皆様より寄せらせた 栄光の体験記。役にたつお話。・・・
2003年版(2)
2003.8.5〜6 岐阜市65才夫婦
日本一の富士山に一度は登って見たい気持ちが強く、ご来光ツアーに初参加したものの、3000メートル級の登山経験なし。6合目を過ぎてからのドシャブリ雷雨という悪運にみまわれたうえ、妻が高山病になってしまったので、登頂をあきらめ、8合目の山小屋でご来光を見てから下山しました。結局、44名の団体で、山頂を極めたのは31名、リタイヤは7合目で3名、8合目で10名でした。もし再挑戦するならば、これだけは準備したいと思うことを、まとめておきたいと思います。
私たち夫婦が反省すべき点は、それぞれひとつずつあります。装備面で雨対策が不十分だったことと、深く吐き出す呼吸法の効果を軽視したことです。
準備段階で、雨が降るかもしれないとの考えは頭にありましたが、甘く見ていました。二人とも、防水機能ありと信じたセパレーツの上着にさらに防水スプレーをかけ、リュックの中の衣類は、一枚ずつスーパーの袋に入れ、全体をジップロックつきのプラスチック袋に入れて収納し、ザップカバーもかけたにもかかわらず、それでも十分でなく、富士山の雨は突然、雷を伴ってやってきて、大粒の横殴りで、水がどこから入ってきたのか、たちまち衣服の中もリュックの中もズブヌレ状態になってしまいました。午後7時過ぎ、死ぬような思いで8合目の山小屋「太子館」に着いたものの、ぬれた衣類を乾かす設備はなく、着替えもすべて絞るくらいに濡れていて、薄い寝袋の中で、体温で下着を乾かすしか方法がありませんでした。 幸いセーターが一枚濡れずにいてくれたので、それをホカロンと共に妻に与えましたが、それでも1時間ぐらいガタガタ震えるので、風邪を引かしては大変と思い、濡れたタイツを脱いで寝るようにいいました。僕はパンツの下に手を入れて、冷たいパンツが直接肌に触れないようにしていました。濡れた下着が体温を奪うので、寒くて眠るどころではないのです。それに、しきりに尿意を催すので、山小屋の外のトイレまで行くのがまた大変です。結局、登頂組が出発してしまう12時近くまで一睡もできませんでした。そのころには、どうにか身に着けて寝た衣類は乾いていましたが、その他の防寒衣やカッパ類は濡れたままだし、妻の高山病の症状も改善の兆しがないため、登頂をあきらめ、明るくなったら妻に付き添って下山する決断をしました。装備面での雨対策は、レインウエアには金をかけること(通気性で水を完全にはじくもの)、衣類は2重3重にプラスチック袋に包んで収納することに尽きると思います。また、下着は綿ではなく化繊の(速乾性の)ものが絶対です。
個人差があるのかもしれませんが、 深く吐き出す呼吸法 は高山病予防に確かに効果があると実感しました。なぜなら、それを実行した僕は平気だったのに、バカにしてやらなかった妻はかかってしまったからです。妻に後で聞くと、息を吸うと喉が痛いので、なるべく息をしないようにしていたというのです。最後の1CCまで吐き出せば、吸うほうは自然にタップリ入ってきました。同行して登頂に成功したベテランのKさんが云うには、低い山でもこの呼吸法は効果抜群で、疲れないんだそうです。5合目まで降りてきて、体調は普通に戻り、衣類はすべて乾き、足腰も余力を残していたので、登頂しなかったのが少し心残りでしたが、65才の初挑戦で、3200メートルまで登ったという達成感は、確かにありますね。もう一度富士山に登りたいのはやまやまですが、その前に地もとの山でもう少し経験をつみ、鍛えておかねばなりません。
■12 寝不足でも気合!の初登頂 (須走口登山〜御殿場口下山)
こんにちは。はじめまして。こちらのHPや皆さまの体験記は登山開始1週間ほど前から読み漁り、おかげで無事楽しく登頂することができました。どうもありがとうございました!!
コースは須走り口→山頂扇屋泊→御殿場口というルートで8/10(日)〜11(月)に彼と2人で行って来ました。
8/11(日)晴れ8:10 御殿場駅よりバスにて5合目へ(往復切符2000円) 9:05 須走り口新5合目に到着 1時間休憩&準備体操 10:05 登山開始 11:10 本5合目 林館着 10分休憩 12:00 6合目 瀬戸館着 休憩なし 13:00 7合目 太陽館着 15分休憩(お手洗いに行く) 13:50 見晴館着 休憩なし 14:20 8合目 江戸屋着 10分休憩 山頂の宿泊予約をする(au携帯電話にて) 14:45 本8合目 胸突江戸屋着 5分休憩 15:05 御来光館着 10分休憩 16:30 山頂着 扇屋のチェックインタイムは17:00 18:45 夕日を観に成就岳&噴火口へ 19:00 消灯
8/11(月)晴れ2:00 トイレに外に出る 少し雨&すごい寒さ 3:30 起床 宿泊外のお客さんが入ってくる4:50 御来光 4:30から待機 5:05 お鉢巡り開始 左回りにて 3776の碑の前で写真 6:50 郵便を出し、呼吸を整えて、御殿場口より下山開始 7:35 赤岩8合目着 7:55 砂走館 トイレ休憩 9:35 御殿場口新5合目着
前日に2時間睡眠で初登頂の彼。2時間半睡眠で小学校以来の富士登山の私。日頃から運動不足の2人でしたが、彼24才、私21才で、若い?!ということもあり、とても順調に登頂できました。雨にも降られず、日も当たり過ぎず天候に恵まれたおかげだと思います。が、やっぱ気合ですかね?!
私がずっと心配してた高山病は、腹式呼吸を心掛けたせいか、登山中は問題なし。でも、本8合目の辺りからは、息が切れたら、携帯酸素ボンベを吸い、立ち止まって深呼吸をしていました。
辛かったのは夜中。寝ていると呼吸が浅くなるせいか頭痛で寝れず。深呼吸をすると少し楽になったような気もします。持っていったバファリンは使いませんでしたが、アイマスクと耳栓はあって良かった!
私が一番苦戦したのは、高所恐怖症!彼には全く理解してもらえませんでしたが、とにかく崖っぷちは、自分が滑り落ちるような感覚に襲われ登山の9合目以上、お鉢巡りの剣ヶ峰から富士宮口に向かう急な坂には大変時間を奪われました。1歩も動けなくなり、這いつくばって登るものの足がすくんでしまうんですね。。。剣ヶ峰からの坂は、とにかく怖い!普通におじさんたちも、ここは怖いなぁ、と言っていましたが、私は怖いなんてものじゃない!もう無理!涙々でした。彼はスキーを滑るようにといいますが、右側は崖!落ちたら死んじゃう!ってことで高所恐怖症の方は、そんなことも要ご注意。高所恐怖症の人は登ったりしないのでしょうか。。。(^_^;)
下山の御殿場口大砂走りはやっぱり楽ちん!下山は、ほぼ休憩なしで走るように下って行きました。でも、やっぱり足はガクガク。スパッツは正解!ステッキも登りの後半、下りの前半に重宝しました。ただ、9:30に5合目に着いたものの、9:00の次は12:00までバスがなく (ToT)往復の切符を買ってしまった為、タクシーにも乗れず、小さなお土産屋さん1つの5合目でひたすら待つ羽目に。帰りの時刻表も要チェックすべしでした。
その後、御殿場駅に12:30に着いてから、13:30に無料のシャトルがでている温泉会館(市営?)、2時間500円に入ってきました。富士山が丸々見える温泉は気持ち良かったです☆炭シャンプーと石鹸が置いてありました。御殿場駅(乙女口側)から15分、無料シャトルが1日に3回でていることもあってお薦めです。
そして、その後何を思ったか、御殿場アウトレットモールへ。体力のある方は御殿場周辺で遊ぶことも可能かも知れません。荷物はコインロッカーに預けアウトレットでばっちりお買い物をしてしまいました。こちらも御殿場駅まで無料シャトルがでているのでgoodです。
今回の登山で思ったこと。天候に恵まれさえすれば、とっても楽しい!特に須走りは最初に少し林の中を登るので小鳥のさえずりが聞こえるし、後半はロッククライミングのような岩ボコも味わえたし、お薦めな登り口だと思いました。御殿場口は降りてきただけですが、登るにはちょっときついように思いました。
また体調も心配していましたが、前日2時間半、山小屋でもほとんど寝れなかった私ですが、何とかいけました!道は整備されているし、人もたくさんいるしお手洗いにティッシュはあるし、ホント天候にだけ恵まれれば楽しい登山ができると思います。
役立ったもの:マスク、スパッツ、ステッキ、耳栓、アイマスク、ウェットティッシュ防寒具(セーターやホッカイロ、手袋など)、サングラスおそらく役立ったもの:酸素ボンベ、鉄分入りグミ、キャラメル、バンテリンジェル
水分は500mlのペットボトル3本。全部飲みました。日焼け止めは3時間に1回塗りました。帽子はキャップでしたが、ゴム紐をつけて行きました。頂上付近は風が強くなります!
以上長くなってしまいましたが、携帯電話の電波状況は、auで以下の通りです。
須走り口新5合目、山小屋前→圏外
本八合目、胸突江戸屋前→通話可
富士山頂、扇屋前→圏外
富士山頂、成就岳→通話可
富士山頂、剣ヶ峰→圏外
御殿場口、新5合目→通話可
その他の場所では電源を切っていた為わかりませんが、ご参考までに…
■13 関西から家族で初登頂(大阪発2泊3日)
こうべいのしし家族(男50 女49 女20 女18)15年8月12日夜大阪出発14日帰着。
7月に大学生の二人の娘が夏休み富士山登山を計画していると聞き、若い者は元気だなと思って聞いていました。ところが娘二人だけでなく、母親を巻き込んで家族全員で行こうとの風向きに変化。当初の大阪発1泊二日では50歳の身にはきついと思えたので、一人単価17,800円から2泊3日は20800円にアップ。しかし、神姫観光のハートツアーが最低催行人数が集まらず、近畿日本ツーリストの「富士登山夜出発」に変更し、一人単価23,800円に再度アップ。(A=旅行代金小計税込み99,960円)
靴に関しては、長女は登山靴、ゴアテックス上下ポンチョあり、私は登山靴とトレッキング靴、バイク用レインウェア2枚(上のみ)、ポンチョ(20〜30年ほど前購入)などがあり。とりあえず靴は、硬い底のが必要とのことで、次女用にゴアテックスの約1万円を購入。私の登山靴は少しきつめな為、妻が厚い靴下で履き、私はトレッキングシューズで代用。他に登山用厚手速乾靴下2枚約5千円を購入。懐中電灯は普通のものをと思っていたが、ヘッドランプがホームセンターで千円程度だったので1個購入し、ためしたらなかなか快適だと思われたので結局4個購入電池込み約4,500円。登山杖はスポーツ用品店で折りたたみ式が約2千円、ショックアブソーバーつき3段で約3千円で見てたが、もったいないし購入しに行く時間無くなり、スキーストック二人分で代用。リュックはあるものを利用し、他に旅行バッグも持参。故に装備関係、靴10千円、靴下5千円、ヘッドランプ4,5千円(B=装備品小計20,000円)お茶は500MLのペット6本の空き瓶にお茶を詰め、持参8合目山小屋での夕食の量が少ないとの事で、バス夜食を兼ねて菓子パン類4個とスティックパン1袋購入。お茶も。念のため1,5Lのポカリと麦茶を購入。(C=持参食料飲料小計約1,000円)駅前の百均で予備乾電池、風船療法用の風船、靴擦れ防止、ゴミ袋を購入。(D=雑品630円)8月12日火曜夜21時30分に大阪梅田発京都経由 私は車中眠れぬまま東名高速利用で8月13日水曜朝7時頃吉田口雲上閣に到着。外は霧雨や雨。到着後着替えて不要の荷物をバスに戻してから普通の朝食、そして仮眠。ただし、仮眠も周りのざわざわで寝付けず、耳栓とアイマスクを取り出し睡眠となる。しばらく眠るも、突然左足がコブラつり?(足の筋肉が急につり、痛みで動かせない状態)。5合目で断念かと思われたが、バンテリンとサロンパスをふくらはぎに塗ったり貼り様子見。10時前後から下山の若人が頂上寸前で大変きつかったとのこと。酸素ボンベ使わなかったとの事で千円で譲ってもらう。(E=追加装備品1,000円)
10時半の昼食後11時頃さあ出発。前の広場でガイドさんと体操後出発。出発時に500MLの水を旅行会社から提供されるがさすがに多すぎ下山時に頂くことにする。43名+ガイド、添乗員はゆっくりと歩き、20分毎に休憩するので、個人の人には良く追い抜かれる。(こちらは高山病にかからないためのゆっくりペースと休憩だよとうそぶきながら追い越し者を見る)
6合目あたりではハイキング気分の方を見かけ、7合目で皮サンダルの登山者にびっくり。スキーストックが役に立つ。金剛杖は使いにくそう(5合目で販売しているT字型の登山杖のほうが使いやすそう)睡眠不足の我が身は若干吐き気のため、腹式呼吸・深呼吸をしながら歩幅狭く歩く)霧雨も殆どなくなり、途中どんどん服を脱ぐ。途中のトイレに1回百円カンパ必要だが、コイン持ち合わせなくまとめて支払いながら5時ごろ8合目太子館着。到着時玄関前で靴紐を緩めグループごとに集まって列で入るように指示される。3階まで連れられ、「荷物預かります」「荷物の場所が今日の寝る場所」といわれ場所指定される。新しい清潔な建物に安心するが、指定の場所が屋根勾配の下(しかも2方向の勾配)で狭いのが難点。トイレは水洗で清潔(紙は便器でなく、前のダンボールへ入れる)夕食はカレー(普通の半分〜3/4程度の量)お茶は無料。朝食分の弁当としてレトルトパックの釜飯2袋渡され、我が家は4人で2袋夕食の続きで食べる。霧が晴れ、河口湖がきれいであった。明日に備え早く寝るようにする。荷物は着ていくものを出し、すぐ出発可能の状態にしてアイマスクと耳栓で寝ようとするも、7時頃や10時頃(?)階下に客が着く度に目が覚める。
23時45分起床の予定が30分頃からざわざわし、起床。0時頃広場に集合。43名中13名脱落との事。アメ、あめ、雨、、、、。風も時折きつくなり、暗い中懐中電灯でなくヘッドランプでよかったと実感。出発直後にも数人リタイヤ!本八合目まで2時間かかるが、夜間でありかつ渋滞のためまともに休憩を得られず家内は寒いが服を取り出す時間なし。本八合目からは雨風更に強く、ヘッドランプの電池交換も指先が凍え、1台は交換不可(自宅での電池交換練習されたし)9合目あたりでは眠さと寒さに負けまいと深呼吸。岩場の難関を4時半ごろ過ぎたと思えば山小屋の列。
いつのまにか山頂到着。結局酸素ボンベ使用せず。寒さの為、豚汁2杯1600円でレトルト釜飯食べる。(F=現地飲食費1,600円)集合時間の5時に集まると23名に減っていた。寒いのと天候が崩れてきたので、ぐずぐずすると下山道が通行(4時間所要)不可で登り道を再度8時間かけて戻る羽目になりかねないので急いで下山。2時間かけて登った頂上ー八合目を30分で下山。女子のトイレ休憩が長く待ち時間に体が冷える。7合目あたりで長女の登山靴の底の接着剤がはがれ、ガイドさんに三角巾で靴底から足首を括ってもらい何とか下山。9時30分の到着であった。(G=トイレ代約2、000円)結局役に立った物(500ML水X4本+1,5LX1、登山靴、レインウェア、防寒具、スキーストック、ヘッドランプ、予備電池、ゴミ袋=リュック内の荷物防水や到着後の濡れた衣類入れ&リュックをすっぽり覆うカバー等)
使用しなかった物(酸素ボンベ=深呼吸がベスト、風船=音が出る為娘からヒンシュクを買う、靴擦れ防止、フリスク=どこに入れたか判らず取り出す時間なし)天候の急変もあり43名中23名の登頂であったが、我が家は何とか全員無事怪我をせず無事下山。総経費126,190円+帰途の昼食&温泉1,500x4名+ビール)
当初の1泊2日でなく2泊3日コースにして体慣らしの時間があったのと深呼吸が家族全員登頂の要因だと思います。家族全員だとなにかと費用もかかるが、必要なもの、間に合わせで済む物、レンタルで済ますもの(レインウェア等)を配慮して再度挑戦したいです。
■14 やっぱりオススメ 須走口からの富士登山 富士登山2回目 20代
梅雨明けの遅かった今年 ようやくの梅雨明け直後に須走口より4人で登りました。富士宮口からの富士登山経験者2名+初心者(体力的にもやや不安)2名
♪♪♪スケジュール♪♪♪
東京からマイカー 須走口の駐車場着11時↓荷物整理&ランチタイム 兼 体を高所に慣らして駐車場出発12時半↓八合目江戸屋到着 19時半 江戸屋 泊
山小屋の前でのご来光の後 山頂に向け出発(2人のみ) 5時半↓山頂到達 8時 \(^-^)/↓お鉢めぐり(途中写真を撮ったり 郵便局に立ち寄り)後山頂出発 11時↓八合目到着 11時40分(2人と合流)↓昼食後 八合目出発 12時半↓駐車場到着 15時半 おつかれさまでした
初心者2人は高山病のため、八合目で完全にダウン。翌日もお昼近くまで寝ていました。多分、前日の睡眠不足が原因だと思われます・・・
去年登った富士宮口に比べると、スタートは低いですが樹林帯を登りますので、日差しが強い日でも影があって快適だし、体力の消耗も少ないと思います。高山植物もけっこうあって視覚的にも楽しいし、岩だらけの富士宮口よりは私は気にいりました。
以下、皆様の参考になれば・・・
1.「水」「水」「水」ってたくさん書いてありますが、普段ミネラルウォーターを飲まない人なら、そんなに水ばかりはいらないと思います(私はお茶500cc りんご酢ドリンク300cc 水500ccを持参 途中の追加購入なし)水はほどんど口にしないままで下山しました。水を飲む習慣が普段からないので、やっぱり味のある飲み物が欲しくなりました。水300ccのりんご酢500ccにすれば良かったかも、と・・・ でも、歯もろくに磨けませんし、口をすすいだりもできるので、水も多少は必要でしょう
2.ザック内の仕分けにはジップロックがオススメ!荷物を防水する役割はもちろん、空気も抜けて圧縮袋っぽくなる。山小屋の中で寝ている周りの人にはビニール袋のガサガサという音はすごく気になるし、自分も気を使います。その点でも、すぐれもの
3.砂走りにはスパッツを!大変な事になっている人をたくさん見かけました。登山用品店で2000円位でも十分買えるのであったほうが断然良いとは思います。
4.山小屋は予約したほうが安心もちろん最悪の天候の時は中にも入れてくれるでしょうが、週末でなくても満室の日はあります。予約しなくて当然と思ってると、後で大変な事になるのでは?
5.うさぎとカメ8合目半あたりを過ぎると、コーナーごとに倒れているように人がいます。良く見ると、意外と若い人が大半?!急いであがるよりも、ゆっくりでも一歩一歩確実に登った方が、結局は先に着きます。ちなみに、他の方もかかれてますが、山頂に近くなればなるほど足を前に出すのではなく斜め前に出すジグザグ歩きにしていくと楽チン
6.8合目辺りの山小屋を活用山頂で不要な荷物をあずかってくれます。私が泊まった江戸屋では300円でした。天候の急変に備えて雨具や多少の防寒具は必要でしょうが、あきらかにいらないモノは置いて登ったほうが当然楽です。置いていくものを入れられるような、ちょっと大きめのビニールなんてあったら、便利でしょう7.持って行ってよかったな、って思えたものキットカット ミニ・・・大きいほうだと、溶けたら収拾がつかなくなりそうで プリングルス(小)・・・チョコ物も当然おいしいですが、以外と塩気も欲しくなるフリスク・・・高山病予防の為に スースーしてて気持良いみかん・・・ゴミは出ますが、今までの人生で食べた中で最高においしい果物でしたゼリー飲料・・・ただ、けっこう重いので厳選して1コか2コに頭痛薬・・・気休め? でも、友人は高山病が良くなった気がしたと言ってました
8.女性のみなさまへ 山小屋のトイレは水洗ではありません トイレの中には汚物入れも当然ありません。そう、あの時に登ったら・・・自分のゴミは自分で下までしょって降りるんです。それがイヤでしたら、登る時期かあれの時期をずらしましょう。
ちなみに、昨年8月末に良く調べもせずに富士宮口から日帰り登山したら、山小屋は半分以上閉まっていて、予想外に大変な思いをしました。混雑するとは言っても、初めて行くのでしたら、やっぱりハイシーズンに行くべきだと思います。ただ、週末と平日なら断然平日! お休みが取れる方は、ぜひ平日に。
みなさまの、ご検討をお祈りします!
■15 8月16日、記録的な雨の中子供たちとチャレンジ
お盆の長雨が続く中、8月16日(土)に、須走り口よりチャレンジしました。メンバーは私(39歳、男)、長男(11歳)、長女(9歳)、私の妹とその友人(二人とも30代前半)、親戚の親子(男40代前半、息子11歳)の計7人です。
天気予報では少し前まで16日の午後には雨が上がるということでしたが、当日朝にはずっと雨と予報が変わり、しかも翌日の予想ももほぼ雨という最悪のコンディションでしたが無理をしない範囲で行けるところまで行ってみようと、午後13時30分に須走り口五合目の菊屋さんを出発しました。
そして、伊豆半島の伊東線が止まるほどの豪雨の中、結果的には何とか予定通り本七合目の見晴館に到着(19時30分)できました。
翌日は霧雨のなか、われわれ親子3人はそこから下山、妹とその友人は頂上へ到達、
親戚親子は8合目まで上ったところで断念して下山しました。
強風・霧雨の中の下山時
『富士山は頂上だけじゃない』このHPによく登場する言葉ですが、私も心から実感しました。
登ることを決めて出発する際の菊屋さんのかたがたの暖かい励まし、ずぶぬれでやっとたどり着いた本五合目の山小屋でのサービスのインスタントコーヒーのおいしさ、同じ厳しい状況に入ってしまったもの同士という感じでの、見晴館での他の登山者の皆さんとの身近な感覚など・・・。
でも一番は、本五合目を出て2分で動けなくなってしまった長女が何とか6合目までたどり着き、そこの山小屋で休憩しているときに本当に一時的に晴れ間が出て虹が出て、それを見た彼女が急に元気になって『みんな登ろう!』と一番にのぼり始めたことでした。(でも常に一番遅れて、最後の7合目から本7合目では私か彼女の荷物を前で背負い、それでも1時間以上かかりましたが)
好天の中、快適に頂上まで登れればそのほうが良かったと思いますが、そうでなくても富士山は十分にすばらしいと思いました。
ちなみに、(豪雨のため多くのキャンセルが出たという)見晴館さんは空いていてとても快適でした。
また、道中のほとんどのトイレが有料(100円)の一方、トイレットペーパーが備え付けられていてもっていったものはまったく使いませんでした。
最大の失敗としては、大きな東京都指定のごみ袋をリュックカバーにしたのですが下に水がたまってしまい、それに気づいて穴を開けて水抜きをしたのですがすでに遅くタオルや何かをほとんど濡らしてしまったことです(着替えだけはビニール袋に入れていましたが)。これだけの雨なのですべて袋に入れておく、最初からごみ袋式リュックカバーに水抜き穴を開けておくことが必要でした。
以上、今回の体験記です。
すごい苦労をしたわりには、みな楽しかった、また頂上を目指したいといっています。
■16 「最強の シェルパが導いてくれた富士登山〜御殿場口完全制覇!!」
登山日:2003.8.12〜13
(メンバー) 自分(26歳・男) 隊長(2日後に25歳・女) ADM(24歳・男) オカマ(23歳・男) 我々は大学でボーイスカウトをやっていたアウトドア派の4人です。男性の3名は小学生の時からはじめ、今でも指導者として活動しています。 富士登山を思い立ったのは去年の話。メンバーの1人(ADM)が富士山に毎年登っているので、彼に案内してもらい行きました。 富士宮口から登り、御殿場口を下って7合目(日の出館)より宝永火口を経由し富士宮口へ戻るルートでしたが、最悪の雨の中で、しかも下りは 視界不良で1メートルも先が見えませんでした。おまけに宝永火口では暗くなり道が分からなくなり、危うく遭難しそうでした。 しかしそれにもめげず、今年はご来光とお鉢巡りをしたいと、再度チャレンジすることにしました。もう1人のメンバー(「隊長」と呼ばれる女性)の一言 で、一番距離の長い「御殿場口」を目指すことにしました。今回は以前陸上をやっていたと言う通称「オカマ」を加え、 ADM、隊長、自 分の4名でアタックしました。実はこの4名ともボーイスカウ トの100Km ハイクを24時間以内で完歩した事があると言うツワモノ達です。 はたして、この 難関御殿場口から登って、お鉢めぐりが出来るのか、見物です。 今回もADMがパーティの備品、集合ルート、車の手配、山小屋の手配から全て 組み立ててくれました。ADMは100Kmハイクを5回完歩し、優勝したことも あり 体力には絶対の自信がある頼もしいナイスガイです。今回で富士登山は8回 目で 過去7回いずれも頂上まで行っているとのことです。(御殿場口は2回目) 今回は水2リットル×3本、スポーツドリンク2リットル、500MLのジュ ース8本をはじめ、頂上用のガスボンベとコッヘルまで持ってきてくれました。 総重量は 25Kg、我々メンバーの倍以上もあり本当に大丈夫なのか不安でした。 ADMは「富士登山は気力だ!登る気持ちがあればだれでも登れる!!」と言います。しかし彼の場合は車の運転、重い荷物、ガイドとしてのパーティの案内と、 一人3役をこなしているので、如何に彼に負担をかけないかが鍵だと他の3人で 言っ ていました。さて実際の登山・・・以下にコースタイムと概略を示します。(記録は ADMによる)
●一日目(8/12)
8:20 富士山御殿場口新五合目到着
東名の渋滞に合うことなく、隊長の遅刻を挽回し定時より10分早く到着。霧がかかったり、晴れたりの天気。日は差していない。
9:05 登山開始(新五合目出発)
やや靄のなか、出発する。早々に小屋につく。大石茶屋でザック等の調整。そうするうちに女将さんから椎茸茶を頂く。
9:25 大石茶屋(旧2合目)出発
若干霧が晴れて、その中を行く。全然様変わりしない道をひたすらすすむ。砂地の傾斜地で登りにくい。ADMのペースが早く、みんなすぐにバテる。
9:50 1回目の休憩(標高 1680 m付近)後出発
僅か20分で休憩。しかし、ADMは荷物を下ろさないで悠々立って休んでいる。まわりは誰もいない。去年とは打って変わって静かな富士山。貸切かと思うくらい。オカマ、隊長は上着を脱ぐ。みんなシャツ1枚。それでも暑い。
10:20 次郎坊小屋(新五合五勺)手前で2回目の休憩後出発
余りに早いので、先頭をADMからオカマにバトンタッチ。丁度下山道と交差するところを過ぎ、ADMより「ここから7合目までが勝負! 」というコールを受ける。
10:50 3回目の休憩後出発(旧2合8勺付近気象庁避難小屋前)
ここで、ようやくADMが荷物を下ろす。「少し行くとブルドーザー道と交差しその手前が旧3合目かな?」とのこと。正面には避難小屋があった。チョコレートなどの行動食を口にする。
11:10 4回目の休憩(標高 2200 m付近) 出発( 11 :20 )
延々と続くつづら道を4回折り返したところで、一休み。ADMは国土地理院25、000分の一地図を用意してくれてが、これがまたよく道の形をあらわしてくれている。
11:50 旧4合目(ブル道交差上)にて5回目の休憩後出発
予定より15分早く旧4合目地点に到着。昼食はもう少し上で取る事に。霧が晴れて、自分は写真撮影。
12:10 6回目の休憩(標高 2450 m付近) 出発( 12 :30 )
新6合目小屋が見えてくる。 隊長が記念撮影。隊長よりキャンディー配給。
12:55 旧本5合目(新六合目)にて昼食(7回目の休憩) 出発( 13 :30 )
靴を脱いで、リラックスしながら昼食を取る。 出発直前に風雨吹き付けてくる。自分より、全員にバナナ配給(^^)
13:50 8回目の休憩(ブルドーザー道を歩き、少し上) 出発( 13 :55 )
雨がおさまるも、しばらく雨具とザックカバーはつけておく事にする。だいたい宝永山と同じ位の高さまで来る。
14:15 9回目の休憩(標高 2790 m付近) 出発( 14 :20 )
霧が晴れ、ザックカバーと雨具を脱ぐ。このあたりから地面が砂礫から岩に変わってくる。
14:30 10回目の休憩(旧6合目小屋跡上) 出発( 14 :40 )
完全に頂上が見えてくる。宝永山を見下ろす高度になる。7合目の日の出館は目の前に。
15:00 11回目の休憩(標高 2940 m付近) 出発( 15 :05 )小屋の下で小休止。
15:25 七合目日の出館到着。12回目の休憩( 16 :10 )
難所を突破!! おやつを食べ、記念撮影をしながらのんびりする。薄日が差してくる。 オカマよりクッキー配給。
16:50 13回目の休憩(富士宮口からのトラバースルート合流付近) 出発( 16 :55 )
宿泊予定の小屋まであと少し。また小休止。
17:10 赤岩八合館(7合9勺)到着
ようやく本日宿泊小屋に到着。隊長・オカマは前日の寝不足がたたり、即死。 自分とADMは翌日のプランの確認。ADMは女将さんに「人形焼」のお土産をプレゼント。アルバイトのにーちゃんには日刊スポーツをプレゼント
19:15 夕食
富士山でも有名な「カレーライスお代わり自由」を堪能する。食後、明日行動予定をみんなで確認し、天気予報で確認。どうも下界は悪天候の模様。心配になってくる。ADMよりホカロン・水の配布。
20:30 就寝 山小屋の消灯は21:00であったが、みんなつかれて爆死。●二日目(8/13)
2:00 起床
山小屋の他の客に迷惑にならぬよう、前日パッキング した荷物を外に出し、準備を進める。
2:15 赤岩八号館(七合八勺)出発
トイレ等をすまし、出発。夜間登山開始。先頭は隊長。
2:30 八合目(見晴館跡)にて休憩
早速ザックの調整等。みんなここで上着を1枚脱ぐ。途中休憩4回。隊長は夜間のため道を発見しづらいところがあった。
3:35 頂上銀明館前到着
予想以上にペースが早く、ご来光1時間前に頂上に到着。ここで、防寒対策をする。ご来光は剣が峰で。
4:10 剣が峰到着・食事
剣が峰で朝食を取りながらご来光を待つことに。お湯を沸かし、カップ麺の準備。お湯の温度が上がらず少々生ぬるい感じ。5時20分になっても太陽は見えず・・・ 残念ながらご来光は見えませんでした。
「剣が峰で御来光を待つメンバー 」
5:50 お鉢巡り開始
仕方なく、お鉢巡りを開始する。先頭はガイドのADM。
6:15 須走口頂上にて休憩 出発( 6:35 )
大量に登ってくる人を見つつ、休憩をする。暖かくなってきたので、小屋の前のイスで休憩。河口湖口・須走口の小屋は良く見えるが、7合目以下の下界は雲に隠れている。 お土産購入。隊長は一昨日、昨日の疲れから少し居眠り。先頭はオカマにバトンタッチ。
6:55 頂上神社到着。残暑見舞い等準備
ここでトイレ、お土産購入をしつつ、4人の共通の友人12名に残暑見舞をかく。ボールペンが1本しかなく、郵便局内含め、2人ずつ交代で書く。
8:35 頂上発(下山開始)
銀明館前より下山開始。先頭は隊長。
9:05 赤岩八合館到着 朝食
小屋まで下山して、朝食を頂く。ハムエッグ、漬物、ご飯、味噌汁。ご飯と味噌汁はおかわり自由!
10:00 出発
のんびり休憩し、下山に際し上着を脱いだり荷物を整えたあと 出発する。ADMより水の配給。
10:45 日の出館(7合目)到着 大砂走りにはいる準備をし出発( 11 :00 )
大砂走りにはいる用意をする。自分はズボンと靴の間をガムテープで塞ぐ。オカマも同様。ADMは革の登山靴なため、ズボンを靴の上から紐でくくりつける。隊長は靴に袋を履かせたあと、ガムテープを巻きつける。登山者がザックカバーをしていくのをADMが気がつき、「砂走は霧の中で、若干濡れるかもしれない」と予想。隊長はザックカバーをする。ADMと隊長はマスクをする。「ゲリラ夫婦」と自分・オカマが冷やかす(笑)
途中、オカマの靴に石が入り、隊長と同じく袋を履かせた上でガムテープを巻く。その他3名は問題なく下山する。
11:50 次郎坊小屋(新五合五勺)通過
霧のなか、新五合後勺の小屋前を通過。休憩無しで下れるとのこと。下山道では霧も晴れ、駐車場まで一望。登山道を使わずに、下山道(ブル道)を登ってくる登山者もいた。
12:20 大石茶屋(旧2合目)。休憩 出発( 12:50 )
女将さんより椎茸茶をご馳走になる。みんなでジュースで乾杯!!数名の友人に登山の無事の電話をする。
13:00 新五合目駐車場到着
荷物を下ろし、砂を払って荷物を車に積載。靴を履き替える。ここでゴミも整理する。
13:25 新五合目出発
隊長の希望で、昼食より入浴を先にする事に。
14:10 温泉到着(裾野ヘルシーパーク)
御殿場口から南富士エバーグリーンラインを使わず、御殿場へ下ってまわることに。
16:15 出発
ドライバーのADMを30分寝かせ、出発。時間的に昼食兼夕食とすることに。
16:40 忠ちゃん牧場へ行くも食事は終了。山中湖へ向かう
十里木の忠ちゃん牧場でジンギスカンを食べようとするも、食事は終了と言う札が・・・。各人の希望でほうとうを食べに山中湖へ向かう事に。
17:30 夕食(山中湖明神の和風レストラン)
みなお腹が空いていると言うことで、東富士五湖道路を使い急ぐ。自分は車酔いにかかる。
18:25 山中湖へ(お土産購入等)
ADMが別荘へ荷物を置き、お土産を購入し一路帰宅へ。
18:50 山中湖出発
138号を使って河口湖へ向かう 途中、2カ所渋滞。
24:35 池袋駅にてオカマ下車(自転車で帰宅) 25:10 ADM帰宅・荷物下ろし こんな感じでした。メンバーは杉並(ADM)、巣鴨(オカマ)、八王子(自分)、長津田(隊長)とバラバラ でしたが、 マイカーの機動性を利用し上手く集合・帰宅出来ました。お店が休みでも パッと切り替えたり、 そのあたりもマイカ−の機動性でしょう。 交通費は一人あたり1500 数円で済ました。 行動の 自由性、荷物の積載を考えると、ツアーや公共交通機関より断然「マイカー」 が良いと言うこ とが言えます。ただし、河口湖・富士宮はマイカー規制があること、 須走口も含め、他の5合 目は駐車場がすぐに満車となるという問題点もあるので その点は覚悟が必要だと思います。 (御殿場口は、駅伝の時期はどうか知りませんが、 まず満車にはなりません。)
今回、御殿場から登りましたが、みんな普段の生活での「疲れ」「睡眠不足」を除いて は不安・不満もなく、快適に楽しく登山できたと思います。 ADMいわく「距離は長く大変だが、御殿場口は一番素晴らしい登山道。静かだし、 一番大きな富士山を見せてくれる。必要なのは体力ではなく、忍耐強 さ。他のホーム ページでは余り紹介されていないので、いつかはこの登山道を もっと詳しく紹介 したい」と言 っていました。 今回の登山で快適に、悠々と御殿場口を登りきったこのメンバー・・・ 次なるターゲット はご来光・影富士だが・・・ はたまた吉田口(浅間神社から)か、精進口か、それとも千本松公園や田子の裏 (海抜0m)からの登山か・・・ また来年登ったら御報告致します。
「悠々ゴール」
■17 初心者の富士登頂記
8月23日に富士山登頂しました。初めての登山にも関わらず、彼女と二人22日(金)仕事が終わった後l、支度をし22:00に自宅(浦安)を出発しました。休憩をはさみながら約3時間かけて富士山五合目(手前1.5kmの駐車場)に到着しました。そして仮眠・・・。
【所持品】懐中電灯 携帯酸素 軍手 帽子 防寒着 雨具(カッパ) タオル3枚 バンドエイド 日焼け止め サングラス 飲み物(2人で3L) 軽食(チョコ中心)【服装】トレッキングシューズ 厚手の靴下 金剛杖(五合目売店で購入) ズボン(初めから2枚履いていた) Tシャツ フリース
五合目〜六合目5:00 登山開始わずか5分ほどでご来光を眺め気分よく登り始める。何にも考えず歩いていると、徐々に登山ぽい道になってきてまだ六合目に着かないのか?と考えスポーツ飲料を飲みながら1時間後ようやく六合目に到着!!この時すでに汗はかなりかいていたがすぐに汗がひいてしまうのでフリースは脱がなかった。ちなみに500mlはすでに飲んでしまった。
六合目〜七合目6:00 途中で案内の方に頂いた紙を見て1時間後には七合目に着くのかと思いながらスタート。ここで富士山を甘く見ていたと実感することに・・・ほとんどが岩を登っていくような感じで次第に膝が痛くなってきて、運動不足を思い知ってしまう。しかしながらここは案内の紙にあったように1時間で七合目に到着。ここで今回の登山の目的の一つであった1つ目の焼印をGET!!これはかなり嬉しかった。
七合目〜八合目7:30 そしてここからついに地獄を迎えることになりました。ながーいジグザグの傾斜道を登ることになるのだが、これが登っても登っても八合目の山小屋が近づかず体力とともに気力もガッチリ奪っていく。途中で何回休憩を入れたかも憶えていないほど休憩をいれ、しかし徐々に変わっていく景色を楽しみながら辛さと感動を持ち9:00ついに八合目に到着!!しかしここで喜びと悲しさの言葉を山小屋の方から言われる。「ここがちょうど半分だよ、頂上まであと3時間だから」えっ!?まだ半分?でもあと3時間かぁという感じでした。ちなみにここでついにフリースを脱ぎ半袖1枚になり、飲み物も2人とも1.2Lずつは飲んでおり、500ml500円のポカリとお茶を購入。
八合目〜本八合目9:30 次なる目標である本八合目に向け出発。ここの間は何が辛いかと言えば見えているのに近づくことはない本八合目の山小屋。そして酸素の薄さからくる高山病・・・この時はすでに疲労と酸欠から軽い頭痛が続いていました。登る前からこの区間が100分掛かると書いてあったことから覚悟はしていたが、本当に進んでも進んでも近づかないので疲労はピークに達しており彼女との会話もほとんどなくなり相手を励ますのと同時に自分を励ましている気がしてきていた。そして2時間をかけようやく本八合目に到着。ここまで来たときに山頂を見ると鳥居が2つ見え本当の地獄を見ることになってしまった。
本八合目〜北口頂上ここでの時間は覚えていませんがはっきりと憶えているのはこの登山で一番辛かったのがこの区間であること。ひたすら続く岩場と斜面!!!足場をしっかりと保ち一歩一歩踏みしめていくので疲労も今までとは比較にならないほどでした。また酸素もかなり薄く3ターンもした時には頭がガンガンしていました。1つめの鳥居を目指しそして次の鳥居に向かってひたすら登る。全身がガタガタになっているのがかなり感じられていました。頂上に着いたのがおそらく14:00前後であったと思います。
北口頂上〜剣ケ峰予備知識として20〜30分で着くと思っていたのですが実際は1時間もかかってしまいました。火口部はとても大きくて圧巻で近くまで行った時にはかなりびびって足がすくんでしまいました。そして剣ケ峰への最後の斜面!!これがまた何もない砂利道であったため、踏ん張ることもできず金剛杖に頼り力を振り絞りようやく剣ケ峰へ!!!3776mの石碑を見たときには本当にここまで来たんだって感じがして、日本一高いとこに来ていることに嬉しさを憶えました。あの何よりも高い所にいる感動は今までに味わったこともなく最後までやり遂げたことに対する喜びは2度と味わうことはないと思います。
剣ケ峰〜五合目ここは予想以上につらく予定の4時間を50分オーバーしてしまい、六合目を超えたところからあたりは暗くなり懐中電灯を持っていてよかったと本当に実感しました。ひたすら続く傾斜面の砂利道・・・爪が痛く残り何kmという標識を見るたびにがっくりとしました。五合目についてやったーーーーー!!!という気持ちは最高でした。
ちなみにあまりの疲労で帰りに1泊してしまい予定外の出費でした。
とても疲れ苦しい思いが大きかったですが、今まで生きた中で一番の思い出になりました。
■18 行ってきました (河口湖口より 模範プランにて)
この夏休み、我家四人家族で初めての富士登山に挑戦してきました。メンバーは私とカミさん(ともに40代前半)中学生の長男に小学5年の長女です。2年前の夏休みに初めてスバルライン五合目にドライブした時、家族で登山している人たちを見て単純に憧れたのがきっかけといえばきっかけです。
しかし、登山経験といっても那須茶臼岳(九合目まではロープ―ウェイ)くらいしかないまったくの素人である我家は、その後計画すら出来ぬままでした。そんな今年の五月末頃、僥倖ともいえる貴ホームページと出会いました。
以前からご来光登山にははとんど興味がなく、むしろ明るい空の下を景色を眺めながらゆっくりと登ってみたいと思っていた我家に「安全で楽しい模範プラン」は最適でした。もう、ほとんどこれに沿って準備をはじめ、ついに幸運に恵まれたように梅雨の明けた8月3日13時過ぎ、スバルライン五合目から登り始めました。
6合目まではハイキング気分、その後岩場にてこずりながらも、眼下の景色に家族一同“ブラボー”を連発しつつの物見遊山気分。なんとか夕方には7合目東洋館まで辿り着くことが出来ました。この辺りで大人しく泊まっていれば良かったのですが、我家一同超スローペースで来たおかげか、予想以上に体力に余裕を感じて計画上の目的地白雲荘を目指しました。
実はここからが大変でした。蓬莱館を過ぎてからは、歩きにくいザクザク道を行けども行けども進みません。おまけに日は暮れて風も吹き出し、まさにヘロヘロ隊と化しつつやっとのことで白雲荘に辿り着いたのは19時をかなり過ぎた頃でした。
有名な山小屋カレーを食べて泊。翌朝山小屋のお兄さんの「ご来光の時間で~す」の声にのそのそと庭に出た一同、有り難くも真正面から登る日の出を拝む事が出来ました。ところがここで一番のピンチになりました。十分睡眠は取れたはずなのに、四人とも頭痛はするし胃はムカつくしで大変なめに会いました。
一時間ほど広間で横になり、熱いお茶をいただき無理やり持参のパンなどを口に入れたら幸いにも少しづつ皆回復してきたので出発、歩いているうちに更に元気が出てきました。昨日よりも更に時間をかけてゆっくり登山、だんだん増える金剛杖の焼印を楽しみつつ、ついに最後の鳥居を抜けて、我家全員富士山頂上に到着しました。
なにしろ初めての登山で知らない事ばかりでしたが、貴ホームページのおかげで無事に初回にして頂上まで行ってくる事が出来ました。ありがとうございました。この成功に味をしめ、現在、静岡側から剣が峰を目指す「第二次ヘロヘロ登山隊」を組織したいなと企んでいるところです。
■19 季節はずれの「子供と登山」(9/14〜15 小学校1年の子供と)
■20 これだけは信じて(夫と母と 須走口より)きっかけはひょんなことから「こどもといっしょにどこいこう」というHPを拝見し、その中で4歳の子が富士山に登ったと読み、それならうちの子(1年生=7歳)なら大丈夫だと思ったことでした。ただHPを見たのが9月に入ってからでしたので、行くのが9月中旬になってしまい、季節はずれで山小屋もほとんど閉まっているということが大変不安でした
私も(もちろん息子も)登山経験は全くありません強いて言えば、近くの高尾山に年二回くらいハイキングする程度ですしたがって装備といったものは全く持っておらず、また次回使うかどうかもわからず今回のために揃えるのももったいないので、前日に軍手、(息子の)スパッツ、(私の)ビニールの普通のカッパ、(一応)酸素を買った程度でした二人とも、靴は普通の運動靴、ズボンはジャージ、上はTシャツといういでたちで出発です(トレーナーとウィンドブレーカーはリュックに)
登山経験がないとはいえ、息子はサッカーと水泳をやっているので彼の体力を信じて、大人の標準的な所要時間で上り下りしてくることが目標です
9/14 12:00河口湖ルート五合目着、バスを降りるとすごく涼しい。よく五合目で少し体を慣らした方がいいと聞くが、トイレに行って、馬と写真を撮ってすぐ出発。登山口までは普通の道で、観光客も普通に行き来している。登山口に入って、富士山には木がほとんど無い事に気付く。閉じている小屋みたいなもののそばを通るが、これが六合目かな?上を見ると七合目らしき建物が目に入る。しかし富士山って岩場が多いんですね。時々どれが登山道?ってわからなくなる。高尾山とは全然違う。富士一館(2800m)前と蓬菜館前で写真。さすがに七合目まで来ると寒くなってきてウィンドブレーカーをはおる。山小屋はいくつもあるが確かにほとんど閉まっている。そうこうしているうちに、ずっと上まで山小屋が見えなくなる。なるほど七合目が終わって次に見えてくるのが八合目なんだな。五合目は晴れていたが、七合目あたりからガスってきてわずかに小雨も。「この霧が下から見ると雲にみえるんだよ」と息子に説明しながらさらに岩場を登る。八合目の最初の山小屋着。ペースも順調なのでここからは休み休み。白雲荘(3200m)前で写真。
9/14 16:00予約していた元祖室(3250m)着。時間が早いからかほとんど客がいない。ベッドに案内してもらい荷物を置く。時期はずれのためか一人ひとつのふとん。よかった。こどもが中で休憩している間、外でタバコを一服。吸い終わった後に急に頭痛がしてくる。よくわからないが酸素が薄いところに二酸化炭素が入ってきたからか?食事が19時からとのことなのでいったんベッドに入る。二人ともすぐに寝てしまった。といっても私は熟睡はせず、夕食の時間に起きて、カレーを食す。ふだん小食の息子も一人前ぺロリ。夕食後やることもないので、20時くらいから早めに就寝。頭痛がとれないので熟睡できずウトウトするだけ。翌朝3時くらいに山小屋の人が「ご来光を見る人は出発した方がいいですよ」と起こしにくるがさらにウトウト。
9/15 6:00頭痛はするが起床。これまたやることがないので6:20には出発。雲一つない快晴と思いきや、下界の方に雲が少々。雲よりも高いところにいるんだなと実感。出発して少しすると、上の方に「あれが頂上かな」と思われる建物(らしきもの)が見えてくる。しかし富士山ってほんとに勾配が急ですね。これまた高尾山とは大違い。どれが九合目かわからないうちに、だんだん頂上らしき建物が大きく見えてくる。あともう少し!季節はずれだからかもしれないが、息子と同年齢どころかこどもにほとんど会わない。それから外国人が多い。特に外国人男と日本人女のカップル。あと山では「こんにちわ」って挨拶するんですね。高尾山では誰もしないけど。それから昨日から感じてたけど富士山は風が強い。どうしても休憩は風よけできるところに限られる。
9/15 8:30脈絡のないことを書いているうちに何とか頂上到着。同じ頃に着いたカップルに写真をとってもらう。五合目から頂上までの標準所要時間が5時間半とのことなので一泊したとはいえ休憩時間を含めて6時間程度で来たのでまあまあか。聞いていたとおり、頂上では売店や山小屋がすべて閉まっている。ちょっと休んでからお鉢参り(?)に出発。皆(といっても少ないが)時計回りに行くので、あえて逆回りで行く。ここではほとんど誰にも会わない。三人くらいとすれ違っただけで剣が峰(3776m)に到着。写真撮影。その後最初に着いた頂上地点に戻る。頂上の一周って結構時間かかりますね。
9/15 10:15軽く食事してから下山開始。バスの時間(14:10)やおみやげを買う時間を考えると何とか13:30には五合目に着きたい。上りの時に下山道は見ていたが、上りと違い何と変化のない道か。延々と同じ道が続くし、雲も出てきて今何合目にいるのかもわからない。頭痛は続いているし、いわゆる膝がわらうという状態になってくるし。上りは私がリードして息子が付いてくるという状態だったが、下りは逆。息子が早い。でも時々ころぶ。もうほんとに勘弁してくれと思った頃に行きに見た景色が見えてくる。近くにいた人が「五合目まではあと1時間半くらいかな」と教えてくれる。「まだ1時間半も」と思ったが、それでも着実にゴールに近づいているという感じがする。そんなところで息子が「おしっこ」。下山道ではこの時期何もないので岩陰でちょろちょろっと。(富士山すみません)
昨日の上りの時は一緒に登っていく人が結構いたが、今日の頂上行から下りにかけて本当に人が少ない。ただ人が少ないと逆に仲間意識がわいてくるのか、今日の方が息子に声をかけてくれる人が多い。「がんばって!」って励まされたり、「何年生?」って聞かれたり。「1年生なんです」と答えると「えーっ、すごいね」って返ってくる。二人ともちょっとうれしい。
9/15 13:40五合目到着。息子とハイタッチして抱き合って喜びを分かち合う。「すごいよ」「えらいよ」「ほんとよくやったよ」いっぱいいっぱいほめてあげる。下りの標準所要時間が3時間とのことなので、休憩も入っているから、まあ標準といったところか。おみやげ買ったしバスにも間に合ったしよかった。
今年は残暑が厳しく9月中旬でも30℃以上の日が続いている上に、当日の天候にもまあまあ恵まれ、難しいと言われる9月の富士登山も全く問題なく完遂できました。一度行っただけですので偉そうな事は言えませんが、小学校低学年の子でも十分登れます。ただし皆さんが色々経験されているように、これがもし強風時だったり雨天だったら、全く違う結果になっていたかもしれません。
でも一般の人にとって、3000m以上の世界を経験する事は一生の内でそう何度もあることではありません。帰ってから「絶対一回行った方がいいよ」と色々な人に説いてまわっています。
家に帰ってから、息子に「来年もまた富士山行くか?」と聞きました。当然「うん!」という返事を期待して・・・でも帰ってきた答えは「もう、いいや」。あっ、そう。じゃ来年は奥さんとでも行こうかな(行かないだろなぁ)
長文駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
こんにちは!
8月25日(月)に日帰り初登頂した記録を是非ご紹介したいと思います。
8月24日は、主人の31歳の誕生日。私は3月に30歳になり、2人で三十路記念に是非富士山に登りたいね、と7月の終わりぐらいから計画を立てました。
主人は筋肉質なスポーツマンで日頃トレーニングを欠かさず、体力に自身がありましたが、
私は10年以上全く身体を動かしたことがなく、筋肉があまりないふにゃふにゃな身体をしていました。
これではいけない、と、ちょうど6月からジムに通い始めていた矢先富士山の話が出たのでした。
週3回、30分以上走っていたので、少しずつ体力には自身を持ち始めていました。
そして、「一生に一度は上ってみたい」という母を連れ、3人で上りました。母は太極拳の師範をしているぐらいなので、少しは自信があるようでした。
東京を24日夜11時に出発。
夜の高速道路はすいていて、須走口に着いたのが1時。どのホームページでも駐車場問題が取り上げられていますが、1時はまだ空いていて、ほっとしました。何より、澄み渡った満天の空を見上げ、感激。火星が地球に近づいてきているということで、大きくオレンジ色に見えて3人で大喜びしていました。
トイレに行ったり、準備運動をしたりしながら身体を慣らしたところで1時50分に出発。
人も少なく、3人だけで真っ暗闇を歩き始め、心配でしたが懐中電灯を頼りにゆっくり上り始めました。
はじめは土と岩の道なので、富士山というよりは普通の山歩きのように気軽な楽しい気持ちで登れました。
しかし、やはり高度は高く、20分も歩くと、頭が痛くなり
息苦しくなってきました。
「ごめん、息苦しいから休んでいい?」こうして20分歩いては10分休むような始末。
でも、私が言い出すと、夫も「実は頭が痛いんだ」母も「足が重くなってきた・・・」
2人とも何気に休んだほうがありがたかったよう。
それでも、この調子だと高山病になりそうだったので「私のせいで7合目にもいけないなんて!」と責任を感じ、母に呼吸法を教わり、母と呼吸を合わせていくうちに、頭が痛いのがすっかり治りました。
そうこうしているうちに、空が明るんで見えてきました。
須走口は正面から太陽が昇ってくるので、どんどん明るくなるのが分かり、楽しくなってきます。
「ここが眺めがいいから(日の出を)待っていようか」「まだ4時だからもう少し上ろう」となんども言いながら結局6合目の小屋に着き、そこでご来光。5時過ぎでした。
雲の下から、夕日のように真っ赤な太陽が昇り、やがて金色く白く輝く姿は、本当に3人とも感動しました。
のちに母は「富士山で唯一良かったのはご来光を見れたことだ。」と言っていました。
7合目に着いた時は7時を廻っていました。頂上で食べようと思っていたサンドイッチを、朝食代わりに3人で食べました。本当においしくかんじました。25日は晴れ上がり、雲海が見えたり、雲の晴れ間には河口湖や山中湖など下界の景色が見れたり、たいへん景色はすばらしかったです。
このころになると、呼吸法のおかげですっかり私は元気になり、頂上まで順調に上れそうな気分でした。
しかし、夫は、すでに高山病で頭が痛くたいへんだったようです。呼吸法を教えてあげてるのに、「吐いてばかりじゃ苦しいし」と利く耳を持たないのです。「深呼吸しているから大丈夫」と。
しかも、スポーツで痛めたひざの靭帯の古傷の痛みがぶり返して引きずるように歩いていました。
(この痛みは、家に戻ったらすっかりなくなりました。酸素不足のせいで古傷が痛み出したのでは・・・という結論)
さらに、母は、呼吸法のお陰で高山病の苦しさはないのですが、足がどんどん重くなってきて歩くのがやっとやっとになってきました。
しかし、7合目になると、もう頂上が見えます。
転々と斜面に沿って山小屋があり、8合目はあの辺、9合目はあの辺、と分かります。その小屋に向かってジグザグに皆歩いてきます。
やる気が沸いてきました。
ここからは、淡々と砂利の道をジグザグに登っていきます。それからまた10分ごとに休憩を取りながら
(夫と母は休憩ごとに眠りかけしてました)ゆっくりゆっくり8合目へ。9時半になってました。
8合目からは、曲がり角ごとに休憩。2人ともすっかり弱ってきており、ついに12時近く、
9合目で母がリタイア。足が上がらず、重く、痛く、とても頂上までは上れないと判断したようです。
夫は、すでに意識が朦朧とし「もう辞めよう」と何度も言ったのですが「ここまできたら頂上に上る」と利かず、さらに上っていきました。母には、シートにすわって待ってもらい、夫の荷物を置き、私が2人分の荷物を持ち出発。
私は、体力もまだ余っており、高山病もなかったので(どうして日頃運動不足で体力にあまり自信のない私が一番元気だったかいまだにわかりません。週3回30分のマラソンで持久力がだいぶついていたのでしょうか・・・?)9合目までは全然余裕でしたが、9合目で、はじめてめまいがし、慌てて酸素ボンベを使いました。
9合目までくれば、頂上はすぐ目の前。
でも、この9合目?頂上がなんともつらいのです。元気な私でもつらかった。道々、辛い顔をした人達が座り込んで、9合目?頂上が道も一番混んでました。
しかし、頂上の狛犬が現れた時の感激といったら!!!
本当に本当によかった?。1時になりました。なんと、上り始めてから11時間も掛かりました。
でも、ゆっくり休み休み上ったので初心者でも来れたのかもしれません。
お鉢廻りをする余裕はありませんでしたが、火口を覗くことができました。富士山の火口を覗けるなんて、本当に感動です。須走口の山頂からは、剣が峰がちょうど逆に見えるので、観測所の入ったいい写真がいっぱいとれました。
うれしくてうれしくて、上った苦しみなんて吹き飛びました。(夫は吹き飛んでなかったようです・・・)
下山。9合目の母を迎えに行き、9合目を出発したのは2時25分。8合目から須走りへ。
須走りは、はじめは楽なのです。ところが、7合目ぐらいから「まだあるの?」「どこまですべっていかなければいけないの??」「いつまで経っても駐車場が近づいてこない?」(上から見えるんです)と飽き飽きしてきます。
確かに、山を下る時、すべって下るのが一番いいのかもしれませんが、何キロもすべってると足が痛くなってきます。元気だった私すらげんなり。下山で体力を消耗しきってしまいました。
ようやく店が見えてきて、須走りが終わる?と思ったときはホッとしました。店のおじさんが言うには、須走りは山頂から6キロもあるそうです。ここから、駐車場まで2キロ(約30分)林の中を歩きます。ようやく土の上を歩けてホッとしましたが、足が疲れてて言うことをききません。母はなんと5回も岩にすべって、しりもちをつき、木の枝に頭をぶつけ、散々でした。
ようやく5合目の駐車場についたのは、6時。帰りはなんと3時間半。
なんとか明るいうちに帰ってこれましたが、駐車場から頂上を見上げると遠く「よくあそこまで行ってきたね?」と見上げてはため息をつきました。
夫と母がぐったりしているので、帰りは私の運転で帰りました。よく考えると24時間以上眠ってないのです。家に帰ったとたんにどっと疲れが出て、お風呂に入ってすぐ寝ました。
母は疲労困憊の様子で、「無理をして9合目まで連れて行ってしまったのではないか」と次の日も心配でしたが、しっかり仕事にはでかけたようす。
夕方、「今日、職場から富士山が見えたの。あそこに上ったんだ?って思ったらやっぱり感激したわ。もう二度と上りたくないけど、
一生に一度のいい思い出ができたわ。本当に連れて行ってくれてありがとう」と何度も何度も言っており、行って良かったな?と何度も何度も思いました。
やはり、つらいことはつらいのですが、こんなに強烈な思い出は他にありません。
そして、富士山を見るたびに「あそこに上ったんだ?」って誇りのような喜びを感じます。
是非是非一度は上ってみてください。
ただし、このホームページなど、情報はたっくさん仕入れ、準備万端で行ってください。
私は、ホームページチェックを怠らず「こんだけたいへんだ」という気持ちの上でも覚悟をし、
準備も万端にして上りましたが、そんな私が口をすっぱく注意しているのに、夫と母は「大丈夫、なんとかなる」で上ったので、散々な目にあいました。二人とも「富士山をなめていた・・・」「HPは読んだけど、そこまでがんばって準備しなくても大丈夫だろうと思った・・・」と言ってます。ぜ????ったい、心と身体と荷物の準備はしっかりしてくださいね。
身体の準備といっても、少し心肺機能を高めておく程度でいいみたいなので1ヶ月、2ヶ月前からちょこちょこっと走ったりしてみてください。荷物は、準備していた荷物は全部使い切りました。唯一、ゴーグルは使わなかったかな?HPを信じてよかったです。
ポイントは、あらかじめ体力を少しつけておくことと、高山病対策です。
高山病対策としては、@呼吸法A酸素ボンベB錠剤の酸素です。AとBはどれぐらい利いたか分かりませんが、効果はあったと思います。でも、夫はAとBをしてても高山病になったし、母はAやBは全くしなくても高山病にならなかったので、呼吸法が一番大事だと思います。「ふっふっふー」と吐き、吐いたときにおなかを膨らませます。吸うのは意識しなくても吸ってます。吸う時に意識しておなかをへこませます。横隔膜を上げるのがよいようです。
夫は「ふっふっふー」が苦しくて、勝手に深呼吸しながら歩いていたので高山病になりました。視野が狭くなり、激しい頭痛でした。夫はかなり無理をして頂上まで行ったので家に戻って数日経たないと、頭痛が治りませんでした。
是非是非、信じて「ふっふっふーーー」を実践してください!!