富士山に登ることは単なるスポーツとして1つの山を征服したという以上の日本人ならではの感慨を与えるものです。これまで何百万人という人がこの山に登り、様々な思いを残しました。富士登山体験をより豊かなものにするために、このページを作ります。
新企画:写真で見る富士登山の今昔
■70年以上前の絵はがき
少しづつご紹介します。
昔々の富士登山は、富士講信者が心願成就のために行うものであった。文化・文政(1804〜1830)年間には、江戸庶民の間で富土塚を詣でる省略型のものも流行した。山頂をめざす場合、まず1週間かけて水を浴ぴ、身を清めねぱならない定めがあり、入山してからは長く辛い道程を踏破することになる。よほど強い心願をもたない限り、山中に踏み入ることがままならなかったのだ。