マーク「後悔しない富士登山」トップページへ マーク体験記総合ページへ戻る

皆様より寄せらせた 栄光の体験記。役にたつお話。・・・
 
2002年版(5)

1--10 11--20 21-30  31--40 41--50


■41 富士山に初挑戦で・・・ (富士吉田口)

富士山に登りたいと子供のころから思っていてやっと37歳で現実になりました。思えば、2ヶ月前会社の人と富士山に登る計画をしていましたが、会社の人が都合がわるくなり、途方にくれていてあきらめていましたが、おいっこが登ってみたいと言い出してくれたので、うまく言いくるめ登ることになりました。

まずは、会社の人とはバスツアーで行く予定でしたが、このサイトを見つけて墨から墨まで読まさせてもらい、お鉢まわりをしたかったので、マイカーのプランをたてました。そしてまずは体力づくり、会社から帰ってきてから週2・3回夜5〜6キロ歩きました。そして土曜日か日曜日に10キロ歩いて体力作りをしました。考えてみればこれが一番よかったのかもしれません。

登山日は、25日(日)から26日(月)で行きました。登るペースとしては、このサイトの模範プランをベースにしました。

25日(日)6:30に東京を出発富士吉田の5合目に10:00に到着が大渋滞、一番奥の駐車場まで1時間半11:30がしかし、5合目の高度調整にちょうどよかったかも、軽く食事をとり12:30出発6合目〜7合目は順調そのもの、「軽い軽い」と思いきや、7合目〜8合目の岩場、体験記では楽しいと書いてあったが・・・・・・「どこが」という感じでした。おいっこは太りぎみで心臓がバクバクするというのですごくのんびりと登って行きました。私にとってはじれたっかですが、高山病も怖かったので、ちょうどよかったかもしれませんでした。17:30やっと白雲壮に着いた。景色は最高ー気分も最高ーでした.友達にメール感動を伝えました。ご飯を食べ19:00就寝・・・ZZZZZZZZZZZ

26日(月)周りは1:00に起床おいっこを見るとZZZZZZZZZZ起こすのをやめて、宿の前でご来光かなと思いましたが、2:30においっこも起きたので、3:00に出発をしました。結局9合目でご来光、風もなく穏やかな日だったので、音が何も聞こえない不思議な空間に入っていました5:00ご来光、またまた、感動ーっす。頂上は7:00到着またまたまた感動ーっす。「やった」神社でお守りを買いお願いごとをし、おいっことお鉢周りをしようと思ったんですが、おいっこはヘロヘロな為、私一人でお鉢周りをしました。ここで失敗!!荷物をおいっこに預け出発をしてしまったので、水もたず剣ケ峰を過ぎたころから脱水気味、一周回った時には頭がズッキンズッキン「やばい」と思い、下山をはじめました。だらだらと続く下山道「最悪だ」翌日ちょー筋肉痛になりました。

でもとくに、登山をした訳でもないのに、初挑戦で頂上・お鉢周り「最高です」これも、このサイトにであったからだと思います。とても感謝しております。また、登りたいと思っています

TOPへ


■42 大阪から、私2回目、妻初登頂、須走口より(8/11-12)

私(28歳♂)と妻(25歳♀)の二人で須走口5合目より登りました。
山小屋泊で、初めての妻でも登頂できると考えた安全ツアー。私は3年前に同僚♂と河口湖口より登頂しており、その時は割と余裕でした。
妻は「やはり一度は登ってみたい」。そして結婚して5ヶ月がたち、
「あなたと登れたらこれからもやっていける自信が少しは着くかも」といわれ、ちょっとプレッシャー。。(笑)

体力的な準備としてはまったくなし、普段から運動不足が気になってはいたのですが準備もできずに当日を迎えました。

今回持参したものは(一人分)、
○衣料品
  登山靴(今回購入、6,000円弱、くるぶしまであるもの、一応慣らすために1時間ほど歩きました)、
  カッパ(上下)、ハット、ハット止め、フリース、長袖シャツ、綿ズボン、
  化繊靴下+厚手の靴下(2重にすることで蒸れ防止→靴擦れ防止になるらしい)
  シャツ(●ニクロのドライシャツ×2)、下着、軍手、ザックカバー、タオル
  ザック(私は旅行用の大きいもの、何L?、妻はA4ノートPCが入るくらいのもの
      ●ニクロ製、二つとも腰ベルトつき)
○食料品
  おにぎり3個(1日目の昼食用)、水750L、(妻はお茶を500ml)、
  ゼリー飲料2個、バランス栄養食(ソフトクッキー、朝食用)
  あんドーナツ(おいしかった!)、氷砂糖(のどが乾かなくて良かった)、
  グミ(これは大好評)、ガム(食べなかった)、
○その他
  風邪薬(何かで高山病予防に効くと聞いたので)、エアサロンパス、
サージカルテープ(これは靴擦れ防止に効きました!)、ウエットティッシュ(お手拭&朝の顔拭きとして使用)、保険証、酸素ボンベ缶(妻はこれがないと登れないと言い、700円程度で購入)、日焼け止め、懐中電灯(手持ち)、ビニール袋、トイレットペーパー(芯抜き)、ホカロン(使用せず)、デジカメ、杖(金剛杖を5合目で購入、次はいらないかも)、防塵マスク、

6:00 大阪発 5時おきでつらい・・・でも前日10時には寝たので体調はOK!気分も上々。新幹線を使用しました。乗り継ぎが多くてちょっと大変。でも電車から見る富士山がきれいで「よーし登るぞ」って感じが盛り上がりました。
10:30 御殿場駅到着 駅に着くと焼印のたくさん入った金剛棒を持った人たちがたくさんおり、いよいよかなという感じ。 バスに乗って須走口5合目に向かう(往復2000円)
11:45 須走口5合目到着 コンビニで買ったおにぎりを食べながら体を慣らしました。この時点でトイレ100円。売店で金剛棒を買いました(1000円)。
12:30 須走口5合目出発 いよいよ出発、最初はそんなに空気が薄くないのもあって楽に登る。と思いきや林間は登りが結構きつくてしんどかった。
13:00 鳥居 HPにもあった鳥居に到着、このあたりではもう木は低い高山ものになってます。なかなか本5合目に着かなくてちょっと心配になりかけました。左の遠くのほうに小屋が見えて「あれ?あれが本5合目やったんちゃう?」とも思いましたが、帰りでわかったことにそれは砂払い5合目でした。
14:00 本5合目 10分休憩ようやく、という感じで到着でした。小屋の方に励まされました。この時点では「今日中に7合目、いけたら本7合目でいいや」と思っており小屋の方にも「うん、それくらいがいいペースでしょう」と言われる。
14:40 6合目瀬戸館到着 10分休憩本5合目が遠かった分、割と早く感じました。途中氷砂糖を舐めながら歩く。登りでは杖を突くことも少なく、邪魔でした。
16:00 7合目太陽館到着 5分休憩当初、ここで泊まるつもりだったがまだ時間もあるし、体力的にも余裕があったのでとりあえず本7合目まで行くことに。
16:40 本7合目見晴館到着 10分休憩で、本7合目まで来てみてもまだ余裕あり、明日のことを考えると少しでも上に行っておきたかったのでさらに上に。
17:20 8合目江戸屋到着 10分休憩いい時間に到着、本8合目まで行くかどうか迷いました。んで江戸屋の人に「本8合目の江戸屋さんは空いてますか?」と聞いたところ「ちょっと待ってください、電話してみます。… 空いてますよ」ということで本8合目まで行くことにしました。ここに辿り着く途中で下山中の韓国人の方に道を聞かれました。「河口湖口はこっちですか?」みたいなことを英語で。が、しかし、そこはすでに分岐点のあと。「残念だけど8合目まで戻らないとだめですよ〜」みたいなこと伝えたらなんとかわかってくれたみたい。8合目に着いたら英語の標識もありましたが、分かんなかったんだろうなあ。。。がんばって登ってました。
17:55 本8合目胸突江戸屋到着 泊ようやく暗くなってきたくらい。お金を払って寝床を紹介してもらう。 予想通りの大部屋でした。外に出て隣の宿を見てびっくり。前回泊まったのは隣のトモエ館でした。そうか〜、前回は河口湖口からここまで来たんだなあ、と一人感慨。
18:30 夕食 カレーのみ夕食も予想通りカレーのみ。さすがに足りなさそうだったので朝食用に買ってあったクッキーを少し食べる。
19:30 就寝・・・うるさい、耳栓を持ってくればよかったと後悔。。私たちは御来光をここで見るつもりだったので4時過ぎまで寝てたのですが1時か2時ころに頂上に上る人たちのごそごぞという音。。。寝れん。。
4:15 起床頂上御来光組が出発したあとはよく寝れました。もそもそと起きて、ウェットティッシュで顔を拭いて朝食を取りました。外はだんだん明るくなってきていていい感じ。
4:55 御来光下界は曇りのよう、本8合目江戸屋からは御来光が正面に見えるので十分十分、頂上とも景色は変わらんみたいだし。今回は安全策を取ったのでこれで十分です。前回登ったときは頂上も雲の中で、どこから上ってくるのかわかりませんでした。そのときより何倍もきれいに見れてラッキー♪
5:25 出発 前回は真っ暗な中を渋滞にまみれて出発したのにくらべて今回は景色も見ながら楽しく登りました。当然ここが一番寒いと思い最強の防寒で出発。
5:45 8合5勺到着 10分休憩9合目かと思っていたためちょっとショック。。まあここからは無理せず着実に登るだけ、と心得て登ります。日が昇ってきてすでに暑くなってきました。結局30分くらいしか着なかったフリースを脱ぎました。
6:25 9合目 ほこら到着さらに暑くなってきてウインドブレーカーも脱いで長袖シャツ姿。さすがに息苦しくなってきました。が歩幅を小さく、着実に着実に。
7:15 頂上到着!!やったぁ〜〜!!感激!2回目でも感激は大きかったです。金剛棒に朱印を打ってもらい休憩。妻はすぐ近くに郵便局があると思っていたらしく、ちょっと凹んでました。でも郵便局まで歩いていって、記念のはがきを出しました。
9:40 須走下山道出発 100円ショップで買った防塵マスクをつけて下山。埃がすごい。
10:05 本8合目胸突江戸屋到着 10分休憩あれだけがんばって登った距離を30分で下山、、あっけない感じです。
10:35 7合目太陽館到着 10分休憩ここからが本当の砂走らしく、本当に長い。スニーカーで降りている人もちらほら、辛そうでした。しかしこの砂走、長い!!どこまであるんだぁ〜〜〜。と、「そろそろいっぺん休憩しよ」と弱音を吐いたところで「もう少しいったところに車が止まってるからそこで休憩しようよ」とがんばって着いたのが砂払い5合目でした。
11:20 砂払い5合目到着 10分休憩すごい砂まみれ。靴も元の色が本当にわかりません。マスクも取って出発。ここからは森の中です。ここまでとは違ってえらい長い森林道。段差も多くて辛かったですが木の陰で結構涼しくてどんどん下りていきました。
12:05 須走口5合目到着、お疲れサマー!!到着〜〜!!お疲れ様でした。降りてきたところで売店の方にお茶のサービスをもらいました。当初15:00のバスに間に合えばいいやと思っていたのですが13:00のバスに間に合いました。
21:00 自宅着新幹線の予約を取っていたので遅くなりましたが無事帰れました。

もっていけばよかったもの・耳栓

あとがき。今回も順調に登ることができました。いや、前回よりも順調だった。雨も降らなかったし、同行者の体調もよかったし。酸素ボンベ&風邪薬が効いたのかな?それはわかりませんが。また登ってもいいかな、とも思いました。僕は次の日もほとんど筋肉痛がありませんでしたが妻は階段地獄に遭ってたようです。。でもいい思い出ができたと喜んでおりました。下調べがちゃんとできてよかったです。このHPにもとても感謝してます。ありがとうございました。

TOPへ


■43 富士登山しました(Matie ドイツ在住)

7月31日〜8月1日 須走口から登りました

登ったのは運動不足の45才日本人女性と、39才西洋人男性です。富士登山の準備として、ひと月前から9階までの階段の上り下りを毎日、少なくとも1往復していました。

インターネットで情報を収集し、頂上まで登れるかどうか自信がなかったので、途中でもご来光が見られる、あまり混んでいない、変化に富んでいる、ということで「須走口」を選びました。

7月31日朝、東京から電車を乗り継ぎ御殿場に出て、そこから登山バスで須走口5合目に12時半頃着きました。服装は、半袖Tシャツとウィンドブレーカー、軽登山用の靴。首に日焼け防止と汗拭きを兼ねてタオル。顔が半分くらい隠れる、深い帽子をかぶりました。少し体を慣らすために、お蕎麦を食べたり(おにぎりも注文して、途中で食べるために包んでもらいました)、他の人と話しをしたりして(少しガスがかかっていたので心配したのですが、これくらい何でもないとのこと)、1時間ほど5合目で時間を潰しました。

そしていよいよ13時半、登山開始。時々聞こえる地響きを伴う低音が、自衛隊の演習の音だとわかったときには、ちょっと驚きました(富士登山は何となく平和なイメージなのに・・・)。途中、ほとんど他の人と会うこともなく、高山植物の写真を撮ったりしながら、まだまだ余裕で15時30分、本五合目着。ちょっと余裕で16時50分、六合目着。このあたりからちょっと苦しくなってきて、七合目に着いたときには18時50分になっていました。気温13度。だんだん暗くなってきて(一緒になった人達が、私の行く先を懐中電灯で照らしてくれたりしました。ありがとう)、ほとんど脚は限界状態。石に脚をとられて滑って転びそうになったりしながら、やっと宿泊する本七合目に着いたのは19時50分でした。やれやれ。

本七合目「見晴館」で、夕飯のカレーライスを食べました。ご飯のお代わりができるのがありがたかったです。外に出てみると、見事な星空。天の川をこんなにはっきり見たのは、久しぶりのことでした。河口湖の花火が、おもちゃのように、遙か下の方に小さく見えました。2段ベッドの雑魚寝でしたが、最後に着いた私達はひとりひとつ布団が使えて(しかも清潔な)、ラッキーでした。ご来光を頂上で見ようとする人達が、がさごそと夜中に出掛けるので、ゆっくり眠るというわけにはいきませんでした。それでも思っていたよりはずっと快適でした。(雨対策で、みなさんビニール袋に着替えなどを入れてくると思うのですが、この袋がものすごく大きな音をたてるのです。ビニール袋にもいろいろな種類がありますよね。なるべく音が出ない袋を選びましょう)。

4時頃起きて、明るくなり出した外を歩き回って、4時50分頃「見晴館」の前で、ご来光を拝みました。下界は少しもやがかかっていましたが、きれいな日の出でした。気温はそれほど低くなく、Tシャツに長袖綿シャツ、ウィンドブレーカーで充分でした。「見晴館」で作ってもらった朝ご飯のおにぎりを持って、5時25分に出発。6時5分に八合目「江戸屋」着。7時に本八合目着。「トモエ館」のお兄さんが、あと1時間半くらい、と言っていたけれど、怪しい(お兄さんが怪しいのではなく、私の状態が)。7時50分「御来光館」着。こんなんで頂上まで行けるのかしら状態。道端に座り込んでいる人がたくさんいましたが、このうちの何人が頂上まで行けたんでしょう。ここからは一歩一歩、と言うよりは、半歩半歩、前に進む。前に進めばいつか頂上に着くと信じて。そしてついに10時40分、頂上!

快晴で風も余りなく、お鉢巡りには絶好のお天気でしたが(サングラスが役に立ちました)、私は郵便局まで行ってその先の「剣が峰」を登る体力はなく断念。相棒ひとりで歩いてきましたが、とても良かったと言っていました。

14時20分、下り始め。砂走りは「とても楽しい」という人もいますが、私には苦しかったです(何しろ長い!)。杖があれば少しは楽だったのかもしれません(私達は海外に住んでいるため、持って帰るのが問題になるので、使いませんでした)。砂埃がすごいので、バンダナでマスクをしていました。時々立ち止まって、靴に入った砂利を出す作業をしなければなりませんでした。15時40分、七合目着。17時に五合目に着いたときには、心底ホッとしました。ここから先の樹林帯の道は整備されていないので歩きにくかったけれど、砂走りよりは私には楽でした。最終バスに間に合わないと大問題なので、ちょっと無理して速いペースで下りました。17時45分には「小御獄神社」に着き、50分には5合目に着きました。

持って行って良かったのは、ポケットティッシュ、特にウェットティッシュ。それと小さなタオルを濡らしてビニール袋に入れて持っていきましたが、これも便利でした(ちょっと荷物になりますが)。

今でも、あの富士山に登ったなんて、ちょっと信じられない気分です

TOPへ


44 遭難! 須走口。(富士登山を甘く見過ぎていました。)

はじめまして!今回、21年振り(以前は、富士宮口から小学生の頃、わけもわからずに登りました)に、登って参りました、31歳東京在住の男です。

2002年8月20日(月)に登ろうとしましたが、台風の影響で断念。諦めきれず、翌日21日に行ってまいりました。(平日休みの仕事なので、日程は問題ありませんでした。)今回、登ろうとしたきっかけは、うちの息子(4歳)が、「富士山に行ってみたい」と言い出したのがきっかけで、7月に河口湖口5合目まで車で行きました。その時、お土産用の金剛杖(旗が付いていて、短い)を、息子がえらく欲しがりその杖を見てみると、5合目の焼印しかなく(当たり前!)不憫に思い(ただ、親父だけが)「頂上まで、焼き印を集めてみせるぞ〜!」と思ったのが、今回の登山のきっかけでした。

普段は車通勤、不規則な仕事で体も鍛えておらず、取りあえずやらぬよりましと、1週間前から、サイクリング(後ろにウエイト{息子}を乗せて)、ボート漕ぎ、ウオ−キング等をやり気休め?程度に行い、さて当日、富士山に向けて出発!ちなみに、カミさんと息子は無理なので、一人で行きました。(淋しいオヤジ・・・。)

中野の自宅を出発して約2時間ほどで、須走口新5合目に到着!(一体何キロで走っていたんだ?)ウロウロ高地順応させ、1時間ほどして4時30分に出発!既に、5合目の山小屋は、開店準備をしていました。「おはようございま〜す、気をつけていってらしゃい」の声に送られ、取りあえず順調に登り始めました。

約1時間ほどで、本5合目、林館に到着。「一休みついでに、写真でも撮ろうか?」と思い、カメラを出すと何と!電池切れで使えず、使い捨てカメラを購入(確か、1,400円だったと思います)小屋のおじさんと色々話し、この小屋への荷揚げは殆ど主人が担いで登っているそうです。「次の6合目まで、そのくらいの歳なら1時間くらいだよ!」と言われ出発。本当にオンタイムで6合目に到着。

6合目は休業中でした。前のベンチで休み、チョコを少しほおばり出発しようとしたところ、20〜24歳位の若いグループが、休まず追い越していきました。「良いペースですね〜」と声を掛けると、「いや〜今だけですよ〜」と言い残し物凄いスピードで、あっという間に見えなくなってしまいました。

7合目、大陽館に到着、ここで子供の杖にシールを貼ってもらいます。ここの小屋は色々と評判が良いらしく、かなりの人が居ました。上を見ると,次の本7合目の見晴館の鳥居が見えます。

ここからアクシデント発生!ここ一週間無理をしたせいか膝が痛み出し、杖もなく一気にペースダウン。足が上がらなくなってしまいました。でも、登山客は少なく、追い越されることもあまりなく何とか見晴館へ。

本7合目、見晴館に到着、ここで初めての焼印を押してもらいます。この山小屋は本当にきれい!小屋の主人がマメに布団干しをしていました。山小屋の女性の方が親切で、「富士山の山小屋の対応の悪さ」と言う疑問が、一気に晴れてしまう様でした。

それから地獄、8合目までのズルズル滑る砂礫の道が堪え、やっとの思いで8合目へ・・・。(すぐ上に見えるのですが、なかなか到着しない)

8合目、江戸屋に到着、あまりの空腹で高いと分かっていてもカレーを注文、お店の人に「食事が終わったら、すぐに出ていってください。もし居るのなら、休憩料金を戴きます」と言われ、肩身の狭い思いをしながら定番のカレーライスをぱくつく。(そう言えば、前日夜から何もたべていなかったな〜)ちなみに、山小屋の中は私一人。海の家のようにな〜んか中がジメジメしていて、皇太子殿下がここにお泊りになった写真がありました。

本8合目を目指して到着。噂には聞いていましたが、河口湖口からの登山客の多さにビックリ!だって、小屋の前のベンチに座れないんですもの・・・。トモエ館で焼印、ここってジュースが400円なの?(下より安い)ところで、富士山ホテルの屋根の上にある鯉のぼりと、アメリカ国旗は何の意味があるのでしょうか?

8合5勺、ご来光館到着。さすが、胸突き八丁、たかだか50メートル登るのにかなりの時間が掛かってしまいました。ここでまた焼印。小屋の感じの良い兄ちゃんが「上手く押せましたよ!」と受け取り見ると、完璧!一番きれい。

9合目、祠 (なんか、崩れた小屋の跡?)に到着。ここで、勢い良く追い越して行った若者のグループに遭遇。聞けば4人中3人が高山病で動けなくなったと言う事。2時間位休んでも復活しなく、死んだように横たわっていました。彼らは取りあえず頂上まで行き、今日の下山は諦め、山小屋に泊まるとの事。まさに、うさぎとカメ。ちなみに私はペースが遅く、高山病とも無縁でした。(でも、酸素が薄いせいか、なまあくびとか、ほんとに軽い頭痛くらいはありました。)

ここから頂上は見えるのですが、なかなか近くならない。ジグザグ一曲がり毎に休んだのが、ついに、2〜3歩進むと休むペースになってしまいました。

頂上前の鳥居に到着、上から携帯電話で話す人の声が聞こえます。何とか登頂!ここで時計を見てビックリ!なんと15時、10時間は掛かった計算です。(他の人に比べ、別段遅くはなかったのですが・・・。結構、8時間以上掛かる人はざらに居るのでは?と思いました。)

ここで会社に連絡が入っていないかTEL、「今、富士山の頂上!」と言ったら皆ビックリしていました。そして、家にもTEL、報告したらカミさんが「あっそう・・。」とつれない返事。懲りずにお鉢めぐりをしようとしましたが、あまりの強風でジャンプしたらそのまま飛ばされそうで・・・。あと、火口から雲がモクモク、全く視界が利かないので止めました。(意外と頂上に着いてしまうと、元気になるもんですね〜)

さて、下山しようとしたら、見事な影富士が〜!しばし見とれてしまいました。(途中でご来光も見れましたが、影富士も良かったですよ〜)こんな夕方は、山頂にも人が少なく(泊まる人はもっと時間がたってから、日帰り組はこんな時間には居ないでしょう・・・。)膝は相変わらず痛く、下山はキツクなりそうなので、金剛杖を購入と、子供の杖に焼印(丁度良く完成)山頂で買う杖は、もちろん山頂の焼印は押してありますが、その下が空欄、一番下に何故か5合目の焼印が押してありました。(山口屋で購入)

下山開始、やっぱりキツイ。8合目の分岐も間違えずパス、(この案内看板は、もっと下山道よりのほうが良いのでは?)そのうち砂走りへ、難儀していると物凄い勢いで追い越す人多数。でも殆どの人は、「ズズ、ズズ」と言った感じでゆっくり歩いています。途中、喧嘩しているカップルや、子供のペースに合わせている親子連れを追い越し7合目の大陽館へ。そこで、もう辺りは暗くなり始め休んでいると、今日泊まって、明日登るOLさん達からお菓子をもらい小屋の奥さんとしばし歓談。皆さん気さくで、つい話し込んでしまいました。(これがマズカッタ・・・。)

下山を開始するも周りは真っ暗!おまけに砂は黒いので足元が見えずヘッドランプを点けましたが、まさに泣きっ面にハチ、暫くして電池切れ、フル充電しましたので「おかしいな〜」と思っていて思い出したら、うちの子供が面白がって遊んでいたことを思いだし、「シマッタ、やられた!」トホホ・・・。そのうち、砂走りの中間地点にある大きな岩が、左手に見えて来ました。「まだ半分か〜」と思い下山していると、少し先を私と同じ位のペースで降りている若者発見!丁度、砂払い5合の手前で合流、話しを聞けば彼らは、「河口湖口から登り、下山途中で間違って須走り口に降りてしまい、この先が分からない」との事。(やっぱり間違える方が居るのですね〜。)私は分かりますので、(と言っても、ここまで来れば外れることもないですが)「電池が切れてしまったので、懐中電灯を貸してください、案内しますので一緒に降りましょう。」と、1+2=3人で下山開始!樹林帯へ入ると、さっきまでの月明かりも届かず、本当に真っ暗!とぼとぼ歩いているといきなり、「すみませ〜ん」と声が!てっきりお化けと思いビックリすると、(なにせ小心者なので)20歳の女性と、そのご両親。聞けば、やはり下山に思った以上に時間が掛かり、暗闇の中で懐中電灯もなく、困り果てていたそうです。3+3=6人で下山開始!暫く歩いていると・・。何とも富士登山に似つかない格好の親子が!聞けばカナダ人親子で、日本に観光で来ており、彼らも「やっぱり富士登山!」と思ったのでしょう。Tシャツ、短パンでしかも手ぶら、(すごい!)途中から一緒になった親子のお父さんが、英語ペラペラで、通訳してくれました。(やっぱり、彼らも準備不足・・・。)6+2=8人で下山開始!なんせ懐中電灯が1つなので、先頭が20メートル位先行して、それから来る人達の足元を照らし、また声を掛け合って降りましたので、道中が長い長い。

疲労と、足元が見えないとで道中何度も転びかけ、歩き続けました。(一人が、携帯電話のキーライトを下に向けていましたが、これが意外と明るく、取り敢えず足元を確認するくらいなら可能でした。)そして、ようやく小御獄神社の左側に出て、軽い足取りの夜行登山の人達と合い、ほっとしました。それからは、広くなった登山道を降り、先に明るく見える5合目の山小屋を目指し頑張りました。

やっとの事で下山、時計は何と21時30分を指していました。ようやく今回一緒になった人達の顔が分かりました。皆、無事の下山を喜び合いました。(登頂したよりも、下山できた方が感動しました。)店を閉めようとしていた、お兄ちゃんを説得し、皆ビールで乾杯!一気に酔いが廻り、皆ヘベレケ。聞けば、先頭で引っ張ってくれた2人は、バイクで来ていて、明日河口湖口に戻るそうです。また、家族連れは、山中湖で1泊するそうです。残るはカナダ人、彼らは吉祥寺のホテルに泊まっており、帰らなければいけないとの事!電車、バスも無いので、私が送って行く事になりました。皆、握手をしてお別れ(T_T) 吉祥寺経由で帰ったのが23時30分!明日、カナダ人親子は海水浴に行くそうです!!(何ともタフな・・・。)

その日は大丈夫でしたが、次の日から体中が痛い!痛い!会社の人に笑われました。不思議にその時は、「2度と登るもんか!」と思いましたが、次の日から「また登るぞ!」一種の中毒ですね!(今度は、全登山道制覇!と息巻いております)

私なりの反省点です(お役に立つかどうか?)

1:糖分補給を!手っ取り早いエネルギー源です。スニッカーズを1本持っていきましたが、すぐにペロリ、8合目までにまた食べられたらな〜と思いました。(ちなみに私は、辛党です)それからの登りが辛くなったのも、チョコのせいと思っている・・・。

2:ケチらず電池の予備を!多少かさばっても持って行くべし、後で泣きを見る。

3:ゼリー飲料は今回?でした。登山3日前に発熱でダウン(38℃)病み上がりでのども痛く、飲むと「ウエ〜」となってしまいました。(これは個人の問題)

4:靴はケチらず。今回は古いトレッキングシューズを引っ張り出して使いましたが、登りはまずまず、でも下りが〜!ちなみに左足3本、右足2本血マメが出来、暫く痛く爪も切れなかった・・・。今は、軽くて(これが一番!重いと疲れる)グリップの良い靴が沢山出ています。

5:膝の弱い方は、登りでも杖を!(自分自身、体で痛感!)

6:シャツは乾きの良い、化繊の物を。山頂に着くと寒く、達成感から登山中よりも動かなくなります、そうすると一気に体が冷え、疲労も倍増です。(でも登山中は、Tシャツでも十分ですよね〜?)

観光地化されていても、やっぱり富士は日本一の山!皆さんも私の様に甘く見ず心してかかってください!(初めてですと、なかなか掴めないですよね〜)無責任な長文を、最後まで読んでくださってありがとう御座います。

TOPへ


■45 8/16.17 須走口より

8月16日・17日に須走口から登って来ました。

でも、残念ながら結果は八合目リタイヤ!
このサイトは帰ってから「高山病」についてsearchしている内に出会いました。
(もっと早く見つけていたらよかったですー!)

富士山に登ってみる?と話が出たのが一年前。
実際に資料をちょこちょこと集め始めたのが1ヶ月位前。
道具を買い揃え始めたのが3日前。
はっきりと決心したのが行く直前。
同行者メンバーは、アウトドア派の男性3名&女性2名とワタシ。

1:30就寝−5:00起床−6:00出発

前日は、日頃の夜更かし生活がたたったのと興奮でなかなか寝付けない状態。
それに珍しく残業続きで、ちょっとお疲れ気味でした。(言い訳?)

11:30須走口着−13:00登山開始

着いた時点でかなりの雨。なんでも1ヶ月振りの恵の(!)大雨だったらしいです。お昼ごはんは親子丼。これからあんまり食べれなくなっちゃうかも!と気合を入れた結果。(事実、そうなってしまいました)準備開始。ここで金剛杖購入!

レインコートの代わりにと、警備員用の雨具を着(これが臭いが凄かった!)、リュックカバーの代わりにと、ゴミ袋をリュックに付け。でも、今思えば、生まれて初めての登山だったのだから、とりあえず家に有る物で応用を効かすよりも、必要最低限の品物は全て揃えておくべきデシタ。リュックと靴だけは購入したんですけどね。

準備に時間がかかった分、体も十分慣らす事が出来たみたい。でも、そう思っていたのも束の間、実は私はこの時、既に頭がぽわーんとしていて何だか調子が悪くなり始めていたのです。

本五合目着

6人でスタートしたものの、登り始めてすぐに、体調が悪くなった私。少し登っては息切れし、全然思う様に進めなくなってしまった。元気な4人を先に進ませ、一人が私に付き合ってくれる事となりました。実際、この人が居なかったら今回の登山は全く無理だったでしょう。

少し歩いてはポカリを飲み、チョコを食べ&飴を舐め。そして、雨が降って寒かった筈なのに、登り始めると暑い!もうとにかく暑い!雨具の石油系の臭いに負けちゃったのも手伝って、脱衣。酸素の薄くなる状態がこんなにキツいものだったなんて!こんなに暑くなって、それがこんなに苦しさを倍増させてしまうなんて。そして、雨対策もしなさすぎでした。やっとの思いで本五号目着。皆と再会。

この後、ペースの遅れた私はまた2−4に分かれて登山。六合目で皆と再会。が、あまりの苦しさにその時の記憶があまり無い。(苦笑)

17:30七合目着−18:00発

 ずっと呼吸困難な状態で、やっと七合目到着。雨がたくさん降ってきて、一気に冷えて来た為、汗で濡れた上着が寒くて寒くて仕方がなかったです。そして、着いた途端、一人雨に打たれながら曝睡してしまいました。時間にして10分位?やっと八合目へ向かう事を決意!
雨はどんどん強くなり、下の方(!)では雷も鳴り始めた中、登山再開。相変わらず呼吸は苦しく、大きく深呼吸をしながら無感情状態で登山。登り始めて2分としない内に、もう苦しくなって酸素吸入・水補給・飴&ビスケット補給。こんなに心臓がバクバクいった経験も初めてでした!
霧が濃くなって景色も全然見えなくなり、その内暗くなったのでヘッドライト灯火。それがまた結構重いので、余計に頭痛を悪化。

酸素吸入直後は物凄く楽になるのですが、それは本当にものの2,3分の間だけ。呼吸はゼエゼエ。(悪いと判っていながらも!)で、余計に体力消耗。

そのうち雲も晴れ、やっと星が見える様になり、下界の夜の明かりも見えてきました。これにはちょっぴり感動。でも、天気が良かったらもっと良く見えたんだろーなあ。

20:30八合目江戸屋着

気を緩めると、眠くなってしまい、もうどうでもよくなってしまっていた私。やっと着いた時には、喜びというよりも「終わった・・・」という感で一杯でした。拍手で迎えてくれた皆、ありがとう!(涙)この4人は19:00頃に到着していた模様。夕食はカレーライス。私は寒さと極度の疲労で、横になりたくて、やっとの思いで着替えを済ませ、夕飯も食べる事が出来ないまま就寝。今思えば、どんなに食欲がなくても、食べれば良かったな。そして、大疲労のお陰(?)で熟睡。

3:00登頂組山小屋出発

私はここでリタイヤ。他の5人は頂上へ。(今思うと頑張って私も行けばよかったー!)

4:50八合目でご来光

           
何とか必死の思いで起きだして。
雲海凄かったです。
ふいに我に返ってみると、その感動を一人でしか味わえない事に、とても寂しくなりました。隣のカップルに記念写真を撮ってもらいました。

(ありがとうございます)
来年は私もぜーったいに登頂に挑戦するぞ!
無理でも、今度は一人でお留守番はしたくないなあ。(笑)

10:00下山開始

朝食も食べる事出来ず。ようやく登頂メンバーが帰って来て合流。頂上は別世界だったとの事。景色も何もかも八合目とは比べ物にならなかったらしいです。ちぇーっ。

七合目着。(あっとゆう間!)

 前日、大雨で気を失いそうになった場所に、こんな晴れやかな気分で帰って来られるなんて!
そして、こんなに素晴らしい景色が見れるなんて!
雲の白さともこもこさがとても印象的で綺麗でした。
(余談ですが、後日、朝の番組でここで飼ってる犬が出演してたそうです)

須走口の砂走りは、やっても見てても楽しかったです。転がる様に走って行くメンバーの後から、ゆっくり降りていく私。でも登山時に比べて下山のこの楽さは一体なんなんだ?(笑)

砂払五合目着

ここで、軽く食事。うどんがとてもあったかくて、実はお腹が空いていた事を思い出しました。そういや、昨日のお昼からまともに食事をとっていなかった私。その饂飩は、珍しいきのこが入っていて、それは富士山産で、今朝採ってきたばかりの物だったらしいです。(名前を忘れちゃいました)昨日の1ヶ月振りの恵みの雨で(ここで行きと同じ台詞を聞く事になる)やっと採れたらしく、では、あの雨が無かったら、このおいしい饂飩は食べる事が出来なかったのかしらん?複雑・・・。

出発

それから、緑も道の岩木も豊かな山道を下る事に。植物の種類が、ある地点から突然変わって行く様は面白かったですね。岩がごつごつした道も、かなり楽しんで下山出来ました。行きも高山病なんかにならなければこんな風に余裕で登れたのにね。

14:30到着!!

下山時は普通のハイキングみたいな印象のまま終了。全然苦しくなかったし、降りてくる度に風景も高度感がどんどんなくなっていったのが嬉しくもあり、残念でもあり。でも、最後に着いた時には流石にばんざいしてしまいました。帰って来た時にお店の人から頂いた、きのこ茶がとても美味しかったです。

<今回の反省点>

準備不足。この一言につきました。体力面でも用具準備面でも何といっても心構えが足りなすぎちゃったです。用具としては、リュックカバー・雨具・防水軍手・スパッツ(これは本当に必須!)・それから着替えも簡単に出来る物・そしてメガネ(涙!)。持って行ったもので、メンバー全員が重宝したのが、花粉症対策用紙マスク。帰り粉塵対策に大活躍でした。もともと体力が全然無い私。高山病になっちゃったのは仕様がなかったのかもしれないけれど、次回はもう少し下調べをして、下準備をしていこうと思ってます。
皆と一緒に登り始めたのに、一人登頂の喜びを味わう事が出来なかった事!これが私の今回後悔しちゃった富士登山の最大の原因。来年はお鉢巡りも出来る様にがんばるぞー!そして、登頂成功談をここに書きたいです〜!

TOPへ


■46  懐かしい富士登山 Nさんより

後悔しない富士登山を拝見しました、私も数年前家族4人(妻、子、中学生)で登った時の事を思い出し 懐かしさで胸が一パイ成りました。
一番張り切って居た私が8合目位から高山病でふらふら、家族が心配して此処から下山しようと、進められましたが ”このぐらいの山が登れなくてどうする” 3歩歩いて2歩下がる。最後の階段は4っ這いで鳥居を潜りました。
でも頂上に着いた,気分は今思い出しても胸に熱い物が込上げて来ます。

 (編者より:いつまでも思い出しては懐かしい、生涯そうはない達成感、これこそ富士登山の醍醐味ですね。早く登ったとか楽に登ったとかを自慢する山とは違いますね。)

TOPへ


■47  静岡在住Tさん

4回登山→登頂を経験しましたが、今年の8月の登山の話しを。。

富士宮口からの登山開始でした。人数は父親と2人です。車で2合目→バスで5号目へ。父は過去に僕と河口湖から登山をしましたが、天候悪化のためでしょうか、高山病により8合目でリタイヤでした。。(僕は登頂)父にとってはリベンジですね。。笑

御来光を目指し12:00から5合目からのスタートで、装備は登山用のザック・シューズ・ステッキはあたりまえ。その他みなさんおわかりの物。

(ジャンバー・フリース・ビニール製のズボン・カッパ・帽子・ニット帽・ヘッドライト・ 16ナイフ・マスク・タオル3枚・スポーツ時計・トイレットペーパー(芯を抜いて)・カメラ・日焼け止め(女性は持って行って損はなし)その他・・・。)

最初はカーゴパンツに胸の所がボタンになっている長袖シャツでした。。カーゴパンツはちゃんとしたやつで、横にポケットもついているのでオススメですね。

僕の中で楽しく登頂するために、必要な3つのことは、、『水分・食料・睡眠』だと思っています。なので水(1・5リットル)、食料(甘栗2袋・みかん・りんご・バナナ2本・スニッカーズ2本・おにぎり6個・ゼリー飲料3個)、睡眠薬でした。。(父は僕より少なめ。。)

持っていきすぎでは?と思う声もあるかもしれませんが、(僕はデブではないです。笑) これだけ食べれちゃうんですよね。。また夕食を山小屋で取るつもりはなかったので、夕食も含まれています。また睡眠薬、ですが、僕が9合目山小屋についたのが5時30分、でした。そして即布団へ。他の登山者達はまだ寝ていません。。はっきり言って5時から寝れないっすよね(^^; それにいびきもうるさいし、狭いし。

なので睡眠薬。ものすごく寝れます。隣にいたカップルも、「寝れない」と困っていたので睡眠薬をわけてあげると、「ものすごく眠れた」言っていました。。実は父が9合目で軽く高山病の症状がでていましたが、ぐっすり寝たせいか、起きたらものすごく元気になっていました。。

登山中の話しをすると、、かなり軽装な人が目立ちますよね。。特に外国人。。山小屋は高いのでどうかなーと思いますが・・。それとハイペースな人達、僕は歩幅は約30センチでしょうか?ほんとにゆっくり登ってました、、他の登山者達は「ゆっくり登ってるなぁ」なんて思った人もいたかも、ですがこれが高山病にならないには一番ですよね。。あと常に深呼吸を心がけていました。あと、アメ、活性酸素をずっとなめながら登っていました。。これはあるとかなりいいですね。

体力有無よりも、いかに上手に登るか、ですよね。。途中でリタイアする若者がいれば、頂上にいる小学生やご年配の方もいますから。。富士宮のいい所は、ツアー客がゼロな所ですよね。そのため子供が少なく、、落石などの危険が少ないと、僕は勝手に思っています。。

本来は8合目で仮眠の予定でしたが、、できるだけ登っておこう、と9合目で仮眠、スタートです。。夜間登山は、かなり危険ですよね。。とにかく人が多く、ずーっと長い列ができています。。しかし、夜景や星空・流れ星が最高に綺麗です。。また靴、ですがスニーカー等を履いている人がいましたが、滑ります。。特に雨の時は。。岩場を登りますからねー。昼間の登山はキャップ・軍手ですが夜間はニット帽・スキーグローブにします。これは寒さはもちろんですし、夜間は日差しがないので。それに軍手は風を通すし、雨に濡れると冷たいですね。。しかし逆に風通しがいいし、扱いやすい。なので僕は2つ持っていきます。

夜間登山は周りに人が多いため、ペースが流されがちですが、決っして焦らず、後ろの人達に道をゆずりながら登るのが良いと思います。9合目からのスタートも、決して焦らず、マイペースで行き、見事登頂。。登頂時には既に食料の2/3がなくなり、水も9合目でなくなっていたので、1リットル買っていました。。作戦?笑 の成果もあって、頂上でも父も余裕な感じでした。。

剣が峰へ行き、記念撮影をして、お守りを買って下山しました。。

下山は御殿場口から。下山時は砂場で砂がひどかったので、、やはりしっかりとした靴が欲しいですね。。5合目へ無事下山し、、帰宅しました。。今回の登山で感じたのは、やはり初の登山の人は装備が薄いですよね。。

他人の話しをしっかり聞いたり、2回目・3回目の人は富士山で何が困るのか、がよくわかっていますね。。あと家に帰ってから顔。腕の皮がものすごいむけました。やはり日焼け止めが欲しいです。

あとツアーはあまりオススメしません。。自分のペースでいけないのは相当つらいです。

TOPへ


■48 健脚者の登山 (T酒造店さん)

足に自信のある方向けの投稿です。8月26日、夏山最後の日に初めて富士山に登ってきました。『後悔しない富士山』を参考に、前日は、富士吉田市で1泊し、朝起きてから、登山ルートを決めました。天候が曇りだったので、河口湖口を選び、6:05 スバルライン駐車場発10:04 山頂10:45 お鉢めぐり発11:15 剣が峰11:28 剣が峰発12:05 山頂(一周完了)12:20 下山開始15:07 駐車場総時間 9時間の楽しい時間でした。初めて登ってわかったのですが、非常に整備されていて、山小屋が多く、財布さえ持っていれば、ザックもいらないということです。食料、水、雨具(防寒具)、その他たくさん持って行った私は、大変後悔してしまいました。健脚者は汗をかくので、気温5度でも、寒くないのです。

おそるべきは、保育園児下りはゆっくり降りる私なのですが、『さ、出発しますよー』の保母さんの声。50人ぐらいの団体(園児約20人)さんなので、追い抜くのが大変そうだと思い、急いでザックを担ぐ私。200Mぐらい先行した私なのですが、後ろから、ざくざくとしのびよる足音。振り返ると20Mぐらい後ろに、ものすごい速度で可愛い子達がせまってくるではありませんか。50人追い抜き、100人追い抜きなんと、7合目のトイレ付近まで、その足音に悩まされながら、下山するはめになりました。トイレの15分分ぐらい上で、園児達は、休憩をとってくれたと思うのですが、その間、約1時間半も、ろくな休憩もとらずに歩いてきました。8月26日。園児に抜かれた数多くの若者たちよ。恥ずかしがることはありません。あの子達が異常なのです。

TOPへ


■49 もう一度みたいオレンジ色に染まった東京の夜景

私は富士山のふもとに育ち今も毎日富士山を見ています。富士山には2回登りました。

地元ですから、いつでも上れると思い26歳の時初登山をしました。夜、窓から夜の富士山の登山者の明かりを眺めていた時、友達と約束をして7月25日の夜登りました。地元ですから、当然天気のいい日狙って登りました。夜11時に5合目を出発し、午前3時に8合目5尺のご来光広場でご来光を拝みました。丁度、水平上に太陽が出てきました。(午前4時45分ごろ)

さて、私が感動したのは、午前3時半ごろ東京方面が一面にオレンジ色になりました。素晴らしかった!!皆さん、このことは地元で富士山に登る人は知っていました。これは偶然では有りません。

一晩中、天気が良い時は見れるそうです。又、登山の時も湘南海岸の平塚の灯台も見えとても素晴らしかったです。

初登山は河口湖から登り、2回目は新富士(富士宮口)から朝8時45分に登り始め、午後0時丁度に頂上に着き、お鉢めぐりをして午後1時に下山して午後4時半に新富士登山口に着きました。

このときは太平洋を見ながら、太陽の日差しを背にして登りました。暑くて大変でした。9月2日頃です。

皆さん、富士登山の日は7月最後の週が天気が安定して一番いい頃ですよ。地元では昔から話されています。

私はちなみに河口湖畔に住んでいます。

TOPへ


■50 初めての登山 (8月末 須走口 MYさん)

昨年の8月の終わり頃初めての富士山登山に挑戦しました。須走口から登山しました。なぜ須走を選んだかと言いますと、富士山に登る前日のテレビで太陽館で飼われている富士太郎という犬のことが放送され、「富士太郎にも会いにいこう」ということになりました。(すごい選択のしかたですね。)

とくかくだらだら続く坂道がとても辛かったです。夫と二人で登りましたが、私のペースに合わせてくれ、休み休みのぼり、山小屋につくと必ず長い休憩をとるようにしました。朝の8時くらいから登り始め2時頃、8合5勺の山小屋に到着しました。そこで1時間くらい休憩し、荷物を山小屋に預かってもらい山頂をめざしました。岩場で霧につつまれ全然頂上がみえなくなり、一体あとどのくらい登れば頂上につくのかと不安になりましたが、鳥居が見えたときは大感激でした。幸い頂上についたら、霧も晴れ下界のすばらしい景色を堪能することも出来ました。携帯のメールから友人達に「今富士山頂にいる」とメールを送りました。あまりに消耗していて気の効いたメッセージを考えられなかったのが心残りです。山頂で食べたチョコレートのおいしかったこと。すでに体力、気力は残ってなく、とても寒かったので、お鉢めぐりはしないで、山小屋まで下りました。そこで1泊して翌朝、山小屋よりご来光を眺めました。とても感動的でした。

そしてまた一寝入りしてから下り始めましたが、もう足がヘロヘロ状態で、最後のほうでは泣きたくなりました。五合目のお土産物屋さんについたときは本当にホッとしました。ところがそこから駐車場に行くにはまた上り坂が待っていて「どんでん返しだわ〜」と悲鳴をあげました。

両日とも天気に恵まれラッキーだったと思います。他山の登山経験もなく、体力のない私のペースにあわせ、決して無理をしない登山だったのが、初登山ながら高山病にもならず、登頂できた秘訣ではないかと思います。(次の日、ひどい両足の筋肉痛に襲われましたが・・・。地下鉄の階段の昇降に苦しみました。あんなひどい筋肉痛は初めてです。)

友人達に富士登山の話をしたら「日本人なら一度は」という願望を持っている人が多いを知りました。大変だったけど登って良かったと思います。

今年もたくさんの方が富士山頂を目指されることと思います。事故無く、無事に皆さんが富士登山を楽しまれることを心より願っています。

TOPへ