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皆様より寄せらせた 栄光の体験記。役にたつお話。・・・
 
2002年版(2)

      


■11 頂上付近大渋滞(7/21・富士宮口より)

 最初に、このホームページに色んな体験記や情報をのせて頂いた方々に感謝いたします。富士登山の前にひと通り読み、かなり役に立ちました。
 7/20、21とめずらしく連休が取れ、彼女の休みとも一緒だったので、最初は北海道に行く予定だったのですが、登山の2週間くらい前に、「1泊2日ではえらい」との意見で一致して、色々考えた結果、富士山登山に決定しました。そこで、インターネットで色々検索してこのページを知り、ある程度、物の準備と、心の準備をして静岡に向かったつもりでした。(しかし、山頂付近でひとつ忘れ物に気づき痛い目にあいました。)
 私は、岐阜県を20日の朝6時半に出発し、9時半に名古屋で彼女を乗せて、静岡に向かいました。その日は土曜の丑の日ということで、浜名湖SAでうなぎを食べて体力をつけ富士山登山に備えました。富士サファリ―パークで遊んでから、途中、小さいスーパーとコンビニで食糧と飲み物を買って、富士宮口5合目を目指しました。かなりすごい霧で視界が悪く恐々運転でしたが、5合目付近になると一気に霧がなくなり、絶景が見えて、いきなり感動してテンションもあがってきました。5合目についたのが、夜7時ぐらいで、登山口に近い駐車場はほとんど一杯でしたがなんとか止めれました。車を降りるとちょうどいいくらいの気温だと思いましたが、彼女は寒そうでした。少し、雲海や夜空を眺めて、車の中で夕飯を食べ、0時に出発する予定で、21時頃に仮眠をとろうと横になりました。家を出発前も2時間しか寝れずに来たので、絶対寝ようと焦る気持ちと、初めての登山でワクワクドキドキする気持ちで寝れずに、寝るのをあきらめ外をぶらぶら歩いてました。彼女は寝れたようでした。そして、とうとうまちに待った出発のときがきました。

 0時05分に、登山口で明るい警備員さんに記念写真をとってもらったあとに、登り始めました。登り始めて、最初の方で「やばいかも」と心の中で思いました。まだ、少ししか進んでいないのに、息が荒くなり、予想以上にえらいと感じてきました。彼女もかなり息がきれていました。こんな状態でで、頂上にいけるかという不安が出てきましたが、登れば登るほど、慣れてきたのか少しずつ調子が戻ってきました。今、考えると、最初の方は、ペースが早く、他の登山者をどんどん抜いて登っていたのですが、途中から、先に行ってもらったり、ペースがゆっくりそうな登山者のあとをついてゆっくり登っていったので、何とか登れたと思います。あと、呼吸にも注意しながら、いっぱいはいて、いっぱい吸うを意識しながら登った事が良かったです。ゆっくりでしたが、順調に登っていき、頂上での御来光もできそうなペースだと思って登っていたら、頂上まであと少しというところで大渋滞です。急斜面で全く進めない状況になりました。多分、1時間以上、ほとんど進まなかったと思います。この渋滞がなければ御来光を拝めたのですが、そんなことより、寒さの方が深刻な問題になってきました。この日は、非常に風が強く、登っているときは寒さは感じなかったのですが、止まってから、寒くなってきました。まず、一番冷たさを感じたのが手です。軍手を忘れて持ってこなかったため、手がしびれるほど痛かったです。彼女もかなり寒そうでした。もう1枚くらい上着が必要でした。かなり後悔しました。私は、寒いのも辛かったですが、眠気が待っている間に襲ってきて、急斜面で立ちながら、ふらふらして寝てしまいそうになりました。多分、下のほうにいた登山者は高山病かなにかでやばくなった人に見えたと思いますが、立ったまま寝そうになったのは初めてでした。かなり時間を費やして、頂上に着いたときは、太陽はしっかり昇っていました。とにかく、暖かいもの物が食べたくて山小屋に入ったのですが、そこで、また問題が発生しました。彼女が震えだして、震えが止まらなくなりました。強い風の中で頂上寸前で長い間止まっていた為、身体の芯から冷え切ったと思いました。普通の震えと違ってかなり辛そうです。暖かいものを食べたり、ホカロンをしたり、さすったり、服を重ねてもあまり回復しません。1時間くらい山小屋にいたと思いますが、少しずつ回復したので外に出ました。外はだいぶ暖かくなっていたので、彼女も次第に元気になってきました。元気になったところで、剣ヶ峯まで行ってから、下山しました。8時半に下山し始め11時半ぐらいに5合目について、コーラを飲んだのですが、最高においしく、達成感もありました。

 教訓として、夜間の登山は軍手は必ずいると思いました。(頂上付近で見回したとき、していない人は私たちぐらいでした) 頂上はかなり寒いので防寒対策は絶対必要だと思いました。あと高山病対策はよくわかりませんが、5合目である程度、標高になれてから、呼吸に気をつけて、ゆっくり登ったので高山病にならなかったのかなぁと思いました。(いちおう高山病対策でホームページにのっていた風船を持っていったのですが、使う機会がなくてよかったです。)

 とにかく、さすが日本一の山だけあって あなどるべからず でした。
 

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■12 富士登山レポート(富士宮口 リセットさん)

 7/28,29と富士山登山に行ってきました。そのときのレポートです。

朝8:13発の新幹線こだまで三島駅に向かう。

9:08着 、南口に向かい9:30発富士宮口行きのバスに乗る(ここで、バス乗車券売り場で、降り口はどちらですか?と尋ねられ御殿場口で降りますと伝えたら、それでも往復バス券がありますとのこと。3000円。復路は須走、吉田、富士宮、御殿場すべてに降りられるバス券なんですね。)バスはほぼ満席。登山の人も多かったけど、ハイキングの方らしき人も多かったです。

バスは座席型のバスかな?と思ったら普通の路線型バスでした(笑)富士サファリパークを通過して、日本ランドHOWゆうえんちで時間調整の為10分休憩。トイレ休憩もあります。

富士スカイラインに差し掛かると車の量も増えていきます。バスなのでゆっくり上って行き、あと5合目まで2.4km付近でいきなり渋滞。(前日が土曜だったので、下り車線に路上駐車の列が...)30分くらい止まってました。通過してみると、交通整理をしていて、とりあえず下山車を優先に降ろしてました。予定よりちょっと遅れて、12時ごろ到着。

富士宮口は下山されてきた人たちで混雑してます。これから登ろうとする人たちはまだ少なめ?売店や食堂もありましたが、一応私は用意してる物で準備OKでした。杖を買おうか迷いましたが、やめました(これがあとで後悔...)

12時30分登山開始。いきなり坂が急なのでちょっとびっくり。それでも下山者が多く、交互に登っていきます。(下山者を観察すると、ヒールやサンダルを履いてる人がいました。流石に頂上までは行ってないと思いますが、かなり無謀に見えました.....)20分くらい登っていくと六合目?に到着。山室でちょっと休憩。もう1時間くらい登った感じを受けましたが、やっぱり20分程度しかたってなかったです(笑)ここで、持参した水と飴を補給。再び登って行きます。30分程度上ると開けた場所があって、皆さん休憩さられてました。私も休憩。ゼリー飲料水を持ってきたので補給。なんか多国籍の人たちが団体でこられてて大騒ぎしてたので直に登山開始(^^;)20分くらい登ったところでもその方たちのおおはしゃぎしてる声が聞こえてた(笑)

40分近く登っていくと新七合目到着。このあたりまでは順調に登って行きましたが、ここから先がかなりしんどくなりました。一応10分程度休憩してから登山開始。もともと岩場のような感じがする登山道ですが、さらに急になって行きます。10分歩くと2〜3分休憩。そんな感じで登っていくと、七合目に到着です。頭が痛いのも徐々に表れてきました。学生時代、陸上部に所属していてなおかつ中距離選手だった自分は高山病にならないかな?と思ってましたが、そんなことはなかった(笑)気休め程度しかならないかもしれないが、ちょっと携帯用酸素が欲しかったですね。

再び登山開始。8合目も上のほうに見えましたが、一気にマイペースになって行き、どんどん周りの人に抜かれていきます。家族で来られてた方で、中学生位の女の子はかなりぐずってました。上からもまだ幼稚園児位のお子さんも下山されて来ます。ちょっとビックリ。

登山開始から約3時間30分後の16:00前にようやく八合目に到着〜。身も心もぼろぼろでした(笑)頭が痛いのも相変わらずでしたが、やっとここまで来たという感じです。ここから御殿場口に変更。赤岩8号館に泊まるためです。

御殿場口に至る道までは余裕に歩いて行けたのですが、いざ上りにかかると、もうへろへろ。30メートルくらい歩いて2、3分休憩。山室は見えてるのに遠い感じがしました。それでも16:40分にやっと本日宿泊の赤岩8号館に到着。煎れていただいたお茶が美味しかったです。朝ご来光は頂上を告げると一番端の寝床を案内していただき、夕食込の6000円を支払い、外に出てみると、結構寒いなぁ〜。と思いました。宿のおばちゃんに言わせると、今年は気持ちが悪いくらい暖かいとのこと。(そう言えばここまで、シャツに長袖を通しただけで登って来ました)
夕食はカレー。食べ放題です。しかし一度しかおかわりできなかった。やっぱり頭が痛いので、外で呼吸を整えてると気分的に楽になった?18時には疲れてたのとやることがないので寝床で横になってました。21時に消灯。頭が痛いのは変わらずで、それでも明日のことを考えると無理やり寝ました。

途中何度も目が覚めましたが、2時になると回りの人たちも起きはじめます。私も準備を整えると(シャツに長袖、ネルシャツに上下ウインドブレイカーを着込み、頭にバンダナとヘッドライト)呼吸を整えると時間も2:30分になりました。早速出発です。

先に一人で富士登山に来られてた女の子のライトがかなり上のほうに見えます。私も頭が痛いものの、なんとか8合目に30分程度で到着。ここの山室は休業中なのか、閉まってました。ここから先がかなりしんどくなった。10〜20m程度歩いては5分休憩。息もすぐ上がってしまい、富士登山で1番8〜頂上がきつかったですね。回りも、靄で視界が悪く孤独といった感じでした。ただ、かなり荒い呼吸していてそれがよかったのか?頭痛はかなりよくなってました。しかしきつい。登るとすぐに息が上がってしまうのは変わらず。1時間くらい登ると自衛隊の人たちが大勢で下山していきます。声を掛けられてうれしかったです。しかししんどい。4時近くになると頂上でご来光はすっかりあきらめました(曇ってたから無理だというのもありますが)あいかわらずのペースで登って行くと、下山されていく人に、『あと少しですからがんばってください』と声を掛けられました。やった!ついにきたか?

赤岩七号館から約2時間30分でついに鳥居が目の前に!やっと征服です!しかし、疲労がピークに...この時点でお鉢巡りは断念しました。とりあえず郵便局で証明書を購入して、休憩しようにも結構混んでいたので30分程度しかいなくて下山開始しました。(ちょっと剣が峰行きたかったなぁ。しかしまた山に登るのが苦痛すぎて行く気になりませんでした)

帰りも御殿場口から開始。上りとは対象にグングン降りていきます。(杖がなかったのでバランスを崩して、なんども尻餅をついてしまった。あれば便利そうですね)あんだけ苦労した赤岩8合目まで頂上から30分で着いてしまった。しかし休憩することなくグングン降りていきます。結構登っていく人もいるので、『おはようございます。がんばってください』と声を掛けながら下っていきます。再び7合目まで30分くらいで到着。まだ6時ちょい過ぎです。このあたりで声を掛けた登山者のカップルに頂上までどのくらいですか?と尋ねられあと3〜4時間かかるかもと答えたら、つらそうな表情を....。途中でグループで登ってきた女の子もへろへろになっていました。わたしもみんなと同じくへろへろだったんだなぁ....

スパッツを装着し、いよいよ大砂走りです。面白いように下っていきます(ここはスパッツ必須ですね。これがないとかなりきついと思う。あとのどがやたら渇くので水もですね。)スピードを出しすぎると頭が響き痛くなるのでスピード出せませんが、それでも早く下ってます。右には宝永山が見えてきました。振り返ってみると、昨日泊まった赤岩8号館と砂走館がかなり上に!ここまでよく上ったなぁ〜。と感心しつつ、下っていきます。新5合5勺まで下ると大砂走りも終わりです。しかし新5合まではかなりあるー。約30分程度歩いていくと大石茶屋に到着。7:40分に着いたので大体2時間で降りてきました。流石に一気に降りてきたので疲れましたがかなり楽しかったです。また機会があれば富士山に行って見たいです。

あれば絶対便利だと思うのは。
スパッツ、トレッキングシューズ(これのおかげで足を挫いても無事だった)杖(上るとき、降りるときのバランスが取れると思う)ゼリー状飲料水(結構喉の潤いが長持ち)毛糸の帽子(防寒に)

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■13 計画中です(Sさん)

 さあ、これから登るぞという時にとても役に立つホームページですね。ありがとうございます。

この夏富士登山を計画中です。20年前に一度登ったことがありますが、その時は年配の方も登る山だからと軽く考えていて失敗しました。前日仕事で2、3時間しか寝てない上装備も不十分で寒さと、のどの渇きにまいりました。しかし、夜空の流れ星の多さと、ご来光の美しさは、感動的でした。

 もうひとつ、山で出会った小学校の低学年くらいの男の子とその父親らしい方の会話が忘れられません。九合目あたりで、苦しそうにしている子供に「な、苦しいだろ。それがわかってよかったな。」「‥‥うん‥‥」

 なんてシンプルでわかりやすい教育でしょう。一緒にいた仲間たちといつか結婚して子供が生まれたら登ろうと話しました。ところが、気づいてみると子供は早中学校1年生と、小学4年生。体力的に親のほうが今年あたりが限界のように思われます。子供たちにあの苦しさと、感動を伝えたい。八月九日準備をしっかりして挑戦します。

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■14 山ん中ファミリー富士登山初チャレンジ記(富士宮口)

はじめまして。山ん中ファミリーの、通称おとうちゃんと、申します。( 以下、「わたし」 )   

7月20日、21日に富士宮口から登っていきました。( 妻が、少しでも登る距離が少ないほうがいいと、強固に主張したため )

わたしたち家族4人( わたし38歳 ・妻34歳 ・小3 ・ 小1 )はこの登山を成功させるために、まず子供たちの足、腰を鍛えることからはじめました。うさぎ跳びとスクワットを108本づつ 1年前からやってきました。( 妻は歌を歌って呼吸の特訓と言っていました。わたしは、何もせず )
とりあえず初心者ということで、富士宮口から登り、頂上に着いてから河口湖口頂上へ移動つまり、お鉢巡りをする計画でした。( ご来光を、見るため )


7月20日
AM6:00 起床   6:30  岐阜県多治見IC出発・・・・・・・・・・・・・東名自動車道経由
10:00  富士浅間神社本宮・湧玉池・・・・・・・・安全登山祈願( 湧玉池とってもきれい。ニジマスも、ニワトリも、アヒルも、カモも、ハトも、いっぱい )11:30 富士宮口五合目着 ( 駐車場確保のため早めにしました )
PM12:00 昼食 (やっぱり、まずい ! ) ・・・・・・・・・車の中で仮眠開始 ( けっこう暑いのと、五月蝿いのと、興奮で、あまりねむれず )
4:30 仮眠終了・登山準備

5:00 登山開始・・・・・・・・楽勝
5:30 六合目着・・・・・・・・エライ
7:00  新七合目・・・・・・・・メチャエライ。東南側の雲海に、見事な影富士が出る。鳥が鳴いていた。いるとは思わなかった。
8:30 元祖七合目・・・・・・・ メチャエライ。気分転換にアニメソングをカセットから流しBGMとする。子供たちも元気よく登ってくれる。
10:00 八合目・・・・・・・・楽勝 山小屋に宿泊しないで登っているせいか。この時間帯は、登山道ガラガラ状態。マイペース!!
11:00 九合目・・・・・・・・・エライ。月明かりで登山道が照らされ助かる。下の子, 睡眠時間になり、高山病ではなくただ眠くて大泣き!!

7月21日
AM12:00 九合五勺・・・・・・・メチャエライ。「標識あと30分」にはだまされないが、途中の鳥居には、騙されてしまった。やっぱりキツイ!!
1:00 山頂着・・・・・・・・・やったあ!!!!! 予定通りだが、人が2、3人しかいなかった。ちょっとさみしい感じ・・・・・。
1:30 お鉢巡り開始・・・・・・・くらい・人影なし・さみしい・おかしい・おそろしい・・・・・。星空や、夜景どころでない感じ・・・・。
2:00 成就岳・・・・・・・・・第1回強風恐怖体験 吹き飛ばされそうになり、戻ろうとする。
   伊豆岳・・・・・・・・・・
そーなんする。富士宮頂上もどるに戻れず。携帯電話圏外。子供たちパニックで泣き叫ぶ!!!!!! 妻にも怒られる。
   大日岳・・・・・・・・・・第2回強風恐怖体験  小石が飛ぶほどの凄い風。風速20メートルくらいか!!!生きている心地ない!!
 下のほうから河口湖登山道を登ってくるランプの光が見え始める。鈴の音や、話し声も聞こえる。
子供たち,「助けてください!!」と、明かりに向かって叫ぶ。その方角をたよりに山稜線を行くと山頂小屋の光が!!           
3:00  河口湖山頂着・・・・・・・全員やっとホッとする。助かったという感じ。子供たち寝てしまう。上の子、従業員用のトイレでおしっこ。きれいだった。
4:40 ご来光・・・・・・・・・・子供たちを起こす。
5:00 お鉢巡り再開・・・・・・・先ほどの風も弱くなり、あったかくなる。
6:00 剣ケ峰・・・・・・・・・・北西側の雲海に、これまた見事な影富士が出る。記念撮影。
6:20 郵便局並ぶ・・・・・・・・子供たちスープを飲んでご機嫌。
7:00 下山開始・・・・・・・・・しきりに子供たち誉められる。わたしだけ、遅れだす。
7:30 九合目着・・・・・・・・・下りの負担が、足指先にかかりやられる。踵から行くと衝撃が膝関節にくるようで腰まで痛くなりそう・・・。
PM1:30 五合目着・・・・・・・・妻と子供たちは、AM11:00に到着。下の子は、六合目で迷子になる。(どこへ行っても一回は迷子になっている)
遅れに遅れ、置いてかれていたわたしは、偶然、保護されている下の子を発見。( 山小屋の人は、子供に付けていた
名札を見て、妻に携帯で連絡をとってくれていたところでした ) お礼を言って、一緒に下山。

2:00 五合目発・・・・・・・・・・慎重にエンジンブレーキを効かせながら、運転。
3:00  紅富士の湯・・・・・・・・大混み! 暑い!! 洗い場で並ぶのは初めて!! 生命の洗濯といったかんじ。耳・鼻の中まで、真っ黒だった。
7:00 帰宅・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中央自動車道経由 多治見IC着

 とにかく、無事でよかった。( 全員の感想。「もう、死んでしまうかも」と皆、遭難時に思った )

富士スカイラインのジグザグ道で気分が悪くならないように、また高山病予防のために乗り物酔い止めをあらかじめ服用しました。
耳が冷たくなると頭痛を起こしやすくなるため、毛糸の帽子をかぶりました。五合目で4、5時間の仮眠(眠れなくても良い)が成功のカギだと思います。
渋滞ラッシュを避けるため、山小屋宿泊客の動き出すAM2:00までに山頂に到着する計画です。それからご来光まで、星空ウオッチングの予定でした。

 
夜間のお鉢巡りは、無謀でした。快晴でしたが、あんなに風が強いとは・・・・。子供たちには恐怖を与えてしまったことを、知らなかったこととは言え、反省しています。

もっと、人がたくさんいて、道もはっきりしていると思っていました。認識不足でした。「遭難」と言う言葉を、覚えてしまった子供たちは、登山よりも、お鉢巡りの恐怖が、

一番の記憶になって、「もう、富士山はこりごり」と、言っています。本当に、すまないっ!! 

妻、子供たちは本当に良くがんばりました。富士登山は、「人生、山あり谷あり。楽あれば苦あり。」を教えてくれる偉大な山です。(特訓の差が、でました。反省)

私は富士登山をするのは二度目ですが、どちらも排泄物(大,小とも)でなくなってしまうので、汚い臭いトイレは、いまだ未体験です。次回チャレンジのとき、もしももよおしたら
汚さないようにしようと、思っています。( 持っていったトイレットペーパーは、ほとんどそのままで、持ち帰って来ました。誰も大しなかったので・・・ラッキー)


<今回の持ち物 ベストリスト >
アニメソングのカセット ・ 毛糸の耳あて付き帽子・つば付き帽子 ・ 乗り物酔い止め ・ ステッキ ・ トレッキングシューズ ・ 日焼け止め ・ リップクリーム ・ジュース・お茶 ・ 記入済み葉書 ・ カレーパン ・ キャラメル・チョコ・ハイチュー ・ かっぱえびせん・プリッツ ・ フリース上下 ・ ヘッドランプ ・ 軍手・防寒手袋 ・ 

< 未使用 持ち物 >
カッパ ・ ガムテープ ・ 水 ・ 着替え ・ 双眼鏡 ・ 方位磁針 ・ウィダーインゼリー ・ 梅干 ・  マスク ・ サングラス ・ タオル ・

最後になりましたが、このホームページのおかげで、準備万端・不足なく、行って来ることができました。 しかも、子連れで成功できたので、とっても感謝しています。本当に、ありがとうございました。( やりたいこと、全て成し遂げました!! )来年も、行きたいです。( 妻子は、大反対 。自業自得ですね・・・)

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■15 富士登山リベンジ!(河口湖口)

私たち家族5人(夫39歳 私39歳 長女中2 次女小6 長男小4)は、24,25日で登ってきました。

私は独身の時に2度チャレンジしましたが、2度とも高山病の為8合〜8、5合目のあたりでリタイヤした経験があり、今回こそは頂上まで絶対に行くつもりでインターネットで予備知識を完璧?に勉強しました。このホームぺ―ジはとても役にたちました。ありがとうございました。みなさんの体験記を読んでいると、自分の過去の苦しい登山が思い出され、涙が溢れ出てきました。そして絶対に登頂してみせるぞ〜!と気持ちが高ぶりました。

今回は子供も一緒ということで、お勧めプランで余裕をもって そして何かあっても山小屋がたくさんあってすぐに対処出来る河口湖口からのルートにしました。何しろ高山病がとても怖かったので、5合目の駐車場で1、5時間あまり気圧に慣れるためゆっくりしていました。泊まる山小屋も高山病になりにくい高度の低い7合目にするか、翌日が楽になる8合目にするか悩みましたが、まずは体調を考えて予約せずに行ける所まで行く事にしました。
驚く事に夫はもちろん、心配していた3人の子供は全然平気でどんどん登っていきます!やはり心配は私自身でした(汗)私だけが息を切らして ものすごくスローペースでした。わたしは高山病になりやすい体質?とても不安でまた情けなくなりました。7合目の入り口から早くも酸素ボンベのお世話になりました。酸素ボンベは気休めだと判っていても やはり必要です。苦しくて動けなくなるとボンベを吸い「これで100歩頑張るぞ!」と気合を入れて進みます。呼吸法もホームページについていた通りに実践しました。途中で元祖室のお兄さんが呼び込みをしていました。荷物をもってあげるから泊まってくださいと・・・夫はその気になっていたのですが、とんでもなくまだ上の方にあると知り私のペースでは無理なので断念しました。
酸素ボンベ、マーブルチョコ、水分を交互に取り、騙し騙し登って行きました。次女がふくらはぎが痛くてもう動けないと言い出したので私自身も限界かな?と思い、東洋館で泊まる事にしました。次女にはエアーサロンパスを使い効き目がありました。ハンバーグ定食はとても美味しく感じました。天気があまり良くなく登山者が少なかったせいか、寝床はがらがらでした。さあ、明日に備えて寝るぞ!と横になった途端、激しい頭痛と吐き気が襲ってきました。それまでは何ともなかったのに・・・眠れません。また気休めに酸素と水分と頭痛薬を飲み、耳栓をしてどうにか寝る事が出来ました。

次の日、起きたら雨です。御来光は完全無理です。
諦めてゆっくり出発しました。6時に登山再開です。相変わらず私以外の4人はどんどん登って行き、取り残されてしまいます。私の荷物まで持ってくれた夫は昨日からずっとイライラし通しです。何度も「もう やめるか?」と言われました。頂上の鳥居が見えてきてからは気力だけで進みました。最後の道のりは 涙、涙で
す。泣きながら進んでいくと呼吸が速くなっていいのかな?なぜか楽になり、鳥居をくぐりぬける時の足取りはとても速かったです。
11時に登頂しました。登山時間は正味8、5時間かかりました。

3回目のチャレンジ成功!!天気が悪く、周りの景色は何も見えなかったけれど とても感動です!

私にとって下山は 登りより早いし まだましでした。ひたすら単調に下るだけです。でもステッキは必需品です。私たちはスキーのストックを持っていってので下山時は両手に杖で楽でした。
途中、吉田口と須走口の分岐が判らなくなり 近くの人に聞いたら、すでに須走口の方向へ約50メートル位降りていた所だったのでまた登らないといけないハプニングがありました。あと、子供には安物のビニールカッパを着せていましたが下山中に滑って転んでお尻の部分が派手に破れてしまいました。

歳だけあって筋肉痛は2日目にかなりきました。ふくらはぎがパンパンでした。何故か顔もむくみがでました。今回はあまり天気が良くないと、日焼け対策を怠っていたらそれでも翌日顔がひりひりでした。侮ってはいけません。

心残りは 満天の星が見れなかった、御来光も見れなかった。御鉢巡りは無理だとしても火口は見てみたかった。また行きたいとは思うのですが、夫はもう私とは行きたくないらしい(私が遅すぎるから)し、子供達は2度と登りたくないと言ってます。

私のような心肺機能が弱くて悔しい思いをしてきた人、頑張ってください!少しでも頭が痛くなってきたら呼吸法、酸素ボンベ、水分等で気分を和らげてください。気持ちの問題も大きいので周りの人たちと励ましあい、会話するのも有効かと思います。
私は懲りずに 来年もまた行きたいと思います。

 山頂までいけてよかったですね。次は御来光も見て、登山を楽しむ余裕もあるでしょう。富士登山は、楽に登ったらつまらないものですよ。楽に登った人同士が出会っても、何も会話は生まれないでしょうが、苦しい思いをした人同士は、昔からの親友のように話が盛り上がるでしょう。苦労したことは人に話したくないものですが、富士登山では、沢山苦労した人の方が自慢できるんです。その人の達成感の方が大きいから。

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■16 肥満中年の運動不足と登山初挑戦(河口湖口)

現在、私は年齢46歳身長170センチ体重77キロお腹が出て登山の経験まったく無し。普段から運動は勿論のこと、歩く事さえ100m以上は車に乗ってしまう現状です。そんな私の無謀とも言える登山初挑戦の記録です。

なぜ普段歩くことさえあまりしない私が、富士登山に挑戦する破目に成ったのか。夏休み前に中学生の息子に「夏休み何処かにいこか」と尋ねたところ「富士山に登ってみたい」と言う返事が帰ってきた。私は思わず「富士山・・・」と言って考え込んでしまいました。確かに中学生になる息子の体力なら登れるだろうが、持久力に自信が無い、登山したことも無い自分には絶対無理だと思った私は「海外旅行いけへん」と問い直しました。しかし、返事は「富士山に登ってみたい」でした。仕方なく、嫌々でしたが富士登山に決定となりました。

登山に対しての体力も知識も自信も何も無い私は、まず最初にHPで「富士山登山」について調べました。皆さんの体験記を読むうちに一日で登るのは到底無理と分かり、登山は二日を掛ける事にしました。

次に準備用品の調達ですが、登山経験が無いだけに殆んど新たに購入しました。ザック・トレッキングシューズ・ウエストポーチ・ウインドブレーカー・ジャージ・Tシャツ2枚・厚手の靴下2足・軍手・帽子・マスク・スパッツ・雨具・サングラス・水中メガネ・懐中電灯・写るんです・タオル2枚・ゴミ袋・トイレットペーパー・バンドエイド・ウエットティシュ・キシリトールガム・コールドスプレー・ジェル状冷却シート・プリーズライト・携帯酸素

つづいて、登山予定計画を立てました。7月28日自宅を6時30分出発→13時55分河口湖五合目到着→14時40分登山開始→19時八合目白雲荘到着→5時30分白雲荘出発→8時25分富士山頂→10時30分富士宮口に下山開始→14時30分富士宮口五合目到着→21時40分自宅到着登山時間は、HPの中のタイムテーブルを参考にしました。

いよいよ当日7月28日6時20分自宅出発14時10分河口湖五合目到着、あいにく曇りで山頂が見えません。食事をした後、金剛杖とペットボトルのお茶を購入、着替えていざ゛出発15時10分登山開始回りを見渡しても下山してくる人はいるが登る人がいない。超不安。途中で前を行く登山者発見、その後息子のペースが速くなり追い越してゆく。あまりの速さに高山病とスタミナの不安が増す。息子に対して「もっとゆっくり歩こう」と声を掛けたり、八の字歩きで足の負担を抑えたり呼吸に注意しながら登る。しかし、その後も予想に反して先を登る登山者を次々と追い越していく。16時30分七合目花小屋到着、初めての休憩を立ったまま取る。金剛杖に焼印を押してもらったり写真を撮る。その後も順調に16時43分トモエ館到着17時10分鳥居荘到着17時18分東洋館到着17時45分太子館到着17時53分蓬菜館到着登山開始から2時間43分白雲荘まで後少し、これまで私達2人を追い越して行ったのは、ただ1人だけ反対に追い越したのは150人程度と予定より快調に登ることが出来た。しかし、富士山は甘くは無かった。白雲荘まで後300Mを切った所で右足に激痛、今までのハイペースと疲労が右足の肉離れを起こしてしまった。急いで右足の肉離れを起こした部分を手で押さえてマッサージをした。その後は、右足に負担の掛からないように金剛杖を利用してゆっくりと登った。18時45分やっとの思いで白雲荘に到着初日の登山4時間20分の予定がトラブルはあったものの前半の貯金が効いて3時間35分早速受け付けを済ませました。そのとき「インターネット見ました」と言った所、Tシャツを頂きました。ラッキー。夕食のカレーライスを食べた後、何もすることが無いので眠ることにしました。23時頃頭痛で目が覚めました。「ひょっとして高山病」そこで持ってきた携帯酸素を吸って鼻にプリーズライトを付けました。ウトウトしているうちに頭痛も消え寝ていました。7月29日4時に目が覚めました。山小屋の人にご来光が見えるか聞いたところ「曇っているので見れない」との事。あきらめてもう1時間寝ることにした。5時に起きて朝食と出発準備5時40分頂上目指して白雲荘を出発右足が気になるのでゆっくりと登り始めた。5時45分八合目元祖室到着6時10分富士山ホテル到着息子も鼻にブリーズライトを付ける。「息がしやすい」「こんな事なら最初から付けていれば良かった」の事。6時35分御来光館到着7時50分富士山頂に到着予定2時間55分を2時間10分で登りきりました。頂上は、あいにくの曇りで視界も悪く下山予定の富士宮口側に行くことが出来ず、下山も河口湖側にした。雨が降るかもしれないので早速下山することとした。8時25分下山開始9時10分八合目江戸屋到着9時55分緊急避難所到着10時20分七合目トイレ到着11時07分河口湖五合目に到着今回、初めての登山でしたが上りに5時間45分、下りに2時間42分掛かりましたが皆さんのアドバイスと自分の予想外の頑張りとで成功する事が出来ました。

最後に感想下山して汗びっしょり。Tシャツも濡れてしまい貰ったTシャツに着替えた。Tシャツは3枚必要ですね。助かりました。
ブリーズライトは非常に効果がありました。息が楽になります。最初からすることをお勧めします。2日掛けて登り、休憩は5分水分補給程度、立って休む方が後々楽でした。今回は、息子のペースに引っ張られましたが、皆さんは自分のペースさえ守れれば大丈夫だと思います。運動不足の肥満中年でも登れたのですから。

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■17 富士登山体験(富士宮口 8合目赤岩館泊)

会社の休みを利用し、また会社の大先輩方の富士登山に便乗し7月29-30日で登ってきました。家が兵庫県なので、前日の28日に箱根まで自家用車で移動。箱根の宿で1泊し、お昼前に富士宮口へ。昼食、ストレッチと1時間ほど新5合目で過ごし、いざ出発。登山メンハ゛ーが8名、下は32歳(私ですが(^^;)から上は62?歳と年齢差があったので、10〜15分登っては5分休憩というリス゛ムで登りました。富士宮口8合目から宿泊先の御殿場口8合目の赤岩8合館へ。ここまでの時間は4時間30分。思っていた以上に早く到着し、一同驚きです。午後8時半に就寝、私自身全く眠れないまま午前2時前に出発。ここからは酸素が薄く、約10分登っては5分休憩のヘ゜ースで登り午前4時にはメンハ゛ー全員頂上に到着しました。前日は見れなかったというご来光も子の日は見ることができて良かったです。下山は御殿場口→宝永山火口→富士宮6合目→富士宮新5合目のルートで降りてきました。

また私自身頂上まで高山病にならず、良かったです。出発前に見たHPや以前富士登山した友達に聞いて、実際自分の登山で役に立ったこと・・・。

1.高山病防止の為にこまめに水分補給を!その際カ゛フ゛飲みするのではなく、口の中を湿らす程度にゆっくりと飲み込む(カ゛フ゛飲みすると心臓がハ゛クハ゛クし、とてもしんどい)。実際この飲み方で私は登り始めから下山まで500mlのスホ゜ーツト゛リンク1本で大丈夫でした。あとはセ゛リー状栄養ト゛リンクを水分補給と同じように少しずつ補給。友達いわく「高山病は二日酔いと同じ、なのでこまめに水分補給」とか・・・。でもその助言で私は助かりました(^^)v

2.山小屋で1泊する時、休む前に風邪薬を1錠服用!HPで初期高山病は風邪薬で改善傾向ありとの記載を見つけ実行。お陰で全く高山病にならず、頭痛もなく頂上まで行けました。

3.歩く歩幅は短めに!片足のつま先にもう片方の足のかかとが当たるくらいの短い歩幅で「いーちぃ、にーい」というゆっくりのヘ゜ースで登り、下山後の筋肉痛も思っていた以上に楽でした。足が疲れたなっと思ったら、こまめにエアーサロンハ゜スで筋肉痛を拡散しつつ、降りるのもオススメです。

このHPのお陰で初めての富士登山の準備など大変助かり、無事頂上に到達できました。ありがとうございましたm(_ _)m今度は私の登山体験がこれから登る方のお役に立てれば幸いです。

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■18 達成いたしました(須走口)

 助言の元、富士登頂を達成することができました。感謝いたしております。
結果報告ですが、メンバ−6名(1名67歳.私の叔父.アメリカ在住)富士須走口5合目午後1:00出発・ペ−ス配分がわからず他の団体ツア−の方たちと同行。若干の霧雨。16:006合目瀬戸館にて35歳(親戚)高山病ダウンで一人休養。我々5人での登山開始。18:00高山病に耐えつつ夜間になりましたが本7合目「見晴館」到着。(この時3名が苦しくも到達)睡眠を取り。翌30日すばらしいご来光に大感動。5:30瀬戸館で休んでいた毅君がなんと見晴館に合流。(皆驚きと安堵)見晴館の方々の心地よい対応を受け7:00本7合目を出発。天気はすばらしい晴れ。若干頭痛を持ちながらゆっくりゆっくり登山を開始いたしました。そしてついにスロ−ペ−スでしたが午前11時富士山頂に到達いたしました。この時叔父の夢と野望が達成された瞬間でした。(6名揃って大感動)苦しくも山頂でしか味わえない見ることの出来ない体験を得ました。
 下山は、13:00叔父の膝などの苦痛を補助しながら17:30下山完了。なんとも言えない心地よさを持ちつつ帰路につきました。実はメンバ−の中に私の従兄弟とその友人は、山頂を極めていまして心強い隊長でした。登山の厳しさ、人とのふれあいそして感動。私の子供にも伝えることの出来る経験でした。いろいろな助言アドバイス心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

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■19 家族で富士登山(須走口)

 7/18家族で一晩泊めて頂いた新潟のTです。お陰様で4人無事富士登山成功して帰宅しました。
 19日は素走りインターチェンジ付近でスコールのような雨になり登山断念かと思いながらも、アザミラインを上がっていくうちに少し雨足が弱くなりました。風雨の中を出かけてくるのは変人と見え、駐車場はがらがらでした。
 雨風で車のドアも開けておけない不自由さの中で装備をつけるとすでに正午近くのため、まずは登山口の茶屋で昼食をとり体調を整えて出発しました。
 樹林帯を歩く頃は雨模様でしたが、その後ティンバーラインを超える頃から風になりました。吹き飛ばされないように気遣いながら夕方6時頃にようやく見晴館に到着。ゆっくり登ったので高山病の症状は4人ともほとんどありません。夜景が綺麗でした。残念ながら星は全く見えませんでした。
 翌朝4時半に起きて(綺麗な山小屋でしたがよく眠れません)小屋の前で御来光を拝み、再び寝床で一休みした後、ゆっくり朝食をとっていよいよ山頂を目指しました。
 観光地のような大勢の人出で、しかもアジア系外人の多いのに驚きました。
 さすがに頂上では着いたことで気がゆるみ、疲れも出始めて子供達もお鉢巡りはイヤだというので昼食をとり記念品を求めて下山となりました。その頃から家内ばかりか私も少し頭痛がして、これが高山病かと思いつつ砂走りを降りました。砂走りは私にとっては小気味よい下山スタイルでしたが、子供達は思いのほか難渋し、予想外に時間がかかって吉野屋に着いたのは夕方5時半過ぎでした。そこに5合目まで2キロ20分の表示が見え、後少しだ、と子供達も疲れた足で懸命に歩くものの、なかなか登山口にたどり着けず(2キロ20分はひどいですね)薄暗くなってきた森の中をようやく駐車場に帰還したことです
 その晩、紹介された「旅籠屋」に1泊し、翌日山中湖湖上からあらためて雲の間からうっすらと頭を出した富士を眺め、松本経由でよる10時に新潟に帰宅できました。
 色々アドバイスをいただきタオル・敷物に至るまで配慮下さり感謝しております。家内、子供達にとっても素晴らしい思い出になりました。いつか再び富士の雄大な姿を目の当たりにしたいものだと思っています。

 雨模様なので心配していましたが、装備は万全でしたので、その甲斐あって無事に山頂まで行けたこと、万全の準備と計画を練った素晴らしいお父さんのリーダーシップだと思います。下山してきて砂走りが終わって樹林帯にはいるところに「後2キロ20分」と書いてあるのはホントに噴飯ものですね。こういう表示が多くて本当に初心者泣かせです。40分は最低でもみておいた方がよいですね。木の根っこが入り組み、えぐれ、頭は木にぶつけそうになるし、怪我しないように、特に夜は歩けないと思った方がよいです。もし、暗くなって下山する場合は、須走口の下山道は一番危険です。

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■20 須走口初登山!

8月1、2日、大陽館に一泊2食で、登ってきました。酸素の薄さ、体でかんじてきました。大陽館から見た、夜空の星、星、星。天の川。稲妻の美しい閃光。小さく見える、花火の色とりどりのかわいらしい円。夜から、朝へと変わってゆく、ゆったりとした山々の風貌。そして、ゆっくりと確実に圧倒的な存在感で、現れた太陽。とても、素敵な時間を過ごせました。

ノウハウをよく読んで、高山病にならないように気をつけたので、元気に過ごせました。とにかく、酸素なんだ!と思った登山でした。酸素をいつもいつも、体にいれること。これが、重要なんですね。ほんとに。

ひとつだけ、勧めたいことがあったので、書きます。酸素缶のかわりに、フリスクを持参して!!!!ガムやメントスなんかといつも一緒にうられている、フリスク!!!!!子供でも、大人でも、フリスクを口に入れれば、自然と酸素を鼻からすっちゃいます。ほんとに、すごいききめです。すーーーーっと、たくさん、酸素がとれます。小さいので、携帯にいいし。私は偶然持っていっていて、娘がつらくなりだした頃、ふと思い出して、食べさせました。そしたら、メキメキ元気になって・・・。試して損はないです。富士登山にフリスク!!(フリスクの回し者じゃないですよー。)

今年は大陽館までだったので、来年は頂上にチャレンジします。(子供の調子で、頂上に行けなかったので、私、不完全燃焼なんです。一人で、今日にでも、行きたい!と思うのですが、4人の子持ち主婦には、自由な時間はないのでした。あーーー、体力、気力、オッケーなのにな。。。)それでは、また!

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