功しました。
 3時半に9合目万年雪山荘到着。この頃になると雨は止みましたが強風とガス模様でした。小屋の中に入ると無料のストーブが燃えています。ありがたい。感謝。小屋の人たちも親切で即、ここで泊まる事に決定しました。ストーブで服を乾かし大事にとっておいた乾いた服に着替えて一息、うとうとしていたら、7時になってました。持ってきたおにぎりやソーセージで夕食、そういえば7合目で¥700だったカップラーメンがここでは¥500でした!なんでやねん!!それからまた寝床でごろごろしてましたが寝ると息が寝息になって、すると急に息苦しくなります。あわてて深呼吸して息を落ち着かせまた、うとうとする。そんな事を何回も繰り返してました。
 深夜2時頃目を覚ますと、小屋の中は超満員でした。そとは快晴天の川がほんとに手の届く所にあります。感激です。

 3時40分小屋を出発。少しガスがでてます。相変わらず風は強いです。駿河湾方面上空の雲の中で雷さまがピカピカしてます。

 4時50分頂上に立ちました。

 やはり日本人なら富士山でしょう。ほんとに感激しました。

 そして下山のこの日は超快晴、新5合目のレストハウスが頂上から見えます。登ってくる人も見えます。くやしー!けど、いい経験をしました。
 ほんとに富士山ありがとう。来年もまたくるよ!



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■4 家族富士登山 愛知のコンタンより 98/8/23

 盆休みの8月9日に富士登山しました。(静岡富士宮側より登りました。家族3人全員登頂成功です。)感想ひとこと:大変だったです。疲れました。

 ガイドブック等によれば所要時間はのぼり4〜6時間、下り3時間と言われていましたが、なんとのぼりが8時間、くだりが5時間かかりました。朝6時半に富士宮新5合目をスタートして頂上に着いたのが午後2時半、それから下山して新5合目に戻ったのが午後8時半でした。(当然あたりは真っ暗)天気は下界がどんより曇りでしたが、5合目から上は晴れ又はうす曇りで風も強くなく絶好のコンディションでした。

 最初のもくろみでは朝6時半に出発すれば、ゆっくりしても夕方5時には戻ってこれるだろうと思ってましたが、まるであてが外れちゃいました。おかげで「かげ富士」(夕方富士山の影が東側平地に雄大にうつる)も見られたし、懐中電灯のない夜間登山(本当は下山)も経験できました。

 7合目までは快調なペースですすみ、まあまあのペースでしたが、このあたりから3000Mを越して空気が薄いのか、空気をいっぱい吸いこんでも息がハーハーいうばかりで5分登って3分休むペースになりました。(日頃の運動不足?中2の子供はどんどん先を行ってしまいました。)9合5杓で女房が脱落しそうなのを「あそこに見えるのが頂上だぞ、頑張って行こう!」となんとか励まし、女房の荷物を全部こちらで持って頂上をめざしました。

 下りは女房のひざに負担がかかったのか、下りるたびにズキンズキンとひざが痛むことになり、かなりのスローペースになりました。それでもなんとか無事に下りてこられて(途中の小屋で懐中電灯を買って)よかったです。懐中電灯の小さな足元のあかりをたよりに家族で互いに「足元に注意!」などと声をかけあいながら下りてきた事は家族の団結のためによかったと思っています。おそらく星空がきれいだったと思いましたがそんな余裕はありませんでした。

 次の日から両足のふとももが強烈に痛く、特に階段をおりるのが大変でした。最近ようやく直ってきましたが今度は両腕の皮膚が強い紫外線のためか、きたなくむけてきています。まあとにかく日本一の富士山に家族全員登頂できただけでもよかったと思っています。



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■5 登山報告(富士宮口) 串原さんから  98/8/22

 報告が遅くなり申し訳ございません。なんとか無事に富士山より下山しました。

 当日、15:00に名古屋を出発して富士に18:30頃に着きました。富士スカイライン途中の喫茶店で食事をし(またここの店長さんがとてもいい人で緊張している私たちにいろいろアドバイスをしてくれました)19:30に2合目に到着しました。生憎、天気が良くなくて、小雨がぱらぱら降っていました。でも、小雨決行できっと上に登ったら止んでいるだろうと思い、21:30の5合目行きのバスに乗り、22:30富士頂上を目指し出発しました。

 思ったほど混んでなくて、(雨だったせいでしょうか?)私たちの前には一組のカップルだけでした。暗い中、ロープだけを頼りに登りました。(雲が多くて月明かりもなく本当に真っ暗でした。)最初からなんて急な坂だろうと思っていたら、道を間違えていてまっすぐ行かなくてはいけないところを左のロープに沿って歩いてしまいました。きっと、夜出発した人で同じ間違いをした人はいると思います。

 8合目までは快調なペースで2時間足らずで登れました。8合目ではたくさんの人がいてびっくりしました。山小屋では一畳のところに2人くらいの割合で寝ているし、寒い中外で座って寝ている人もいました。そのまま、進もうと思ったのですが、このまま行くと遅くとも4時には頂上に着いてしまうこと(この時で12時30分でした)に気づき、頂上でご来光を待つよりもここで時間調整した方がいいことにやっと気づき、山小屋近くの空調機の近く(ほかよりも少しは暖かいので)で座りました。

 これがいけなかったのか????10分くらい座っていたら、急激に胃のあたりが痛くなって立てなくなってしまいました。それを見ていたおじさんがもう出発するので山小屋を譲ってくれると言ってくれたのですが、今横になったら、ご来光はみれないと思い、「痛いのは寝ても起きてても一緒だ」と言い聞かせ8合目を出発しました。たぶん、時刻は1時30分くらいだと思います。この時から時計を見る余裕がなくなっていました。

 さらにここから9合目5勺までが地獄の苦しみでした。道にいる人がそれまでの倍以上でのろのろ少し進んでは止まり、少し進んでは止まりで9合目5勺に着く頃には私の胃の痛みはピークに達してました。自分のペースで登ることができず、意識がもうろうとして最後の方は無意識に登ってました。
 9合目5勺に着いたところで限界で、売店の椅子にうずくまってしまい、友達が「頂上は諦めよう」と言ってくれてそこの山小屋で休むことにしました。2時間だけ横になり、結局9合目5勺でご来光でした。その光をみて、やっぱりここまで来たなら頂上へ行きたい!と5時30頃再出発しました。

 ゆっくり、休み休み登り、(下山するひと達がどんどんくるので歩きづらかったです。登りの人が優先じゃないのだろうか・・・・と思いながら)7時前くらいにやっと頂上に着きました。思ったより人が多かったですが感動・感激でした。それもつかの間、胃の痛みが襲ってきて、また30分ほど休んでしまいました。

 下山は思ったより長かったです。5合目に着いたのは11時30でした。

 長い長い富士登山が終わりました。

学んだこととしては、
行く前に体調&睡眠は万全にしておくこと。(私は前日の睡眠3時間で当日は睡眠なしで行きました。たぶん胃が痛くなった原因です)

靴はトレッキングシューズをはくこと。(私はニューバランスのスニーカーで行き、帰りは滑って滑ってロープが放せれませんでした)

 同伴の友達には大変迷惑をかけてしまった上、次の日私はケロッとしていて、友達は筋肉痛で苦しんでいたのでなんか立場が逆転してしまってとても申し訳なかったです。私は毎日電車通勤&階段しか使わない生活で友達は車通勤なので次の日の疲れに差がでたのでしょうか?

 という訳で大変長くなりましたが富士登山の報告を終わります。今度はトレッキングシューズを買って他の山に挑戦してみようと思ってます。



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■6 富士山のゴミ   ららさんから  98/8/18

 横浜のららと申します。14日〜15日にかけて富士山に登ってきました。事前にこちらのHPを拝見して、本当に自分でも登れるのか不安でいっぱいでした。日頃運動不足なので体力に自信がなかったのです。いざ当日私たちは6人のグループで新五合目から富士宮口から登りました。思っていたよりとってもきつくって最初からこんなにきついなんて頂上まで辿り着けるかと心配でした。天候は霧が立ち込め気温もだんだん下がってきて、あまり良いコンディションでなかったのですが、みんなでがんばろうって声を掛け合って登っていきました。しかし、8合目に着いた時、私自身、吐き気と頭痛が急に襲ってきて、もう一歩もすすめないと思ってしまい、メンバーに私はこれ以上すすめないと思い切って伝えましたところ、他のメンバーもかなり疲れているのでここで少し仮眠をとることにしてまた登ろうと言ってくれたので、8合目の山小屋で4時間位仮眠をとりました。その後体調は元に戻って、また登り始め、なんとか頂上に到達することができました。
 大袈裟かもしれませんが、いままで33年生きてきてこんなに自分の体を酷使したことはありませんでした、最後の方はただただ気力で登ってきたような気がします。頂上に着いた時の感動は今までには味わったことのないものでした。そして自分に自信を持てたような気がします。(^_^) 記念に頂上の郵便局で両親に葉書をだしました〜!
 このような経験ができたのは、こちらのHPと巡り合えたこと、他のメンバーのはげましのお陰だと思ってます。ありがとうございました!!!しかし、気になったのは登山途中にからのペットボトルや、お菓子の袋が落ちていたのがとっても残念です。海外の方も沢山登山されていたので、日本一の山にごみが落ちてるというのを見られるのは残念です。

■7 富士登山 残念な思い出  98/8/12

 はじめまして。8月1日の夜から富士山に初挑戦しました、SN(23歳:大阪府:女性)です。  このホームページのおかげで出発前の不安がとても軽くなりました。もう少しで、行くのを見合わせていたかもしれない私を勇気づけてくださいました。もったいない事をするところでした。このHPに出会えてよかったです。ありがとうございます。
 天候の悪さが心残りではあるものの、本当に貴重な体験ができました。もうすぐ日本を離れるアメリカからの留学生と一緒に登ったのですが最後に日本でのいい思いでができたと、感動を隠せないようでした。 しかしながら、1つ残念な事がありました。それは登山道にある小屋で働く方々の言動が非常に冷たく不親切であったということです。
 特に、富士宮登山口、八号目の小屋の方々の大柄な態度には大変失望しました。
 私と友人は五合目でかなりの休憩をとってから登山に挑んだのですが、六合目につくまでに酷い吐き気と頭痛をおぼえ、八合目ではとうとう診療所のお世話にならざる負えなくなりました。時刻は午前2時半ごろ。診療所の先生に、これ以上登る事を懸念され、そろそろ八合目の小屋も、皆さんご来光目指して出て行き、空きが出るので、休ませてもらいなさい、と言われました。私たちは小屋の方に頼み入れてもらおうとしましたが、非常にめんどくさそうに、あしらわれてしまいました。高山病は下山しないとよくならないし、泊まり客で嘔吐する人がいて困っているので、吐き気がしてる人をいれるわけにはいかないということでした。下山すれば良くなる事は承知していますが、外はまだ暗く、吹雪のような悪天候。たとえ出費が嵩んでも、せめて少しだけでも暖かいところで休みたい心境でした。そう言って再三頼んだけれど、嫌な顔をされるだけで入れてもらえず、小屋の主人は、診療所の先生に「小屋で休ませてもらえなどと余計な事言わないでくれ」とくってかかる始末でした。非常に疲れて、気分が悪い状態で、とても嫌な思いをしました。普段山歩きに馴れない私のような登山初心者が、次から次へと押しかけるこの時期。小屋の方々の態度が不親切になってしまうのも致し方ないのかもしれません。けれども、山ですれ違う登山者同士が気持ちよく挨拶を交わす、そんな爽やかな人との出会いも、楽しみと思われる富士登山なのに、小屋の方々の横柄な態度は非常に残念でした。これから登山される方の為のHPにこのような残念な感想を書くのは躊躇されますが、一つの体験として聞いてくださればと思います。各自がきちんと装備していけば、小屋に頼り、嫌な思いをせずにすむ事でしょう。

 ただ、こういう小屋の方々の対応も忘れさせてくれる感動が富士にはたくさんあったことを付け加えたいと思います。



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