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皆様より寄せらせた 栄光の体験記。役にたつお話・・・
 2005年版(6)

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51 女二人初富士山登頂

8月20日に日帰りで須走り口から登りました。メンバーは私(女・29才)と友人(女・28才)、ともに初心者です。貴HPを参考にさせて頂き、装備を準備いたしました。また2人とも日ごろまったく運動をしていないため、靴ならしも兼ねて1週間前に2000m弱の山を登りしました。

当日は3時半ごろ駐車場に到着しましたがすでにいっぱいで、800m程下ったところに路肩駐車することになりました。4:00すぎ登頂開始。天候もよく、途中ご来光も見ることができ、大変よかったです。私たちはかなりのスローペースだったようで、たくさんの人に追い越されていきました。しかも30分ごとにちょこちょこと休みながら登っていたのですが、追い越された割に休んでいると先ほど追い越していった人が後ろからきてました。いつ抜いたのかまったく不明です(^^;

12:30頂上着。8時間30分かかりましたが、ゆっくり登ったおかげで二人とも高山病もなく無事登頂することができました。天候が悪く、あいにくお鉢巡りはできませんでした。

13:15下山開始。下山は楽だろう・・・と思っていたのが甘かったです。斜面が急で、しかも砂でしょっちゅう滑りそうになり、膝ががくがくになってものすごくきつかったです。寸前まで杖を持っていくか悩んでいたのですが、持って行って本当によかったです。皆さんが走り降りていきましたが、よくあんなことできるな〜と思ってしまいました。

17:00すぎに5合目駐車場に到着しました。しいたけ茶をいただいて一休み。本当においしかったです。土産物屋の店先にビーチサンダルが売っていて、誰がこんなとこで買うんだろう?と思っていたら、友人が買ってました(笑)

最後に自分の車にたどり着くまでが大変遠かったです。もうこの時間では、ほとんどの車がありませんでした。

初心者で、日ごろたいした運動もしていなく本当に登れるのかと思っていましたが、無事登ることができました。貴HPは大変参考になりました。ありがとうございました。

■52  富士登山記 ツアー参加

8/27,28 1泊2日で富士登山トライしてきました。登り口は吉田口。
東京よりバスツアー登山です。

天気は上々
予定通りバスは新宿を出発しました。

さて、本日の行程ですがこんなカンジ。
7:00  新宿バスターミナル出発
10:00 富士五合目着。昼食等からだ慣らし。
11:30  富士五合目出発
16:00  太子館(八合目)到着
    ・夕食後すぐ就寝
12:00  太子館出発
04:00  山頂到着予定・・・・
11:00?11:30 五合目着予定・・

そして実際の行程
定刻通り新宿を出発!
順調に高速を進み、予定通り富士五合目へ到着。
各自昼食を取り、11:40分 五合目を出発。今回のツアー参加者38名!!

五合目から六合目まではかなりなだらかな上り坂。途中下り坂もあったり木も花も咲いているので、ちょっとした山ハイキング位の気分
そして本当の登山は六合目からですね。
少しずつ道も登山ぽく?なってきて、風景も草も花も短くちょこっと生えている程度で、どっちかというと色のない寂しい風景に変わって来ます。
しかし、完璧なツアーガイド(山登りのプロ)がついているので、本当にゆっくりとしたペースで登って行きました。(いわゆる牛歩くらいゆっくりペース。。宇宙遊泳くらいかなぁ(笑))
その為まったく苦しむことなく登り始めて約50分、12:08六合目到着。

六合目から七合目。。結構登りがキツクなってきました。
しかし、息があがらないよう更にゆっくりとしたペースで、深呼吸を心がけ
ゆっくりゆっくり登っていきます。14:00前に七合目到着。まだまだ元気!脱落者ナシ。

少し頭痛がしてきました。深呼吸深呼吸。。。
(ってホントは五合目でちょっぴり頭痛は始まってました。^^;)
私は少し耳をわずらっているのですが、そういう方はちょっと頭痛で耳がつらいかもしれません。
でも「七合目」って文字が見えたときはうれしかったなぁぁぁぁ☆

休憩でトイレも済ませてさて今度は今夜宿泊する予定の八合目太子館目指して出発!!
更に道は険しくなってきます。段々辛くなってきて、途中手をついて登るような岩場が出てきたり。。 
なるべく足に負担をかけないよう、遠回りでも
小さな段差を見つけて登るよう指導されつつ、予定通り16:00太子館到着!!
太子館はすでに雲の上です?♪あ?????感動!!

普段と????っても虚弱で、体力も人よりあるとは言えない私。。。
実は八合目までこれたらまずまず!!と思って登っていたのです。
汗はかいたけど、順調に登れてよかった!(^^)v(しかし頭痛続く。。)

富士山の山小屋は過渡期には本当に寝床が一人あたり半畳は当たり前、
ひどい所は他人と頭と足を互い違いに横向きにしか寝られないときもざらな壮絶な状況。。と聞いていたので、こわごわ今夜の宿に入りました。しかし太子館は想像と違ってとてもキレイ!!まったくお世辞なくキレイ!!!♪

他の山小屋は「湿っていてしみだらけ?な布団」を使っているところもあるらしいけど、ここは一人に一つ寝袋が用意してある。しかも小屋自体も総ヒノキ作り!!(笑)
本当に混雑しているときは、夜トイレに行っている間に、自分の寝場所も布団も無くなってしまう事があるらしいけど、ココは寝袋なので一応その心配もナシ!!

本来山小屋は男女の区別はほとんどなく、雑魚寝状態らしいのですが、ここはなるべく男女を分けるように、女子グループを先に、その次にペアの人・・・その後で男の人を寝床に配置してくれました。
(寝床といっても押入れのようなスペースだけど、、)

そしてその後すぐ夕食。山小屋定番のカレー。ものすごい少量。
でもちゃんとお魚屋肉団子等おかずも付いていた!!カレーだけだと思っていたからビックリ☆

さて、いよいよ夕食って段階になって急に気分が悪くなってきた(><)カレーを見ておかずのふたを開けた途端「ウッノ」ヤバイノこれが高山病の症状か?(++) さっきまで元気だったのに、カレーに手がつけられないノおかずのふたの上にサービスで※2「食べる酸素」がつけてあった。思わずそれを口にしました。するとフッと気分の悪さが取れていく気がしました。
(そんなすぐ効くはずはないと思うので気分的なものかな?)

ヨシ!!今食べておかなきゃ!!反射的にカレーを食べました。おかないと夜間登山には望めないと思い、ムリヤリ飲み込みました。おかずは結局食べられなかったけど、なんとかカレーを食べ、早めの就寝。

就寝っていってもまだ17:30(^^; 
でも夜中の出発の為に寝て体力を温存しなければなりません。眠れるはずもないけど、12:00にすぐ出発できる用意をして、私も寝袋に入りました。

寝ると息が浅くなるので「高山病」になりやすいそうです。
意識的に途中途中で深呼吸をしていました。
頭痛、、相変わらずしています。少し吐き気もふたたび戻ってきてしまいましたノドンドンひどくなります。たまらず寝床を出て、外に行きました。

外の空気を吸って気分を変えて深呼吸しつづけます。
満点の星空に励まされつつ、なんとか気力を保って深呼吸ノ その間連れは元気で就寝。
気分が悪いのは少し取れましたが、やっぱり吐き気は完全に払拭できません。
寝床に帰るのが怖くてずっと外でスーハーしていましたが、あまりの寒さに宿に退散。(山の夜はとても冷えるのです。その日は暖かい方だったと思うけど、フリースでは震えるくらい)

しかしやっぱり寝床には戻れず、宿の玄関内中の広場のようなところにいました。他にカップルで来ている人で男性の方が高山病にかかってしまったらしく、かなり苦しんで息を荒くしていました。
私も頭がいたいノでもそれより吐き気がノうずくまってしばらくスーハーしていると、宿のお兄さんに「宿の隣に救護所があるからそこへ行ってみてください」と言われました。

私は運がいいことに「救護所」のすぐ隣にある宿に泊まっていたのです。
気分が悪い・頭痛くらいで救護所に行くのが申し訳ないような気がしていたのですが、宿のお兄さんの勧めもあり、4時間の格闘の末、21時過ぎに救護所で見てもらいました。ここはボランティアで登山者を支援してくれている救護所だと聞きました。「ここにある薬だけでする治療範囲になってしまうことを了承して欲しい」と言われました。ボランティアで見てもらっているなんて本当にありがたかったです。

体内の酸素濃度を測る機械で測定したところ、「すぐ下山!」という数値ではなかったので、処置してもらい宿に戻りました。
その際これからの日程を聞かれ、夜中に宿を出て夜間登山、ご来光ノと言うと、
「ここから山頂に行くのに症状が良くなることはないよ。高山病の特効薬は下山だからね」といわれました。
でも、「今のところひどい症状でもないし、数値もさほどひどくない、ボクだったら登れるけどリタイアしてココでのご来光を見て、みんなの下山をココで待ったの方が安全だよね。でも決めるのはアナタ」と・・・

とても迷いました。行きたい。でも登って途中でリタイアするとツアーゆえ絶対に廻りに迷惑をかける。それだけは避けたいノ(><) 
ここまで頑張ったけど、ここから4時間。。ココまで以上に厳しいのぼりを耐え切る体力が私にあるのか?この状態で??

行きたいノリタイアノ自問自答を繰り返しました。
少し吐き気もおさまってきたので一旦寝床に戻り考えることにしました。
このままなんとか眠りにつければノ祈るような気持ちで寝袋へ

少したってなぜかものすごい空腹状態になりました。今度は空腹すぎて気持ち悪い状態。ガマンできなくなって「何か少し食べればおさまるのか??」とムリヤリ手元にあったチョコを一口。 今度はやっぱり気持ち悪くなってきたノ(><)エーン

もう眠るのは諦めてまた寝床からでて広場へ。グーグーいびきをかきながら寝ている人たちがいるところで、悶々と具合が悪くなって行くのは耐えられないノ(**)

また広場の隅っこで体育すわりでスーハー。もう回復する兆候もありません。ガイドには「夜中の出発時いけるかいけないか体調を見て全員に(行くか行かないか)意思を確認します」と言われていた。
「心配なときは相談に乗ります」ともノ

最終的に相談して決めよう。とそのときは思っていた。時間はすでに11時過ぎ。ずっと気分が悪いまま・・・でも、その後<夜間登山>をするツアー客を順番に出す為、広場から一旦寝床に戻るよう宿の従業員に言われてトボトボと寝床へ。

この時点ではもうリタイアするほうへ傾いていた。この状態で4時間登山はムリ。朝までこの状態でご来光を待って、みんなが山頂から帰ってくるのを待つ。
少なくとも5?6時間は一人で待つことになる。すごく寂しいしここまで頑張ったのに残念ノでも、それ以上にみんなに迷惑をかけるのはもっといや。

みんなが夜間登山に向けて起床しだし用意を始めた頃、私は一人残る為寝床にいた。
なのにふと一瞬少し吐き気がおさまってきた気がした。
ガイドとは別にツアーの添乗員さんも一緒に登っていたのだが(とても若い女性ですごくやさしく元気な人)添乗員さんから最終登山確認「具合が悪い為リタイアしたい方はいらっしゃいますか??」と確認の声があった。

私は今の状況、救護所で言われたこと、これからのことを話して相談してみた。すると添乗員さんは「吐き気だけで実際吐いてしまっている状態ではなく、行きたい気持ちがあるなら途中から下山することも可能だから一緒に行ってみますか??」と言ってくれた。

「途中から下山する事はみなさんに迷惑になってしまわないのですか?」と聞いたら「途中からも下山道があるので、大丈夫ですよ。それは気にしなくて大丈夫。」とやさしく言ってくれました。ココまで来て、あの満点の星空を見て、断念したくない!!

救護所の方にお世話になってしまったけれど、とりあえず12:00の出発にはついて出てみることにしました。バテバテの体。エネルギー源もあまり体に入っていない、やはりココからが本当に壮絶でした。

八合目までの登山とは比べ物にならないくらい急な崖が続きます。手を使って登っていきます。前日からあまり眠れていないので意識もハッキリしません。(実は前々日も緊張からあまり眠れず)それでも深呼吸深呼吸しながら登っていきます。

途中の休憩で友達が声をかけてくれますが、なんとか気力を保っているだけの状態。本当に本当にキツかったです。ほぼ気力だけで登っていました。
友や周りの人たちは全然元気でまだまだ余裕でしたけど(笑)

後から聞いたらその頃の私はとても悲壮な(笑)顔をしていたそうです。
その後もとても長かった。。もう八合目から九合目まで何分かかったかわかりません。台風直後山開き最後の週末?とあって、ものすごい人出だったので「ご来光渋滞」なるものが出来ていました。牛歩どころじゃありません。1歩進んで30秒休み位のペースです。

でも、それが私には幸いしたのかもしれません。それくらいのペースだったからこそ、みんなについていけたのだろうと思います。

やっと本八合目の元祖室到着。連れが記念写真をとってくれましたが、顔が引きつってました。
短い休憩の後、更にひたすら牛歩のぼりです。しかし苦しさは相変わらず。空気も薄い。満点の星空に流れ星を励みにやっとやっと九合目の鳥居までやってきました。

九合目鳥居↓ この鳥居も見えてるのになかなか近くならなかった。
暗い中必至で鳥居撮ってます。
I
夜間登山の為、みんな頭にヘッドライトをつけるのですが、その光がまだまだ先に永遠とも思えるような長さで(大げさ?)続いていました。本来なら4時間くらいかけて登る予定だったので、04:00には山頂にいるはずだったのに、渋滞のせいで結局5:00になっても山頂に着いていませんでした。
私の体力もとうに限界を超えている。もうダメだ、、と思っていたら東の空がうっすら赤くなってきた。

ガイドから「ご来光渋滞があまりにひどい為、私はこの辺で渋滞整理をしていきます。脚力体力に余裕のある方は、ここから道が少し広くなっているので、ドンドン前へ進んでいってしまってかまいません。山頂で集合としましょう」と言われました。

ココまで頑張ってきてご来光に間に合わないかも。。という状況になってしまったのです。宿を出発してから5時間が経過していました。どこからあの力が出たのかわかりませんが、最後の気力を振り絞って断崖を攀じ登っていきました。
ゆっくり登っている人を掻き分けて、ドンドン前へ行きました。でも、絶対山頂でご来光!!というより早くこの苦しみを終わらせたい一身で登っていたような気もします(^^;

結果、ご来光5分前に山頂に到着しました。
最後の鳥居をくぐるときは、後から登ってきた友達と一緒に「バンザーイ!!」手を繋いでゴールしました。

ここですでに感動で涙が出ました。
(実際ご来光時よりうれしかったかもノ^^;)

その後みんなご来光を待ち構えました。
雲の赤くそまった辺りから真っ赤に燃える太陽が顔を出しました。
山頂に歓声が上がりました!ご来光です!!!

ヤッターーーーーーーーーーーーーー!!!本当にうれしい!!!
こんなに苦しくて、こんなにうれしかったこと、最近ではなかったなぁ?!

頑張って登ってよかった!きっとこんな風に天候的に恵まれて登れる
機会はなかなかないはず。諦めず登ってよかったノ

感動もつかの間、山頂滞在時間わずか20分で下山開始です。
これがツアーノ さみしい???^^;
今回のツアーは日曜帰りのため撤収も早く、山頂を廻る「お鉢めぐり」をする時間もまったくナシなのです。本来ならもう少し早く着いて少しは山頂に滞在する時間も取れたはずですが、ご来光渋滞に時間を取られてしまったのでした。
それでもご来光に間に合った私たちツアーはラッキーでした。元気にもかかわらず山頂でのご来光に間に合わないツアーはたくさんあったのです。本当に全ての人に感謝です。
そして下山へノ

8/28 下山編。
さて感動のご来光から数分。すぐツアーの下山が始まりました。
山頂でご来光を見て、朝食を食べて、(昨晩の宿で冷凍のジャムサンドとレトルト釜飯を朝食として持たされていた)お土産を買って、トイレを済ませて、10分でやってくださいって。
^^;ムリっ!絶対ムリっ!!
山頂はご来光に向けて登ってきた人、間に合わずやっと登って来た人たちでごった返していて、本当に冗談じゃなくすし詰め状態。ラッシュの駅並??押し合いへし合い状態です。
トイレには長蛇の列ができていました。友はトイレに行きましたが、私はトイレも朝食も諦めて必至にお土産をゲット!!
それも選んでいるどころじゃなくとりあえず手が届いたところにあった携帯ストラップ・・「富士山頂 まねきねこストラップ」(爆)必至でゲットしたストラップ


まず山頂の達成感ですでに登山の気分を終えていた私。
これから始まる下山が、登山の最大の山場になるとはノ


確かに最初ガイドに
「登山は、五合目から八合目までが全体の二割(4時間もかかるのに?)
 八合目から山頂までが全体の三割(本当に長かったノ)
 山頂からの下山が全体の五割と考えてください」と言われていた。
富士山関係の本やHP等で下山は単調でつらいと認識もしていたけれど、それでも所詮下山だし、足が自然に出るだろうノと私は下山を甘く見ていた。

甘かったノ本当に辛かったノ(><)ナニがツライって「笑う膝」(笑)
のぼりは階段状になっていたり、砂利道だったり、岩だったり、大変だけど、脚力もあまりない私でも充分登れました。ゆっくり登ればきっとたいていの人は問題なくが登れるだろうと思います。
だけどくだりはただひたすら砂礫の道。全然踏ん張りがききません。ましてのぼりで疲れきっている膝も腿もふくらはぎも言うことを聞いてくれません。

あちこちでズルッズルッと尻餅をついている人続出です。のぼりのような「爽快な景色」とか「もう雲の上」とか喜んだりすることがなく山小屋もなく、本当にただひたすら砂礫・・・いっそ何かに乗って滑り降りたいくらい(><)

砂礫だらけの道はうっかり休憩を取る場所もなく、あまり休憩を取りすぎても疲れてしまうからか、ガイドさんも登りのように休憩をあまり挟んでくれなくて、登りよりペースを掴めず疲労しました。途中ズルッとなったのをムリヤリ踏ん張って屈伸状態になってしまい、膝をいためました。 友達もそう。 下山ではムリに踏ん張らず、すべってしまったらそのまま尻餅をついたほうが安全みたいです。
でもその際前の人を巻き添えにしないよう気をつけないと、人間なだれになっちゃいますけど。(笑)

くだりは靴の中で足が前に前に行ってしまう為、足の指を痛める人が多いのですが、私のツアーの中で一人だけ爪をやってしまった人がいました。もうそうなったら一歩出すのも悲鳴ものです(><)やはり靴選びは大切だなぁと思いました。ついに11時過ぎに出発点の五合目に到着!!!
GOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOAL!!!!!
6時前に下山開始してからすでに5時間経過してました。


いつか着くとわかっていたから頑張れたけど、本当に甘かった。
下山なんてのぼりに比べたらヘでもないと思っていたのに、最後にちゃんと山は本来の大変さを教えてくれました。 

本当にいろいろ大変な思いをしたけど、後悔はありません。
本当に行ってよかった。
こんなに天候に恵まれて行ったのに「大変大変」って言っているのは私くらいかもしれません。
でも、こんな私にも1つやり遂げたという自信になりました。

長々と最後まで読んでくれてありがとう????♪
皆様も機会があったら是非登ってみてくださいネ^^ 

<ご参考に>
*登山素人の私が購入したもの*
軽登山靴 (くるぶしまであり防水タイプのもの)
雨具(上下セパレート 透湿性のあるもの)
リュック(自分の体型にあうもの)
スポーツサポーター(持病のある左膝用)
酸素缶(これはガイドの「使うとせっかく慣れた体が元に戻る」との話を聞いて使用せず)
ドライシャツ(ユニク○のもの)
厚手の靴下
ヘッドライト(ホームセンターで1000円以内だった。でも夜間登山時電池切れ)
食料
ゼリー飲料(高山病等食欲がなくなっても簡単にエネルギー補給できるので便利だった)
水(酸素入りのものを購入。効果があったかは?)
アンドーナッツ(疲れた体に甘いものはとてもおいしく感じた)
チョコ・キャラメル・飴等(簡単に歩きながら食べれられるので便利)

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■53  須走口富士山登頂

2005年8月5日〜6日 須走口(2,000m) 富士山登頂 手記
 リベンジ、そして再リベンジ!!そうなんです。3回目なんです。
 5日(金)の朝6:30に我が家を出発し、目指すは、須走口登山口へ向かう。東名・足柄SAで朝食をとり、御殿場I.Cを降りカーナビを頼りに向かったら、間違えて御殿場登山口へ走ってしまい慌てて引き返し、須走口へ向かう。
 須走口に着いて、40分程休憩、体を高度に慣らしてから、今晩の宿の見晴館(標高3,250m)を目標に頑張りを始める。
 5合目をAM10:30に出発し、瀬戸館〜太陽館〜見晴館へ着いたのは、夕方程では無いが、PM4:00前であった。出立時には、山の全容が見えていたが、高度を稼ぐにつれ、雲、霧が湧いてきて雨にも降られ、リュックカバーを置いてきてリュックが濡れてしまい、少し後悔をしてしまう。高度が上がるにつれ俺の呼吸器系が、少し辛くなり少々不安。妻もへたりながらも頑張って宿に到達し、一安心。
 5合目より出発し6合目頃までのまだ元気な頃は、挨拶も出来ているが、段々口も重くなる。擦れ違いの下山者としばしの登山談義。山小屋の話で、睡眠スペースの確保が出来なくて寝不足になり高山病が怖かった等と話は山小屋の環境の事で、自分にとっても昨年の体験からも計画時から少々不安であった。でも着いてみたら、昨年の体験と比べれば、布団1枚に2人で寝れるんだから全然上等だと思う。夕食は、カレーで結構旨かったと感じられたし、寝れる期待が持てるだけで十分
 OK!予約が無いと泊まるのは難しい感じの応対の風景が見受けられ、予約しといてヨカッタと思った。ちなみに、予約したのは、図々しくも出発前日です。ラッキーでした。
 それでも、ヨレヨレの登山者が深夜に来る場合は、受け入れるみたいで消灯後に数人受け入れて貰った人達が来ていたみたい。朝の2時と3時に星空を見に起きて、満天の星空に感激!!同宿の外人と二人で 『ワオー!!』 スゲー!!
 今回は、高山病対策として、食べる酸素錠剤、飲む酸素水、スプレー缶を用意して、具合が悪くなった時に活用し、万全を目指していたが、やはり高地なので効果が?。疲れも並の登山と違うからかも知れないと思いつつ頼る二人でした。
 7合目迄は、昨年の経験からイメージ通りに登れたが、その先はやはりキツクヘタヘタが続くばかり。 霧の中での見晴館到着!!
 ご来光を拝むのに朝4:15頃起きて待ち構えていたら、一風変わったご来光を拝めて又、感激!!

 20数秒後→ 


 さあー、後は、頂上を目指し、頑張る。朝は、寝れたせいか、体調も良い感じだったが、9合目頃より又アクビは出るは、頭は痛くなるわ、深呼吸、深呼吸を心掛ける。3点セットを飲んで、足取りは妻のペースに合わせてスローリー、スローリー。徐々に頂上に近づきつつも二人してヘタヘタ!!でも頂上に着いた途端、すっかり元気回復したのにはビックリ!!

 頂上には、酸素が有る。と誰かさんが言っていた意味が、その時メああ、ナルホドな、この感じかモと実感。頂上で、妻は豚汁と、私はラーメンを食しおなかを充実させ、お土産をゲットし、お鉢巡りも達成。3,776mの頂に立ったゾー!!まさしく、雲上ハイクで、火口を見てビックリ!!大沢崩れを見て又、ビックリ!!『百聞は一見にしかず』したりで有る。
暑くもなく寒くもなく快適!過去2年は寒かったっケドナー!!元気回復。お鉢周りは時計回りで!
 
 眼下は雲の絨毯と云った感じ。俺の故郷の駿河湾や、静岡の地形や、遠くの山々が一望出来なかったのが少々残念である。
 それでも、宝永山の突端や須走口の駐車場が見え少し満足。そびえ立っている様子が解る頂上からの景色である。頂上には、明日7日の富士登山駅伝の中継準備の自衛隊やらが多数。でも、階級章や、旗が色々有り、全国の自衛隊が来ている感じ。ヘリコプターも中継準備か周回していて騒々しい。

 
妻が持つ金剛杖には、昨年のリベンジを照明する焼き印が全て揃い子供達に自慢してやるつもり。
特に倅に見せびらかしてやろう!!倅は昨年高山病にてリタイア
 


電波3角点(いわゆるGPS)みたいな塔が後ろに建っている。

  
 頂上に行けたら、幾つかの事をしなくてはいけないと思っていたのに、やはり、余裕の無さか、殆ど忘れてしまったので次回のお楽しみにしたいと思う。それに、次回は頂上のご来光を目指すのも良いかな。とも。山口屋の前で見てみたい。
 頂上征服するために本当に二人して頑張ったナーとつくずく感じ感動している。リサーチしていた箇所ヶ所毎のチェックをしてサー後は、砂走りの1,776mを一気に下り、須走口を目指し気を付けて降りよう。中途の富士館に預けたリュックを忘れないようにして、足を痛めないようにスムーズにゆっくりと頑張って降りよう!!
 下りを侮ると、足を痛めるのは、低山での経験上理解していたので踏ん張らずに下りるよう心掛ける。途中で若い外人さんが足を痛めて足を引きずり下りていたので同伴の金髪娘達は?と見ると置いてきぼりをされてたみたいで本当可哀想。手助けするには、どう見ても体格差が歴然なので遠慮をさせて頂きました。俺たちも薄情者の仲間入り。
 下りは、予定+30分程掛かり、無事下山。神社に御礼を申し上げ、無事を感謝する。足はまだ、痛くはないが、明日はどうなってしまうのかまだ解らない。温泉に入りスッキリして横浜へ帰るゾー!!
 下りて来てから、一つ反省と云う訳ではないが、リュックにはエアーサロンパスを携行いていたので外人さんに上げれば良かったなと妻と二人でメ余裕が無いといけないなモと。次回に又同じ状況に遭遇したら忘れずにして薄情者から脱皮しよう。
 私は当月12日で満55歳。妻も同年配。メ一度も登らぬバカ、2度も登るバカモと云う人が居るけど俺たちは3度なのでメアホモと云うのかな。事前のリサーチに又このサイトが来年も有りますよう願います。役立ちました。
 では、来年も頑張るか??当然、頑張るとも!!なーカアチャン。あ〜あ、ドアホになっちゃうじゃん。

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■54 須走り口の下山道

 7月7日〜8日に初登頂、8月27日〜28日に再度登ってきました。2度とも須走り口から登り、7合目大陽館で宿泊し御来光後に暖かい朝食を取り出発、下山は須走りを使うルートでした。

 初登頂は妻と二人で、5合目〜7合目、7合目〜山頂ともに4時間半、濃霧のためお鉢周りはあきらめ下山、山頂〜5合目は3時間半でした。(所要時間には休憩時間を含んでいます。)
  2回目は私一人の単独行となりました。2回目の富士登山は楽になると聞いていましたが、5合目〜7合目、7合目〜山頂ともに3時間半で登りはやや時間短縮されました。お鉢周りには2時間をかけ堪能しました。下山は初回と同じ3時間半かかりました。
 
 初回と2回目で、砂払い5合目以降の下山道を変えてみました。
 初回では、砂払い5合目で開店準備中のお店の人の目をすり抜け、進入禁止のロープを越えブル道に侵入、快適に歩を進めそのまま5合目の第3駐車場の裏手奥ブル置き場から戻りました。
 2回目は、正規の樹林の中の下山道を使いました。他の登山道の下りと比べ、特にひどい道とは思いませんでした。ただし、日中の下山での場合です。
 
 一般に登山では夜間の行動は予定されていませんし、夜間の下山は緊急事態に近い行動と思います。しかし、富士山では、山に慣れていない大勢の人が日中、夜間と行動しています。
 体力を使い果たした山に慣れない大勢の人が、夜間にこの正規の下山道を使うことは問題があると思います。他にルートがないというならば、いたし方ありませんが、現にブル道があり、山小屋関係者等はブル道を下山道として利用していると聞きました。考えてもらいたいと思いました。(ブル道途中の建直し中の避難小屋には、ブル道以外の道が通じているのでしょうか?)
 
 2回登頂できたのも、このHPのお陰です。感謝感謝。

 おまけ、8月28日下山時に椿事を目撃しました。
 山頂の須走り下山口から3度ほど折り返した時のことです。後ろより来た人が、私の前を元気に追い抜いていったと思った瞬間、ダイビングをするかのように道を外れ、下の道目指してまっしぐら行くではないですか、派手に落石を巻き起こし、挙句の果て、御約束どうり、中間点で不埒者は転がりました。
 この出来事を、下の道を走っていたブルの上乗りの人が見つけ、ブルを止め何事か叫んでいました。不埒者はブルの側に行き、ブルの人と一言交わしたと見えた瞬間、下を目指し道の外に逃げ出そうとしましたが、すぐ転んで捕まってしまいました。(後で見ましたが、転んだところはまるで崖ぷっちのようなところです。)この間に側まで行って見ましたが、不埒者はこっぴどく怒られ開放されたところでした。ただし、怒られた内容が判ったかどうかは不明です。不埒者は若い外人でした。(この不埒者を捕まえるとき、抵抗されたためか、遠目には、ブル側の人が蹴っ飛ばしたように見えました。)

 57歳 男

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■55 須走口より初登山

8/27-28の週末に行ってきました。メンバーは4人(私を含めて女性2人?20代後半、男性2人?30代前半)でした。
男性陣のうち1人は今年の7月に富士宮口から登ったことがあり、その時は高山病で8合目で下山したため彼にとってはリベンジ登山でした。(結局今回は風邪のところを無理して登ってしまい、前回よりもひどい症状が出てしまいました。リベンジならずで本当に残念です。)

1.計画

急に出た話だったので、当初は土曜日の夕方まで私に予定が入っており土曜日の夜間登山を考えましたが、こちらのHPや体験記を読んでいくうちに夜間登山はきつそうだと思い、予定をずらして昼出発&山小屋1泊に計画変更しました。(これが正解でした!)
1週間前にやっと山小屋を予約したのですが、狙っていた7合目あたりの山小屋はいっぱいで8合目江戸屋に何とか宿を取ることができました。
(予約した際「混んでいるから寝る場所が狭いです」と言われたのですが、身をもってそれを体験しました・・・)

2.登山記

▽渋谷〜須走口5合目

関東に台風が上陸しそうだったのですが、幸運にも前日に東北の方へ抜けたので出発の日の朝は快晴でした。コンビニで買い物をしたり色々準備に手間取ったため出発が遅れ、須走口5合目に着いたのは12:30でした。
5合目口への道路は、かなり下の方から車が駐車してありましたが着いたのが遅めだったため、ちょうど帰る人達が出た登り口傍の駐車場に車をとめることが出来てラッキーでした。
(下山後はその駐車場に戻るのさえ足がおぼつかなかったので、もっと遠いところに止めていたらと思うとぞっとします。)

▽須走口5合目〜8合目山小屋

駐車場で1時間位体を慣らした後、13:30頃に登り始め、8合目の江戸屋に着いたのは20:00過ぎでした。
私は5合目から既に空気の薄さを感じていたため、折角の須走口5〜6合目の森林地帯を楽しむ余裕がなく、自分の呼吸にだけ集中して登りました。今回がリベンジ登山の友人が気を付けてゆっくりペースだったこともあり6合目までは約3時間くらいかかりました。
歩いている時から嫌な予感がしていましたが、6合目の山小屋で休憩をとっている時に意識が朦朧とし始め、
じわじわと不安感がこみあげてきました。今まで低山ですが山登り経験もあり、高山病についてそれなりに対策をとっていたつもりなのに(前日はよく寝て、こまめに水分補給をするなど)、こんなに調子が悪く、弱気になってしまう自分がはがゆく、悔しさで一杯でした。

8合目の江戸屋(宿泊先)までたどり着けるのか?山頂なんて考える余裕もないこの時が一番辛かったです。
じっとしていると本当に意識が遠のきそうだったので、6〜7合目はみんなが休憩を終えるのを待たずに1人でゆっくり登り始めました。そんな私とは対照的に他のメンバーはおしゃべりをする余裕がありました。
無言で呼吸にだけ集中していた私も途中から話に参加するようにしたところ、これが良かったようで
呼吸も段々楽になり、楽しい山登り気分が戻ってきました。
1人で不安と闘うより、人と話して気を紛らわせることが大事だということを実感しました。
特に、大声で笑ったのがよかったようです。笑うと、どうしても息を大きく吐いて吸うことになり高山病に効果があるように思います。宝くじで3億円が当ったらどうするか?一番行きたい国はどこか?とか他愛もない話でしたが、人それぞれの意見に感心したり、面白かったです。
笑うことで気持ちも前向きになり、一緒に行ったメンバーには本当に感謝しています。
そして非常に長く感じた6〜7合目を経て太陽館に無事着いたときは涙が出そうなくらい嬉しかったです。(登頂した時より、この時が一番嬉しかったです・・・それ程弱気になっていたんですね)
しかし、私の調子が良くなるのと反対にリベンジ登山の男性の口数が減り始め、もう1人の女の子の足取りも重くなってきました。
7合目でしばらく休んでから、またゆっくりゆっくり登り始めました。
段々日が暮れ始め、夕焼けの光に照らされた雲海が非常に美しく、想像もしたことのないような眺めに感動しました。
見晴館に到着した時には日が暮れて星が見え出しました。後ろを振り返ると薄闇の中に今まで通ってきた山小屋の灯りが見えてここまで来たんだなぁと感慨深かったです。
麓の霧が少し晴れて街の明りが遥か遠くの方に見え、出発した場所は遥か彼方、まさに「下界」という風に思えました。
この頃は、私も空気に慣れたようで呼吸法が定着し(「ひーひーふー」と二度吐いて吸うのが自然になりました)しっかりと腹式呼吸できるようになり、安定して歩けました。
そしてとうとう最初の目的地の江戸屋にやっと到着しました。
6合目の状態を考えると20時過ぎに着けるなんて夢のようでした。万歳!

▽8合目山小屋〜山頂

宿帳に記入し、寝床に荷物を置いてからビールで乾杯し定番のカレーライスを食べました。
その後22時近くまでみんなで外で星空を眺め、体調の良い私ともう1人で寝酒を楽しみました。
こんなに星を見たのは初めてで、うっすら天の川も確認でき、星空の下で飲んだお酒は本当に美味しかったです。至福。
(山小屋でお酒を飲んで翌日大変なことになったという体験談を読んでいたので恐る恐るでしたが、
私達はなんともありませんでした。)
熱燗がなかったので冷で飲んだのですが、お腹からじわじわと温まり段々眠くなってきました。
リベンジ登山の友人は着いた当初は食欲がありカレーライスをぺろりと食べていましたが
少し経つと頭痛と吐き気が始まったようで、とても2階の混みあった寝床で寝れる状態ではなく、
彼を1Fの広間に残して3人で寝床に上りました。が、一番遅くに床についた私達を待っていたのは想像を絶するほどの狭いスペースでした。私達の与えられていたスペースには他の人の荷物が置いてあり、それを足元に押し込んでなんとか身を横たえる場所を作りましたが、身動きが出来ず本当に辛かったです。もっと早く寝床に行ってスペースを確保しておけば良かったと後悔しました。
寝酒のおかげで眠りにつくのが早かったものの、1時間位しか眠れず狭いスペースに大勢が寝ているため、空気が薄いようで、段々胸が苦しくなってきました。
こんなに長く感じる夜は初めてでした。
夜中1時頃に御来光を見るため他の人が出発を始め、やっと体を伸ばすことができました。
1Fで一晩を過ごした友人は、吐き気と頭痛が悪化し、まだ暗いけれど一人で下山する決心を固めていました。リベンジ登山だったのに・・・本当に勇気のいる決断だったと思います。
(この後高度を下げても吐き気が収まらなかったようで、高山病というよりは風邪が悪化してしまったとのことです。)
私も少し頭痛がしたので、外に出て深呼吸をしたり酸素を吸いましたがなかなか直りませんでした。
彼を見送ってから、バファリンを飲み人がいなくなった広いスペースで1時間強寝て起きると頭痛は直っていました。空気の薄さと寝不足が原因の頭痛だったようです。
4時過ぎに山小屋を出発した時には、空が徐々に白み始めていました。
結局御来光は本八合目の胸付江戸屋で見ることにし、寒い中を30分以上空を眺めて時を待ちました。
(8合目以上は風が強いので、コンタクトではなく眼鏡にして良かったです。)
御来光を待っている時間は長いのに、太陽が登るのはあっという間で、意外にあっけなく思いました。でも本当に綺麗でした!
5時半頃に本八合目を出発し、9合目までゆっくり上りました。9合目以降は渋滞した行列の中で登ったので休み休みのペースとなり、思ったより楽に登れました。
又、晴れていたので今まで登ってきた道がよく見えてここまで登ってきたなんてすごいなと励みになりました。
7時過ぎに山頂に到着!

▽下山

山頂で記念撮影をした後、熱燗で乾杯。じわーっとお酒が体に染みていき幸せを感じました。
1時間半ほどゆっくりしてから、砂走りに備えてスパッツを装着し手拭で顔を覆って8時半頃下山を開始しました。
登りの道で見た砂走りの道は非常に傾斜があり滑って怖そうな印象でしたが、
膝のクッションを使って思ったより楽に、速く降りて行けました。どうせ転んでも砂だし平気だろうとがんがん滑り降りていったのですが、その日この道で転んで救急車で運ばれた人がいたと聞いてぞっとしました。下りは気持ちが緩みがちですし、やはり危険ですね。
私ともう1人は下りがとても楽だったのですが、登りで体力を使い果たしてしまったもう1人の女の子は傾斜のきつい砂走りの道が大変だったようです。2人がある程度降りたところで、その子を待つというペースが出来上がってしまいました。
先に行く2人にとって待つことは全然苦ではなかったのですが、待たせているという感覚が疲労困憊の彼女を追い詰めてしまったようでこれ以上ペースを落とすのは申し訳ないと休憩を取らずに無理に1人で出発しようとしたり・・・楽しいはずの登山なのに、申し訳なかったです。
登りは高山病の予防もあってみんなでゆっくり登っていたのですが、くだりは人にペースを合わせなくなっていたことが悔やまれます。
最後の1時間くらいは、彼女の荷物をもう1人が持つことにして3人でゆっくり下りました。
最後の森林地帯はなかなか出口に着かず、非常に疲れました。
でもこれから登る人達と挨拶する度にとてもうらやましかったです。あの感動をこれから得るのか〜と。そして12時過ぎに5合目口に着きました。
2人分の荷物を持っているのに疲れた顔を見せず、あともう少しだから、とみんなを励ましていた友人ですが、下山後、売店近くのベンチに座った時に「疲れたなぁ」と漏らしていました。本当にみんなお疲れ様!

▽登山を終えて・・・

8合目から山頂までがキツイと聞いていましたが私は案外楽に山頂へ辿り着き、軽い高山病になっていた登りの5〜7合目の道のりと比べると、山頂では思った程達成感がなかったというのが本音です。
しかし登山を終えてみて、自分の体力と気力にとても自信がつきました。
こちらのHPを丹念に読んでいたので、初期の高山病は呼吸法によって自力で克服できるはずだと、苦しくて不安な状況でも頑張れました。
又、一緒に行く人に本当に恵まれたと思います(富士登山のような過酷な状況では人柄が出ると思うので)。
疲れていても弱音を吐かず頑張った友人、さりげない気配りができる大人な友人、リベンジ登山ならずでとても悔しかっただろうに
常にギャグで場を盛り上げていた友人、みんな楽しく信頼できる人達だったからこそ登頂することができ、本当に一生の思い出になりました。
又別の口からチャレンジしたいですし、いつの日か自分の子供と一緒に登れたらいいなと思っています。

3.持ち物について

・直接肌に触れる下着やTシャツはやはり化学繊維のものが良かったです。汗をいっぱいかきましたが、汗で湿って冷たいということがなく、いつまでもサラリとした感触で着替える必要を感じませんでした。
・下りは特に膝にかなり負担がかかるので、サポーター(CW-X)を履いていって正解でした。次の日の筋肉痛がそれ程でもなかったのはこれのお蔭があるのかも。
・食料については、こちらの体験記をじっくり読んで厳選していきました。ゼリー飲料は固形物を食べる元気がない時に役立ちました。4個持って行って、3個消費しました。重いのですが、オレンジも疲れた時に食べると元気が出ます。キャラメル、梅干のお菓子も好評でした。
(溶けないようにと持っていったマーブルチョコは、蓋を開ける時にはずみでほとんど落としてしまい、泣きそうになりました・・・)
・山小屋泊の場合、耳栓は本当に必需品です。ただでさえ混んで寝にくいのに、物音が多いので寝付くのが大変でした。
・ライトは明るいものを選びましょう。私は山道具屋さんで「他のメンバーもライトを持っているのだったら、これで大丈夫でしょう」と言われた最低限の明るさのものを購入したのですが、他のメンバーに「微灯」と言われるレベルで、全然足りませんでした。特に山小屋では強い光線がすごく必要です。(就寝時間帯は灯りがつかないので、寝床に行くまで大変!)
・須走口の下山時の砂走りの道は本当に小石が靴に入るので、スパッツはちゃんと効果のあるものを選んだ方がいいです。友人はアームカバーで代用していましたが、下のほうをゴムなどでちゃんと留めたりしないと、どうしても入ってしまうようです。
私は山用スパッツを使ったので、小石を気にせずがんがん降りていけました。

1--10 11--20   21--30  31--40  41--50 51-

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